SFコミュニティimkp Lab.第二話
「SFプロトタイピングで味わう、未知なる食の物語」
Finished イベント終了
領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を紹介し、誰もが作り手になって、もうひとつのストーリーを描けるようになる方法を紹介します。コミュニティでは、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンが垣根を越えてコラボレーションし、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
第2回のテーマは「SF×食」。
ゲストスピーカーに、FabCafe Nagoyaコミュニティマネージャーで、これまでデジタルテクノロジーやプログラミングを取り入れた食感の生成や最先端の食感リサーチなどに取り組んできた斎藤 健太郎氏を迎え、SFにおける食の紐解きから考える、世を魅了するアイデアの生まれ方についてお話いただきます。
領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を紹介し、誰もが作り手になって、もうひとつのストーリーを描けるようになる方法を紹介します。コミュニティでは、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンが垣根を越えてコラボレーションし、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
第2回のテーマは「SF×食」。
ゲストスピーカーに、FabCafe Nagoyaコミュニティマネージャーで、これまでデジタルテクノロジーやプログラミングを取り入れた食感の生成や最先端の食感リサーチなどに取り組んできた斎藤 健太郎氏を迎え、SFにおける食の紐解きから考える、世を魅了するアイデアの生まれ方についてお話いただきます。
About
古びた未来を書き換える、SFプロトタイピングとは
「SFプロトタイピング」とは、SF(サイエンスフィクション)の発想・世界観・ストーリーテリングを活用することで、アイデアを飛躍させ、革新的なビジョンを導き、今後あり得るかもしれない未来の姿を構想・試作することができる手法です。物語の力を活かし、他者と未来像を議論・共有し、未来の価値創造のヒントや先端技術の活かし方を探る手法として注目されています。
新たなSF思考を作る領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」
SFを軸に、様々な分野の作り手が集う場として、領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」を発足しました。
SFコミュニティ「imkp Lab.」は、文学分野で活躍してきたSF作家と、スペキュラティブデザイン・アート思考などのクリエーション分野で活躍してきた未来志向的なアーティストを繋げていく実験場です。インスピレーショナルな世界観を妄想し生み出すSF小説家と、世界観を派生させたりインスピレーションを加速させることができるプロトタイパーとしてのアーティストが共創することで、イノベーションの風土を醸成していくことを目的として活動していきます。(これまでのイベントはこちら)
コミュニティでは、今注目を集めるSFの考え方を学び、作品制作やビジネスへの応用を探るとともに、また未来を考えるに必要な視点やマインドセットについて語り合います。今後も外部ゲストをお呼びした勉強会やミートアップイベントなどを開催予定です。
デジタルファブリケーションが拡張する食の世界
気候変動や人口増加、紛争問題に関連する食料輸出制限など、さまざまな課題が私たちの食環境において顕在化してきている中、フードテックと呼ばれる一連の技術開発や、持続可能な食品開発が注目されています。
あたらしい食のシステム、サービス、食品を生み出すために、これまでの食に関する知識や技術を身につけるだけでなく、人間・地球にとって望ましい食のあり方を問い直し、SF思考を通してこれまでになかった食文化をデザインすることが、今求められています。
FabCafe Nagoyaでコミュニティマネージャーを務める斎藤氏は、電子工学をバックボーンに持ちながら、これまでにも3Dフードプリント技術を用いた新たな表現として「未体験の食感」をコンピューテーショナルデザインで生成したり、食感デザインや食感プログラミングなど、ワークショップやプロトタイピングを通して食感生成の可能性を探ってきました。
デザインするのは、おにぎり! 身近な食を通して、暮らし・文化などがどのように変化するのか、SF思考と掛け合わせてプロトタイピングしよう。
イベントの後半では、短時間で未来のおにぎりをデザインするショートワークショップを行います。
衣食住の中で「食」は人が生きる上で不可欠なものであり、身近な食べ物である「おにぎり」を通して、未来のテクノロジーやライフスタイルの変化、異なる文化の影響を考慮しながら、私たちの暮らしや文化がどのように変化するかをSF思考と組み合わせて考察します。
おにぎりは食べ物の枠を超えて、未来のライフスタイルや社会の変革を想像し、デザインに反映させていきます。
SFプロトタイピングでは、一般的にテキストベースの小説という形でアウトプットを制作しますが、本ワークショップでは、未来の暮らしなど起こりうる環境や行動の変化をぎゅっと握り、ありうるかもしれない「おにぎり」をソウゾウします。
ワークショップでは、登壇者からのアドバイスを受けながらグループで未来のおにぎりを考案。ワークショップ後もコミュニティ内で、デザインをブラッシュアップしていきます。
こんな人におすすめです
- SFの考え方を学び、作品制作に活かしたいと考えているアーティストやクリエイター、漫画家など
- コンピューテーショナルデザインやフードプリンターなど、テクノロジーを用いたフードデザインに興味のある方
- 様々な領域のアーティストやクリエイターと共に、クリエイティブなアイデアを生み出したいと考えている方
- ビジネスでSFプロトタイピングの活用を検討している方
Speakers
株式会社 FabCafe Nagoya, FabCafe Nagoya コミュニティマネージャー
斎藤 健太郎
名古屋生まれ名古屋育ち。岐阜大学大学院工学研究科電気電子工学専攻修了。ダンサーと写真家を両親に持ち幼少の頃より何かを使って表現すること、面白いと思わせることが当たり前の環境で猫とともに育つ。名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。学生時代は「テクノロジーは表現の幅を無限に広げてくれる」と考え工学の道に進み科学技術への造詣が深いほか、デジタルテクノロジー、システム設計、UXデザインや舞台設計、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見と遊び心で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりが得意。コンセプト立案から現場オペレーションまで幅広くこなすマルチプレイヤーで、インドカレーと猫が好き。好きな言葉はアンラーニング。
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名古屋生まれ名古屋育ち。岐阜大学大学院工学研究科電気電子工学専攻修了。ダンサーと写真家を両親に持ち幼少の頃より何かを使って表現すること、面白いと思わせることが当たり前の環境で猫とともに育つ。名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。学生時代は「テクノロジーは表現の幅を無限に広げてくれる」と考え工学の道に進み科学技術への造詣が深いほか、デジタルテクノロジー、システム設計、UXデザインや舞台設計、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見と遊び心で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりが得意。コンセプト立案から現場オペレーションまで幅広くこなすマルチプレイヤーで、インドカレーと猫が好き。好きな言葉はアンラーニング。株式会社ロフトワーク MVMNTプロデューサー /サウンドアーティスト/imkp Lab.所長
丸山 翔哉
1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。
アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。
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1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。
MVMNT 広報・PRマーケティング/imkp Lab. CCC
瀬賀 未久
千葉大学都市環境システム学科卒業。ランドスケープ設計事務所でデザイナーを経た後、空間クリエイティブカンパニーにて、ブランディングとプロモーションを中心に、イベントや展覧会の企画、商業施設開発を手掛ける。2018年よりgluon に参画し、建築・都市とテクノロジーの両軸から、領域を横断して様々な専門領域を繋ぎ、新しい価値を生み出すために、都市のビジョン構築や技術実装に取り組んでいる。また、メディアアートの文化振興と人材育成にも力をいれており、2018 年よりCG-ARTS にて文化庁メディア芸術祭をはじめとするアートプロジェクトの企画、クリエイティブ・ディレクション、広報業務に携わる。2023年よりMVMNTユニットに参画。これまで活動してきた都市×アート×テクノロジーの分野に、新たにコミュニティを掛け合わせ、クリエイティブを核にした企画開発に従事している。
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千葉大学都市環境システム学科卒業。ランドスケープ設計事務所でデザイナーを経た後、空間クリエイティブカンパニーにて、ブランディングとプロモーションを中心に、イベントや展覧会の企画、商業施設開発を手掛ける。2018年よりgluon に参画し、建築・都市とテクノロジーの両軸から、領域を横断して様々な専門領域を繋ぎ、新しい価値を生み出すために、都市のビジョン構築や技術実装に取り組んでいる。また、メディアアートの文化振興と人材育成にも力をいれており、2018 年よりCG-ARTS にて文化庁メディア芸術祭をはじめとするアートプロジェクトの企画、クリエイティブ・ディレクション、広報業務に携わる。2023年よりMVMNTユニットに参画。これまで活動してきた都市×アート×テクノロジーの分野に、新たにコミュニティを掛け合わせ、クリエイティブを核にした企画開発に従事している。Program
- 第1部
- トークセッション
- 19:00-19:15
- イントロダクション
SFプロトタイピングについて
丸山翔哉(MVMNTプロデューサー /サウンドアーティスト/ imkp Lab.所長) - 19:15-19:50
-
トークセッション
・SF×食
・デジタルファブリケーションが拡張する食の世界
・時尤度座標系を持ち込んだSF的推論についての雑談
斎藤 健太郎(FabCafe Nagoya コミュニティマネージャー / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor) - 第2部
- ワークショップ
「IFおにぎり 〜あり得る未来のおにぎりをソウゾウ(想像/創造)しよう〜」
斎藤 健太郎
(FabCafe Nagoya コミュニティマネージャー / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor)
丸山翔哉(MVMNTプロデューサー/サウンドアーティスト/imkp Lab.所長)
瀬賀 未久(MVMNT 広報・PRマーケティング/ imkp Lab. CCC) - 20:00-20:10
-
ワークショップの説明
- 20:10 – 20:20
- 時代の設定と歴史的背景の分析
- 20:20-20:50
- グループワーク
・シナリオの作成
・ハプニングカード
・IFおにぎりのスケッチ - 20:50-21:15
- 各グループの発表・講評
- 21:15-21:30
- お知らせ
Outline
- 開催日
- 12月12日(火) 19:00 – 21:30 (開場:18:45)
- 参加費
- 無料
- 会場
- ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 - 定員
- 30名
- 主催
- 株式会社ロフトワーク MVMNT Unit
ACCESS
ロフトワーク渋谷オフィス
東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10階