
SFコミュニティimkp Lab.第三話
「ウェアラブル・ストーリー
未来の【着る】をアップデート」
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領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。「imkp Lab.」では、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンの垣根を越えたコラボレーションや、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を学びながら、一緒に作り手になって、ありえるかもしれない、もうひとつのストーリーを描いてみましょう。
第3回のテーマは「SF×住居・ファッション・暮らし」
SFプロトタイピングやスペキュラティブデザインの手法を通じて、「住居」「ファッション」「日常生活」という根源的なテーマを再考し、未来に向けた新しいライフスタイルのシグナルを探ります。
- Date
-
2025-06-25 (Wed)
19:00 - 21:30 (開場:18:45)
- Capacity
- 30名
- fee
- 無料
領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。「imkp Lab.」では、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンの垣根を越えたコラボレーションや、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を学びながら、一緒に作り手になって、ありえるかもしれない、もうひとつのストーリーを描いてみましょう。
第3回のテーマは「SF×住居・ファッション・暮らし」
SFプロトタイピングやスペキュラティブデザインの手法を通じて、「住居」「ファッション」「日常生活」という根源的なテーマを再考し、未来に向けた新しいライフスタイルのシグナルを探ります。
About
古びた未来を書き換える、SFプロトタイピングとは
「SFプロトタイピング」とは、SF(サイエンスフィクション)の発想・世界観・ストーリーテリングを活用することで、アイデアを飛躍させ、革新的なビジョンを導き、今後あり得るかもしれない未来の姿を構想・試作することができる手法です。物語の力を活かし、他者と未来像を議論・共有し、未来の価値創造のヒントや先端技術の活かし方を探る手法として注目されています。
新たなSF思考を作る領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」
SFを軸に、様々な分野の作り手が集う場として、領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」を発足しました。
SFコミュニティ「imkp Lab.」は、文学分野で活躍してきたSF作家と、スペキュラティブデザイン・アート思考などのクリエーション分野で活躍してきた未来志向的なアーティストを繋げていく実験場です。
インスピレーショナルな世界観を妄想し生み出すSF小説家と、世界観を派生させたりインスピレーションを加速させることができるプロトタイパーとしてのアーティストが共創することで、イノベーションの風土を醸成していくことを目的として活動していきます。
コミュニティでは、今注目を集めるSFの考え方を学び、作品制作やビジネスへの応用を探るとともに、また未来を考えるに必要な視点やマインドセットについて語り合います。
外部ゲストをお呼びした勉強会やミートアップイベントなどを開催予定です。
フィクションから始める、未来のライフスタイル探究
気候変動やパンデミックを経て、私たちの生活は予測不可能で、同時に可能性に満ちた地平へと向かっています。加速する都市の変容、AIによる創造の再定義──
いま、私たちの「住む」「着る」「暮らす」は、これまでの常識から静かに、しかし確実に解き放たれようとしています。
たとえば、ファッション。
洋服はいま、単なる装いを超えて、私たちの内面や環境と対話する“ウェアラブルな物語”へと進化しつつあります。
気分の変化に合わせて色や質感が変わったり、ストレスを感じると身体を包み込むように優しく締め付けてくれたり── あるいは、都市の空気の汚れを感知して警告を発したり、寒さや暑さに応じて自ら構造を変える、そんな服が当たり前になるかもしれません。
服は、自己表現の道具から、感情を可視化し、環境と共鳴する生きたメディアへ。
その日の“気持ち”や“社会との関係性”をまとうものとして、洋服はますますパーソナルで、かつソーシャルな存在になっていきます。未来のファッションは、「着るもの」であると同時に、「語りかけるもの」として、私たちのくらしの中に、これまでになかったレイヤーを生み出していくでしょう。
こうした変化のただ中にいる今だからこそ、 「未来のくらし」は、誰かが決めた正解に従うものではなく、私たち一人ひとりが、想像し、つくり変え、試していける創造のフィールドなのではないでしょうか。
ソウゾウするのは、未来人!
住居・ファッション・暮らしの未来観察を通して、未来の生活がどのように変化するのか、SF思考と掛け合わせてプロトタイピングしよう。
イベントでは、マンガや小説、映画などのSF作品に描かれた未来の住まいやファッション、日常生活のディテールを手がかりに、フィクションが映し出す“生活の未来像”を観察・考察していきます。 そこに描かれるのは、最新テクノロジーによる便利な生活だけではありません。むしろ、文化や価値観の変化、社会構造の揺らぎといった文脈の中で再構築された「当たり前」のくらしです。
これらを読み解くことで、私たちが無自覚に受け入れている生活の前提に揺さぶりをかけ、日常をもう一度「設計可能なもの」として捉え直します。
さらに後半のミニワークショップでは、生成AIを活用して“未来人”のプロファイルを創出します。この未来人は、遠い未来の誰かでありながら、私たち自身の価値観や暮らしへの問いを映し出す鏡でもあります。 未来人の暮らしぶりやライフスタイルを想像し、どんな場所に住み、どんな服を着て、どんな一日を過ごしているのかを描き出すことで、現代の延長線上にないオルタナティブな生活像を可視化していきます。
フィクションとAIをツールとして活用しながら、自分自身の内側にある未来感覚を引き出し、
まだ名前のついていない「これからのくらし」のかたちを探る時間となるでしょう。
こんな人におすすめ
- SFの考え方を学び、作品制作に活かしたいと考えているアーティストやクリエイター、漫画家など
- 様々な領域のアーティストやクリエイターと共に、クリエイティブなアイデアを生み出したいと考えている方
- ビジネスでSFプロトタイピングの活用を検討している方
Program
- 19:00-19:10
- イントロダクション
・MVMNTの紹介
・この会の紹介
・テーマと興味深い未来洞察の紹介 - 19:10-19:30
- 自己紹介・マスターピース紹介
Todaysテーマにまつわる消滅しかけているが、未来に残したいもの・文化をシェア - 19:30-20:00
- 救済アイデア検討
そのもの・文化を未来に残すならAIを活用しつつアイデアを生成 - 20:00-20:30
- 未来人生成ワーク
未来人ペルソナを生成 - 20:30-21:00
- 社会風景生成
AIを使ってビジュアライズ - 21:00-21:30
- 交流
任意参加で交流
Speaker

株式会社ロフトワーク, MVMNTプロデューサー /サウンドアーティスト/imkp Lab.所長
丸山 翔哉
慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動中。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。
アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。主な経歴に文化庁令和6年度メディア芸術クリエイター育成支援事業創作支援プログラム採択、NEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。2022年から3DCGアーティスト、コンセプトデザイナーの3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。
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慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動中。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。主な経歴に文化庁令和6年度メディア芸術クリエイター育成支援事業創作支援プログラム採択、NEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。2022年から3DCGアーティスト、コンセプトデザイナーの3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。

株式会社ロフトワーク, バイスMVMNTマネージャー
室 諭志
京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。
STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。
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京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。
Outline
- 開催日
- 6月25日(水) 19:00 – 21:30 (開場:18:45)
- 開催場所
- ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10)
- 住 所
- 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7
- 定 員
- 30名
- 参加費
- 無料
- 主 催
- ロフトワーク / MVMNTユニット
ACCESS
ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7