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2015年のテーマは“PLAYFUL”!
Loftwork Christmas Party 2015レポート

あっという間に、2015年ももう残り僅かですね。
2014年冬、「来年のパーティーのことはまだ考えられませんが、きっと1年後もこんな風にみなさまと楽しく過ごせたらと思います!」……なんてお伝えしたクリスマスから早1年。今年もロフトワークは一足早いクリスマスパーティを開催しました。

2015年のテーマは、「PLAYFUL(プレイフル)」!

プレイフルとは、

・真剣に向き合うこと
・柔軟であること
・協調のためのエンジン
・実現できそうな予感にワクワクすること
(『プレイフル・シンキング』著=同志社女子大学教授 上田信行より)

2014年は、テクノロジー×クリエイティブがもたらす新しい体験をしよう!という主旨のもと、「The Extensions of Man(身体の拡張)」をテーマに開催。たくさんのクリエイターやアーティストによるパフォーマンスが繰り広げられました。
今年は、観る側ではなくやる側、そう、もっと主体的に手を身体を頭を動かし取り組んで、思いっきり遊ぼう!という思いから「PLAYFUL」をテーマに企画しました。

会場は、2015年8月に拡大リニューアルしたFabCafe Tokyoと、パーティ当日初公開となったFabCafeの上の2Fにオープンしたコワーキングスペース 「FabCafe MTRL」
参加者もホストも皆で本気で楽しむアトラクションを用意し、一夜限りの<PLAYFUL PARK>を開園しました。

FabCafe MTRLの入り口。
現在プレオープン中、2016年1月には本格始動を予定している、素材(マテリアル)がテーマのコワーキングスペースです。FabCafeが大切にしている「オープンなものづくりコミュニティ」はそのままにより深く、本格的なものづくりを行うためのスペースとして、クリエイターから起業家、そして企業のプロジェクトまでお使いいただけます。

木材を切り、絵の具を塗って作成した積み木をモチーフにしたメインビジュアルや、積み木のオリジナルフォントのデザインなども手がけてくださったのは、株式会社ニードさん。
最近では、FabCafeのクリエイティブグローバルアワード「YouFab」のWebサイトや、Webタイポグラフィのトークイベントなどでロフトワークはお世話になっています!

積み木モチーフは窓ガラスにも!

パーティ準備の舞台裏

回路を組んで紙飛行機を折ったり、木材に色を塗ったり、ダンスの振りを練習したり……
ロフトワークの風物詩、(夜の)パーティ準備は今年も無事開催されたのでした。

パーティスタート!

受付では、プレイフルな色、形、スタイルのアクセサリーを先着200名の方にプレゼント!
みなさんどれにしようかと迷いながら、身につけてくださいました。

(引用元:Pepper公式Facebookページより
クリスマス仕様のPepperも歌とダンスでお出迎え!

毎年恒例のビジョントーク。今年は、ソニーCSL代表取締役社長・所長の北野宏明さんとロフトワーク代表取締役社長の諏訪、そしてMITメディアラボ所長の伊藤穰一(Joi)さんとロフトワーク 代表取締役の林による、2組のトークセッションでした。

北野さんからは、ヒューマノイドロボットやシステムバイオロジーなどの歴史や最近の動きなどを。そしてJoiさんからは、「いつもビジネストークが多いから、いつもと違う切り口で話をしてみたい」という林の希望で、「喜怒哀楽」についてというちょっと変わったトークを。ロフトワークを設立前から知るお二人と、過去15年(ロフトワークは15周年を迎えたのです!)と未来の話で盛り上がりました。

続いて、フードのご紹介です。テーマは、「Edible Fermentation Science 〜食べる発酵サイエンス〜」。
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんプロデュースのもと、Taihiban/タイヒバンの森本桃世さんがつくってくださいました。この華やかなフードたち、すべて発酵食品なんですよ!
パーティの乾杯は、「発酵シャンパン」、そしてラストには「〆の味噌汁」が振舞われました。

ここでなんと特別ゲストの登場。非楽音を録音して音をつくるサウンドクリエイターのYosi Horikawaさんによるライブパフォーマンスが、数日前に急遽開催が決定したのです!
そして彼自身がデザインした、飛騨の広葉樹を使い、飛騨の木工職人の手で球体に削られた一点もののスピーカーのお披露目も! スピーカーはケヤキとクルミ製があり、美しい木目と色味が印象的。
樹種の違いでどう音が異なるのかを聴き比べする実験的リスニングセッションと、Yosiさんが飛騨の森で採集した音からうまれた音楽を聴くライブパフォーマンスを体験できる、贅沢なひとときとなりました。

※ぜひイヤホン/ヘッドホンで、音量大きめで聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=c5_GL4TXMyY
https://soundcloud.com/yosi-horikawa/wandering

ここからは、2F「FabCafe MTRL」にオープンした、<PLAYFUL PARK>のご紹介。

「PAPER AIRPLANES XMAS TREE」(杉本雅明 from AgIC & 大野友資)

回路がデザインされた紙を折って作った紙飛行機のクリスマスツリー。LEDの光が灯りきらきらと輝く紙飛行機を飛ばし、的(まと)に入れるとプチギフトがもらえました。
(夜な夜なロフトワーカーが折ったその数117機!)

「3Kg Three Trees」(近森基 from PLAPLAX)

飛騨から届いたさまざまな形のカラフルな木材。3kg以内で高く積み上げ、シルエットの木を育てるゲーム。樹種が異なるので、香りや手触りの変化も楽しめます。

「Puff-puff Seesaw Balancing Game」(エンタメーカー(豊田淳、狩野真次、當間知明))

巨大なゲームのコントローラーは、なんと全身を使って操作するお手製シーソー! よそゆきの格好でもお構いなし、みんな楽しそうに声を掛け合いながら遊んでいます!

「GESTURE & HEART BEAT」(武井祐介 & 松山周平 from Tokyo Motion Control Network)

センサーをつけてジェスチャーゲームをして、お互いの心拍数をシンクロさせます(画面の赤と青のマルを同期させます)。遊ぶ当人が楽しむのはもちろん、周りで見ているだけでも相当楽しいです(笑)。

宴もたけなわ……というところで突如始まったのは、下司尚実さん率いる自由形ユニット「泥棒対策ライト」によるフラッシュモブ・ダンスパーティ!

写真で伝わるでしょうか、この会場のフィーバー感。異世界にいるような感覚と熱気に包まれたところで、クリスマスパーティは終宴。

本当に、ゲストもホストも全員本気で遊び、へとへとになりながらもどこか清々しさを感じる幕引きとなりました。

2013年「The Sound of Prototyping」、2014年「The Extensions of Man」、2015年「PLAYFUL」ときて、2016年のクリスパーティは一体どんなものになるのでしょうか?
来年も、みなさまと楽しい時間を過ごせますように!

原口 さとみ

Author原口 さとみ(パブリックリレーションズ)

慶應義塾大学SFC卒。学生時代にソーシャルビジネスや開発経済を学びながら、フォトジャーナリズムやチャリティプロジェクトの可能性を模索する。卒業後は英治出版株式会社に入社し、出版プロデューサーとして書籍企画、編集、DTPデザイン、プロモーション等を担当する。その後NPOにて新興国のスタートアップや社会起業家を支援するプログラムのPR等を経て、2015年ロフトワーク入社。

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