実践・デザイン経営
ビジネス変革を担うリーダーのための経営とデザイン
Finished イベント終了
- Date
- 2020-06-23 (Tue)
- Time
- 13:00
- Place
- オンライン
- Capacity
- 200
- fee
- 無料
Finished
About
従来の科学的なアプローチにデザインの視点を取り入れる経営を目指すには?
経営において、期待する結果を得るための生産性向上、すなわち資源配分や人材開発は重要かつ根本的な課題です。
デミングが統計学をベースに品質管理手法としてPDCAサイクルを考案したように、経営の世界では科学的なアプローチが主流です。そこでは、原因は数値による分析可能であり、結果はコントロールできるものとして扱われてきました。しかし「VUCA(Volatility-変動性、Uncertainty-不確実性、Complexity-複雑性、Ambiguity-曖昧性)」の時代、従来の科学的な経営手法だけでは、経営が望むように結果をコントロールできないのが現状です。
「デザイン経営」は、生活者のインサイトや行動を起点にアイデア発想しながら、企業がつくりたい未来=ビジョンをかけあわせ、価値創出をめざしている経営状態のこと。VUCAを前提に、これからの生活者と社会の変化を紐解きながら、科学的なアプローチに加え、デザインの視点を取り入れた経営こそこれからのリーダーには必要です。
ビジネス変革の実践を考える3回シリーズ テーマは「文化をつくる」「ユーザー価値を高める」「変革の道筋をデザインする」
では、デザインの視点を組織・事業のマネジメントに活かし、期待する成果を生み出せるような変革とは、具体的に何を行うことなのでしょうか。その問いに答えるため、今回ロフトワークは、ビジネス変革の実践アプローチを考えるイベントを企画しました。
「文化をつくる」「ユーザー価値を高める」「変革の道筋をデザインする」の3つをテーマに、先駆者をゲストの招きながら、新規事業の開発、組織の変革、業務の変革の進め方を参加者のみなさんとともに議論し、考えます。
Vol.1 ユーザー価値を高める - 楽天証券のあるべきUXと組織への浸透作戦
第1回のテーマは「ユーザー価値を高める」。ゲストスピーカーに楽天証券でユーザーエクスペリエンス向上の推進活動を率いる正田康暁さん(楽天証券株式会社 カスタマーエクスペリエンス部 部長)を迎えました。
楽天証券ではペルソナとカスタマージャーニーを整備していた一方、社内でそのエッセンスをが周知されておらず、サービスに活かしきれていないという課題がありました。
そこで、「楽天証券が」「誰に」「どんな体験を」もたらすべきなのかを、企業の共通理解とするために、部署横断チームを組成。デザインリサーチを行い、ユーザー体験のあるべき姿を明らかにした「UXガイドライン」を策定したのです。
正田さんには本プロジェクトのプロセスを紹介いただくとともに、制作したUXガイドラインをどう組織に浸透させていくのか?展望を共にディスカッションにも参加いただきます。参加者みなさんで、組織変革のヒントを探っていきましょう!
参加されるみなさんの「困りごと相談会」も開催します(事前お申し込み制)
変革に取り組まなくては!でも「何から始めれば?」「どうすれば良い?」
そんな皆さんにロフトワークのメンバーとの壁打ちディスカッションの場を設けます。
・ビジョンはあるんだけど、うまく製品やサービスに反映できない
・生活者のインサイトってどう見つければいいの?他の企業とみんな一緒にならない?
・アイデアを考え続けていますが、まだまだ漠然としていて相談するほどでは、、、
・こんな相談して、大丈夫かな?
そんな状況でも問題ありません。
セッション終了後、参加者の皆さまの状況をヒアリングした上でディスカッションする場を設けます。
ロフトワークメンバーがお伺いした内容に対して、考えられるプロジェクトの進め方を事例や具体的なフレームワークを踏まえてご提示することで、ぼやけた悩みの輪郭を整えることを目指します。
※ 参加メンバーに限りがあるため、当日ご希望の方は事前にお申し込みください。
※ 当日以外でご希望の方は、その旨、お申し込みフォームにご記入ください。
Program
- 13:00-13:10
- Introduction:デザイン経営を実行するための4象限
棚橋 弘季 株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー - 13:10-13:25
- Session:デザイン経営の実践 −楽天証券CXのビジネス変革への挑戦
正田 康暁 楽天証券株式会社 カスタマーエクスペリエンス部 部長 - 13:25-14:20
- Discussion:ビジネス変革の糸口とは?楽天証券の挑戦からヒントを探る
正田 康暁 楽天証券株式会社 カスタマーエクスペリエンス部 部長
棚橋 弘季 株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー
岩沢エリ 株式会社ロフトワーク マーケティング - 14:20-14:30
- Closing
棚橋 弘季 株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー
岩沢エリ 株式会社ロフトワーク マーケティング - 14:30-15:15
- Online Discussion
登壇者を中心に、ロフトワークのメンバーが参加者の皆さまの状況をヒアリング・ディスカッションする場を設けます。
※ 事前申込制。
Outline
- 開催日
- 2020年6月23日(火)13:00〜14:30
- 参加費
- 無料
- 配信方法
- Zoomを利用したオンライン配信を予定
- 定員
- 200名 ※ 円滑な運営のため、定員を設定しております。応募多数の場合、抽選を行います。
- 対象
- ・新規事業の開発、組織の変革、業務の変革に「デザイン」を取り入れたいと考えている大手企業の新規事業担当者
・中堅・中小企業の経営層および経営幹部の方 - 主催
- 株式会社ロフトワーク
ご注意
- 応募者多数の場合、抽選とさせていただきます。抽選の有無・結果については前日までにお送りいたします。
- ご参加いただける場合、参加URLは前日までにご登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comおよびその他媒体に掲載する場合があります
Speaker
楽天証券株式会社, カスタマーエクスペリエンス部 部長
正田 康暁
1977年東京生まれ。東京都立大学理学部数学科卒業後、Webの制作やマーケティングの仕事に従事。2009年楽天株式会社入社。UI/UX組織の金融担当マネージャーとして、金融事業の立ち上げや金融事業横断でのUI/UX改善業務に携わる。2016年から現職。
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1977年東京生まれ。東京都立大学理学部数学科卒業後、Webの制作やマーケティングの仕事に従事。2009年楽天株式会社入社。UI/UX組織の金融担当マネージャーとして、金融事業の立ち上げや金融事業横断でのUI/UX改善業務に携わる。2016年から現職。株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー
棚橋 弘季
芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。
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芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。株式会社ロフトワーク, Culture Executive/マーケティング リーダー
岩沢 エリ
東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。