デザイン・アートがひらく、アウトリーチのかたち
「怪談と窒素」から考える、新たな研究価値の伝え方
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環境・社会課題に向き合う高度な研究や技術は、しばしばその専門性ゆえに、一般の人々に理解されにくいという課題があります。本来、研究や技術は、私たちの社会や環境の未来を築く上で欠かせないものです。では、その意義や価値を多くの人に伝えるには、どんな工夫が求められるのでしょうか?
本イベントでは、複雑な課題に向き合う専門研究にアート・デザインの視点をかけ合わせ、多くの人がわかりやすく、感じ取れる形で表現した取り組みをご紹介。ゲストとして、プロジェクトメンバーであり、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所教授の林健太郎さんを迎え、まだ広く知られていない「窒素問題」を「怪談」で紐解いたプロジェクトの意図を掘り下げます。
環境・社会課題に向き合う高度な研究や技術は、しばしばその専門性ゆえに、一般の人々に理解されにくいという課題があります。本来、研究や技術は、私たちの社会や環境の未来を築く上で欠かせないものです。では、その意義や価値を多くの人に伝えるには、どんな工夫が求められるのでしょうか?
本イベントでは、複雑な課題に向き合う専門研究にアート・デザインの視点をかけ合わせ、多くの人がわかりやすく、感じ取れる形で表現した取り組みをご紹介。ゲストとして、プロジェクトメンバーであり、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所教授の林健太郎さんを迎え、まだ広く知られていない「窒素問題」を「怪談」で紐解いたプロジェクトの意図を掘り下げます。
About
なぜ「窒素問題」を「怪談」からアプローチしたのか? 研究とクリエイティブの出会いから生まれる価値に迫る
2024年9月にFabCafe Kyotoで開催された、五感を頼りに窒素問題を体験する展示『怪談と窒素』。その好評を受け、FabCafe Tokyoでの巡回展示が決定しました。その関連イベントとして、展示に至るまでの裏側に迫るトークイベントを行います。
展示の詳細はこちら:
本展示では、目には見えないけれど、私たちの生活や環境に大きな影響を与えている「窒素」という存在を、同じく目に見えないけれど、確かにそこに「ある」と感じられる「怪談」のコンセプトに落とし込み、クリエイターと研究者が共創した作品を体験することができます。
怪談という感覚的なアプローチから、これまで見えていなかった私たちの暮らしと窒素の深い関係を体感するきっかけを作っています。
なぜ、一見遠い存在である「窒素」と「怪談」を掛け合わせたのか。アカデミックな分野と、アートやデザインが融合することで、どんな変化をもたらすのか。
本プロジェクトの背景やプロセスを紐解き、クリエイティブの力が技術・研究価値にもたらすインパクトに迫ります。
こんな方におすすめ
- 専門性の高い研究のアウトリーチや認知拡大に悩んでいる研究機関の方
- 自社技術や研究領域の価値浸透施策を試みる、企業の研究開発部門の方
- 社会課題を幅広いステークホルダーに伝える、コミュニケーション施策を検討する企業、行政、業界団体の担当者の方
Speaker
人間文化研究機構 総合地球環境学研究所, 教授
林 健太郎
1968年石川県生まれ。北海道大学で衛生工学を学び、東京にて建設コンサルタント業界に10年ほど従事しつつ東京農工大学で土壌学を学び博士(農学)を取得。産業技術総合研究所特別研究員を経て2003年に農業環境技術研究所(現・農研機構農業環境研究部門)主任研究員。農地を中心に窒素循環研究に着手し、草地、森林、極地へと広げる。2015年に有志ネットワーク「日本窒素専門家グループ」を設立。北極スバールバル諸島に研究展開し、第58次南極地域観測隊の夏隊隊員として南極に赴く。2022年4月より総合地球環境学研究所教授として「人・社会・自然をつないでめぐる窒素の持続可能な利用に向けて」(Sustai-N-able)プロジェクトを推進。2022年11月に国際窒素イニシアティブ東アジア地域センター代表に就任。2021年に第66回日本土壌肥料学会賞受賞。主な著書は「図説窒素と環境の科学」(朝倉書店)、「薫風のトゥーレ」(幻冬舎)。
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1968年石川県生まれ。北海道大学で衛生工学を学び、東京にて建設コンサルタント業界に10年ほど従事しつつ東京農工大学で土壌学を学び博士(農学)を取得。産業技術総合研究所特別研究員を経て2003年に農業環境技術研究所(現・農研機構農業環境研究部門)主任研究員。農地を中心に窒素循環研究に着手し、草地、森林、極地へと広げる。2015年に有志ネットワーク「日本窒素専門家グループ」を設立。北極スバールバル諸島に研究展開し、第58次南極地域観測隊の夏隊隊員として南極に赴く。2022年4月より総合地球環境学研究所教授として「人・社会・自然をつないでめぐる窒素の持続可能な利用に向けて」(Sustai-N-able)プロジェクトを推進。2022年11月に国際窒素イニシアティブ東アジア地域センター代表に就任。2021年に第66回日本土壌肥料学会賞受賞。主な著書は「図説窒素と環境の科学」(朝倉書店)、「薫風のトゥーレ」(幻冬舎)。株式会社ロフトワーク, プロデューサー
山田 富久美
京都生まれ京都育ち。大学時代に芽生えた「幸せな人生とは?」という疑問から、「幸福観」に興味をもち、大学卒業後はウェディングプランナーとして約300組の結婚式をプロデュース。豊岡市・丹波篠山市などローカルエリアの新事業立ち上げを担当した経験から、その土地独自のルーツや産業の営みを活かしたビジネスづくりに関心を持ち、デザイン会社へ転職。マーケティング企画〜実行・コミュニケーション設計・ブランディングの経験を積む。対話をベースにクライアントと深く関わりプロジェクト・チームをつくるスタンスに惹かれ、2022年6月にロフトワークに入社。これまで、人生の転機や組織の転換期に立ち会った経験から、トランジション(変化・変遷・挑戦)に向き合う人や組織を支援する新規事業・人材育成が関心領域。
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京都生まれ京都育ち。大学時代に芽生えた「幸せな人生とは?」という疑問から、「幸福観」に興味をもち、大学卒業後はウェディングプランナーとして約300組の結婚式をプロデュース。豊岡市・丹波篠山市などローカルエリアの新事業立ち上げを担当した経験から、その土地独自のルーツや産業の営みを活かしたビジネスづくりに関心を持ち、デザイン会社へ転職。マーケティング企画〜実行・コミュニケーション設計・ブランディングの経験を積む。対話をベースにクライアントと深く関わりプロジェクト・チームをつくるスタンスに惹かれ、2022年6月にロフトワークに入社。これまで、人生の転機や組織の転換期に立ち会った経験から、トランジション(変化・変遷・挑戦)に向き合う人や組織を支援する新規事業・人材育成が関心領域。株式会社ロフトワーク, バイスFabCafe Tokyoマネージャー
岩倉 慧
明治大学国際日本学部卒。半年間のアメリカ留学を経て異文化理解教育について学んだ後、大手服飾資材メーカーに入社。工場で機械運転をしていた際に、その機械のボタンの位置や色などのデザインが人の行動に影響を与えていることに気づき、デザインに興味を持つように。2018年にロフトワーク入社。日本のおもしろさをグローバルで共有することを目指し、英語と中国語を勉強中。猫とラジオと洋服が好き。
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明治大学国際日本学部卒。半年間のアメリカ留学を経て異文化理解教育について学んだ後、大手服飾資材メーカーに入社。工場で機械運転をしていた際に、その機械のボタンの位置や色などのデザインが人の行動に影響を与えていることに気づき、デザインに興味を持つように。2018年にロフトワーク入社。日本のおもしろさをグローバルで共有することを目指し、英語と中国語を勉強中。猫とラジオと洋服が好き。Program
- 16:00-16:10
-
イントロダクション
- FabCafe Tokyo シニアディレクター 岩倉 慧
- 16:10-16:30
-
トーク | サイエンスがデザイン・アートと交わる意味
-
人間文化研究機構 総合地球環境学研究所, 教授 林 健太郎
-
- 16:30-16:50
-
トーク | 専門的なトピックをクリエイティブで紐解く
-
株式会社ロフトワーク, プロデューサー 山田 富久美
-
- 16:40-17:30
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クロストーク |
- 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所, 教授 林 健太郎
-
株式会社ロフトワーク, プロデューサー 山田 富久美
- 17:30-18:00
-
懇親会
Outline
- 開催日
- 2024年11月21日(木) 16:00-18:00
- 参加費
- 無料(ワンドリンクオーダー制)
- 会 場
- FabCafe Tokyo
- 主 催
- FabCafe Tokyo
- ご注意
-
- 申込締切:11月19日(火)19:00
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は、後日Loftwork.com / FabCafe公式サイトに掲載する場合があります。
- イベント内容の都合上、競合他社の方のお申し込みはお断りさせていただく場合がございます。
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。