SFコミュニティimkp Lab.第五話
「くらしの空想実験室 – RE:HOMEー境界をほどく住まいの未来デザイン」
Finished イベント終了
領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。
「imkp Lab.」では、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンの垣根を越えたコラボレーションや、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を学びながら、一緒に作り手になって、ありえるかもしれない、もうひとつのストーリーを描いてみましょう。
第5回のテーマは「SF×住む」
住むことは、生きることの再編集かもしれない
私たちは、どこに・どう「住む」のでしょうか?
壁や屋根に囲まれた空間から、データで構成された仮想の巣、呼吸する建築、感情に寄り添う住居まで──住むことの輪郭は、静かに、しかし確実に変わりつつあります。
「もし家が記憶を持っていたら?」
「もし気候や心の状態によって間取りが変わるとしたら?」
「もし“住む”という行為そのものが、個人ではなく集合体のものになったとしたら?」
今月のimkp Lab.では、「住む」という日常的な営みをスペキュラティブに問い直し、未来の暮らしを構想します。
SFプロトタイピングと集合的な対話を通じて、“住まう”ことの意味を再編集し、新たな生のかたちを想像してみましょう。
- Date
-
2025-08-20 (Wed)
19:00 - 21:30 (開場:18:45)
- Place
- ロフトワーク渋谷オフィス 2F MAP
- Capacity
- 30名
- fee
- 無料
Finished
領域横断型で革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げるSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」のコミュニティイベントを開催します。
「imkp Lab.」では、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンの垣根を越えたコラボレーションや、未来を考える視点やマインドセットを探求します。
未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を学びながら、一緒に作り手になって、ありえるかもしれない、もうひとつのストーリーを描いてみましょう。
第5回のテーマは「SF×住む」
住むことは、生きることの再編集かもしれない
私たちは、どこに・どう「住む」のでしょうか?
壁や屋根に囲まれた空間から、データで構成された仮想の巣、呼吸する建築、感情に寄り添う住居まで──住むことの輪郭は、静かに、しかし確実に変わりつつあります。
「もし家が記憶を持っていたら?」
「もし気候や心の状態によって間取りが変わるとしたら?」
「もし“住む”という行為そのものが、個人ではなく集合体のものになったとしたら?」
今月のimkp Lab.では、「住む」という日常的な営みをスペキュラティブに問い直し、未来の暮らしを構想します。
SFプロトタイピングと集合的な対話を通じて、“住まう”ことの意味を再編集し、新たな生のかたちを想像してみましょう。
About
古びた未来を書き換える、SFプロトタイピングとは
「SFプロトタイピング」とは、SF(サイエンスフィクション)の発想・世界観・ストーリーテリングを活用することで、アイデアを飛躍させ、革新的なビジョンを導き、今後あり得るかもしれない未来の姿を構想・試作することができる手法です。物語の力を活かし、他者と未来像を議論・共有し、未来の価値創造のヒントや先端技術の活かし方を探る手法として注目されています。
新たなSF思考を作る領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」
SFを軸に、様々な分野の作り手が集う場として、領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」を発足しました。
インスピレーショナルな世界観を妄想し生み出すSFの物語を探究し、
そこから派生する新たな視点や、インスピレーションを加速させるプロトタイピングを通じて、イノベーションの風土を醸成していくことを目的に活動しています。
想像力(imagination)、記憶(memory)、知識(knowledge)、可能性(possibility)を掛け合わせ、
過去や現在の延長線上にない新たな未来像を描き、そこから逆算して「今、何をすべきか」を考える——
imkp Lab.は、そんな未来思考を実践するための共創の場です。
コミュニティでは、今注目を集めるSFの考え方を学び、作品制作やビジネスへの応用を探るとともに、また未来を考えるに必要な視点やマインドセットについて語り合います。
外部ゲストをお呼びした勉強会やミートアップイベントなどを開催予定です。
住むことは、生きることの再編集かもしれない
— ありえたかもしれない「住まい」から考える
私たちは日々、何らかの「住まい」に身を置き、眠り、目を覚まし、考え、誰かと暮らしを分かち合っています。
けれど、その「住む」という行為のあり方は、いつ、誰が、どのように決めたのでしょうか?
四角い間取り、固定された住所、玄関と寝室、家族という単位。
それらは「住むことの正しさ」として、当たり前のように私たちの身体と心をかたどってきました。
けれど見渡してみれば、そこには奇妙な不整合や違和感もひそんでいます。
使われなくなったソファ、洗濯物だけが主のベランダ、スマホの画面越しにしか開かない扉。
それらは「設計ミス」なのでしょうか? それとも、「住むこと」に必要な余白や、個人の感情がにじみ出た痕跡なのでしょうか?
本イベントでは、スペキュラティブデザインの手法を用い、「今ここには存在しないけれど、ありえたかもしれない住まい」の姿を想像力で構築していきます。
AIとの共棲、可変する居場所、感情によって変化する間取り、信仰や風土によってにじむ住居の境界…。
多様な視点から「住むこと」を解体・再構成し、参加者とともにその未来のかたちを探っていきます。
たとえば、こんな問いを立ててみます。
- 家が人格を持ち始めたら、そこに住むとはどういう関係になる?
- 所有を手放した社会で、住まいと人はどう巡り合うのか?
- 眠る場所と記憶の保存場所が一致しない社会で、“家”はどう変容する?
- 引っ越しが日常になった時代、人はどこに「帰属」するのか?
- 気候や気分によって形状を変える住まいに、私たちは安心できるのか?
参加者は、これらの問いから出発し、未来の住まいのプロトタイプや、「住むこと」にまつわる思考ツール/デバイス/制度を創造していきます。
このプロセスを通じて、参加者一人ひとりが「自分がどのように住んでいるか」「どのように住みたいか」を見つめ直し、いま現実にある住まいの見え方が少しずつ変わっていくことを目指します。
私たちの「住処」は、完成された箱ではなく、問いとともにあるプロセスなのかもしれません。
便利で正しい家よりも、少し不完全でも自分にフィットする住まいへ。
その入口としての、「住むことの思考実験」に、ぜひご参加ください。
ソウゾウするのは、未来人! 学び・教育の未来観察を通して、未来の生活がどのように変化するのか、SF思考と掛け合わせてプロトタイピングしよう。
イベントでは、マンガや小説、映画などのSF作品に描かれた未来の学び・教育のディテールを手がかりに、フィクションが映し出す“生活の未来像”を観察・考察していきます。 そこに描かれるのは、最新テクノロジーによる便利な生活だけではありません。むしろ、文化や価値観の変化、社会構造の揺らぎといった文脈の中で再構築された「当たり前」のくらしです。
これらを読み解くことで、私たちが無自覚に受け入れている生活の前提に揺さぶりをかけ、日常をもう一度「設計可能なもの」として捉え直します。
さらに後半のミニワークショップでは、生成AIを活用して“未来人”のプロファイルを創出します。この未来人は、遠い未来の誰かでありながら、私たち自身の価値観や暮らしへの問いを映し出す鏡でもあります。 未来人の暮らしぶりやライフスタイルを想像し、どんな場所に住み、どんな服を着て、どんな一日を過ごしているのかを描き出すことで、現代の延長線上にないオルタナティブな生活像を可視化していきます。
フィクションとAIをツールとして活用しながら、自分自身の内側にある未来感覚を引き出し、
まだ名前のついていない「これからの学び」のかたちを探る時間となるでしょう。
Program
- 19:00-19:10
-
イントロダクション
- MVMNTの紹介
- この会の紹介
- テーマと興味深い未来洞察の紹介
- 19:10-19:20
-
自己紹介
- アイスブレイク
- 19:20-20:00
-
未来世界検討ワーク
- そのもの・文化を未来に残すなら
- AIを活用しつつアイデアを生成
- 20:00-20:30
-
アイデア生成ワーク
- 生まれたアイデアを生成
- 20:30-21:00
-
社会風景生成
- AIを使ってビジュアライズ
- 21:00-21:30
-
交流
- 任意参加で交流
Speaker

株式会社ロフトワーク, MVMNTプロデューサー /サウンドアーティスト
丸山 翔哉
慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。
アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。
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慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。

株式会社ロフトワーク, バイスMVMNTマネージャー
室 諭志
京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。
STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。
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京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。
Outline
- 開催日
- 8月20日(水) 19:00 – 21:30 (開場:18:45)
- 開催場所
- ロフトワーク渋谷オフィス2階
- 住所
- 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7
- 定 員
- 30名
- 参加費
- 無料
- 主 催
- ロフトワーク / MVMNTユニット
こんな方におすすめ
- SFの考え方を学び、作品制作に活かしたいと考えているアーティストやクリエイター、漫画家など
- 様々な領域のアーティストやクリエイターと共に、クリエイティブなアイデアを生み出したいと考えている方
- ビジネスでSFプロトタイピングの活用を検討している方
ACCESS
ロフトワーク渋谷オフィス2F







