EVENT トーク

地下都市大阪の歩き方:都市の奥行き、またはオルタナティブ

Finished イベント終了

Date
2023-08-06 (Sun)
13:00-15:00(開場 12:30)
Place
Osaka MAP
Capacity
50名
fee
無料

Finished

About

人はその街をラビリンスと呼ぶ

2025年の大阪・関西万博を前に、さらなる発展が進む大阪の都市。大阪最後の一等地とも言われる「うめきた2期」エリアの開発も進み、大阪の街は1日も止まることのない更新を続けています。

一方、その足元−地下に広がる空間に目をやると、そこにはどこか「在りし頃」を想起させるような気配がいまだにその体温を残しているように感じられます。
ときにラビリンス(迷宮)やダンジョンとも揶揄されるほどの広大な空間を形成している、大阪の地下都市。

今回のイベントでは「地下都市大阪の歩き方」をテーマに、地理的・空間的ななりたちを読み解くとともに、そこで醸成されている庶民文化の観察や商業的まちづくりの観点を通して、大阪地下街の鮮やかな描写を試みます。

都市のオルタナティブ−過去・現在・未来

登壇するのは、それぞれ全く異なるバックグラウンドを持ちながら大阪の街に関わりをもつ3人のゲスト。

一人目のゲストは、「フィールドウォーク(街歩き)」を通して都市のなりたちや文化といった「都市の物語」を文化・歴史地理学の観点から研究している、立命館大学文学部教員の加藤政洋さん。大阪地下のラビリンスのなりたちと背景についてお話しいただきます。

二人目のゲストは、ライターのスズキナオさん。コロナ禍においてそれまでと様相が一変した大阪の街で様々に生きる生活者と対話を重ね、その記録を綴ったエッセイ『「それから」の大阪』を出版するなど、現在の大阪の生活者視点に最も近い場所で活動をされています。

そして三人目に、阪急阪神不動産で大阪梅田のまちづくりに携わられている皆川ゆりさん。大阪梅田エリアのエリアマネジメントに関する取組や将来ビジョンの策定・推進を手掛けられている経験から、未来に向けた視点を提供していただきます。

それぞれの研究や活動についてのお話とクロストークを経て、都市のオルタナティブとして成立する大阪地下街の過去・現在・未来についてともに考えるイベントです。

こんな方にオススメ

  • 大阪の都市開発や商業空間に関連する企業の方
  • 大阪で事業を展開したいと考えている企業の方
  • 大阪の文化を研究している学生や研究者の方
  • 大阪の庶民文化や昔ながらの空間が好きな方

Program

12:30
開場
13:00-13:15

イントロダクション

  • 株式会社ロフトワーク プロデューサー 小島和人
  • 株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 太田佳孝
13:15-14:40

ゲストトーク

  • 立命館大学文学部 教員 加藤政洋
  • ライター スズキナオ
  • 阪急阪神不動産株式会社 都市マネジメント事業部 皆川ゆり
14:40-15:00
質疑応答

Speaker

加藤 政洋

立命館大学, 立命館大学文学部 教員

加藤 政洋

1972年信州生まれ。立命館大学文学部教員。専門は文化地理学、都市研究、沖縄研究。
おもな著書に『大阪―都市の記憶を掘り起こす』(ちくま新書)、『酒場の京都学』(ミネルヴァ書房)、『おいしい京都学―料理屋文化の歴史地理』(ミネルヴァ書房、河角直美氏と共著)など。

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おもな著書に『大阪―都市の記憶を掘り起こす』(ちくま新書)、『酒場の京都学』(ミネルヴァ書房)、『おいしい京都学―料理屋文化の歴史地理』(ミネルヴァ書房、河角直美氏と共著)など。
スズキナオ

ライター

スズキナオ

1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『OHTABOOKSTAND』などを中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンド・ブックス)、酒場ライター・パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』( スタンド・ブックス)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)などがある。

詳細を見る 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『OHTABOOKSTAND』などを中心に執筆中。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』『遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ』(スタンド・ブックス)、酒場ライター・パリッコとの共著に『酒の穴』(シカク出版)、『ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日』( スタンド・ブックス)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)などがある。
皆川 ゆり

阪急阪神不動産株式会社, 都市マネジメント事業部 梅田まちづくりグループ

皆川 ゆり

1993年大阪生まれ。学生時代は、大阪長屋の保全・活用について研究。古くから住んでいる方と若者が共存しながら豊かに暮らす姿に感銘を受け、長屋のオープンハウスイベント「オープンナガヤ大阪」の企画・運営に奮闘。
大学院卒業後は、阪急阪神ホールディングスに入社。入社後4年間は、阪急阪神不動産開発推進部にて、阪神沿線の商業開発・まちづくり業務を経験。昨年から現部署で、大阪梅田エリアのエリアマネジメントに関する取組や、将来ビジョンの策定・推進などを担当。
プライベートでは、良い建築を見に旅行に出掛けることが趣味。最近は、ビール好きが高じて、オリジナルのクラフトビール醸造に向けて自宅でホップ栽培中。

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大学院卒業後は、阪急阪神ホールディングスに入社。入社後4年間は、阪急阪神不動産開発推進部にて、阪神沿線の商業開発・まちづくり業務を経験。昨年から現部署で、大阪梅田エリアのエリアマネジメントに関する取組や、将来ビジョンの策定・推進などを担当。
プライベートでは、良い建築を見に旅行に出掛けることが趣味。最近は、ビール好きが高じて、オリジナルのクラフトビール醸造に向けて自宅でホップ栽培中。
太田 佳孝

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター / 大阪準備室

太田 佳孝

学生時代は認知言語学、メタファー表現について研究。卒業後はファッションカルチャーへの関心から百貨店に入社し、店舗運営と新規事業開発を経験。その後、クリエイティブ領域のスクールにディレクターとして従事。デザイン、写真・映像、ファッションなどの分野のスクールマネジメントに携わり、のべ100人以上のクリエイターと500人以上の学生に関わる。クリエイティブのフィールドで、教育というアプローチからさらに一歩踏み込んだインパクトと価値の創造を求め、2023年にロフトワークに入社。好きな美術館は植田正治写真美術館。

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小島 和人(ハモ)

株式会社ロフトワーク, プロデューサー / FabCafe Osaka(仮)準備室

小島 和人(ハモ)

アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。

詳細を見る アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。

Outline

開催日
2023年8月6日(日)13:00-15:00(開場 12:30)
定 員
50名
参加費
無料
共 催
株式会社ロフトワーク/関西大学
会 場
関西大学 梅田キャンパス: KANDAI Me RISE 4F
住 所
大阪府大阪市北区鶴野町1−5 4F
ご注意
  • 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
  • 参加された方の写真が後日loftwork.comに掲載する場合があります
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。

ACCESS

関西大学 梅田キャンパス: KANDAI Me RISE 4F
住所:大阪府大阪市北区鶴野町1−5

申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。

Finished

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