“NFeTish” ワークショップ
共有、再解釈されるフェティシズム
フェティッシュを購入し、合体させよう
Finished イベント終了
「デジタル化されたフェティッシュは私たちの心を揺らすことができるのか」をテーマに、フェティッシュとNFTについて考察するプロジェクト「NFeTish」。
第二弾目となる今回は自分のフェティッシュのデジタル化、NFTの発行、購入を行い、フェティッシュを再解釈/再構築するワークショップを実施します。
- Date
-
2023-12-23 (Sat)
13:00-18:00(12:45開場)
- Capacity
- 8名
- fee
- 3,000円
Finished
「デジタル化されたフェティッシュは私たちの心を揺らすことができるのか」をテーマに、フェティッシュとNFTについて考察するプロジェクト「NFeTish」。
第二弾目となる今回は自分のフェティッシュのデジタル化、NFTの発行、購入を行い、フェティッシュを再解釈/再構築するワークショップを実施します。
About
現代のフェティッシュの可能性を考える “NFeTish”
「NFeTish(エヌフェティッシュ)」は、「デジタル化されたフェティッシュは私たちの心を揺らすことができるのか」をテーマにトークイベント、ワークショップ、展示を通して、フェティッシュとデジタル、NFTについて考察するプロジェクトです。
フェティッシュは、なにかとても明確なことに役立っており、謎めいた操作を実施する手段として欠くべからざる「道具」である。
ポール=ロラン・アスン『フェティシズム』
フェティッシュは急速に変化する社会において、私たちの感性と通じ、存在し続けてきました。
しかし一方で、フェティッシュが表に出ることは稀でふつふつと湧き上がる機会を待っているように感じます。もし湧き上がる機会を待つことなく、フェティッシュの存在を表現することができたら、私たちのコミュニケーションや感情はどう変化していくのでしょうか。
『NFeTish』では、永続性・真実性が担保されるNFTを用いてフェティッシュを表現し、デジタル上に存在させることで、変化するコミュニケーション、フェティッシュがもつ身体性との関わりを探ります。
共有、再解釈されるフェティシズム
*本プロジェクトでは、「フェティッシュ」を「フェチと感じる対象である物体や身体の部位」を指します。
フェティッシュが私の中だけではない別の場所で保存され、ずっとそこにあり続けたり、それを誰かと共有できたら、私たちの感情やコミュニケーションはどのように変化していくのでしょうか。
例えば、ショーケースのように、各々のフェティッシュが並べられていたら、私たちは他人のフェティッシュを手にとりたくなるかもしれません。他人のフェティッシュを私たちは感じることができるでしょうか。
本来個人的な感覚に依拠するフェティッシュを3Dスキャン技術を利用してデジタルデータ化し、オンライン上で共有することを通して、自身のフェティッシュが他人によって再解釈/再構築されるプロセスとともに、自身も他者のフェティッシュを再解釈/再構築する行為を体験するワークショップを実施します。
本ワークショップは、フェティッシュの共有を試みる一つの実験とも言えます。自分のフェティッシュがどう他者に映るのか、さらに自分のもとを離れフェティッシュは一人歩きするのか。フェティッシュを介した新しいコミュニケーションや視点が生まれるのではないでしょうか。
ワークショップの前半では、アーティスト福原志保さんをゲストに迎え、自身の作品を事例に、NFTや工芸が持つ唯一性、また嗜好性や執着とアイデンティティについてインスピレーショントークを実施します。
ワークショップの流れ
- 参加者のフェティッシュをスマートフォンで3Dスキャンします。
- スキャンしたフェティッシュの3DデータにNFTを発行します。
- スキャンしたフェティッシュの3Dデータ共有/売買する場として『NFeTish』ショップをOpenSea上に開設し、参加者同士でデータの売買を行います。(※当日の参加費1000円分を参加者自身のウォレットにお送りします。ウォレットの作成も本ワークショップ内で行います。)
- 参加者各々が『NFeTish』ショップで購入した他人のフェティッシュのデータを3Dソフトウェア上で組み合わせ、オリジナルの3Dオブジェクトを作成します。
※ 当日は、ご自身の「フェティッシュ」と感じられるものを3つほどご持参ください。ご持参いただけない大きなものや持ち運びができないものは、ワークショップ当日までにiPhone/iPad 用の無料アプリ「Scanniverse」を用いて3Dスキャンをしてご参加いただけますと幸いです。事前に運営へ相談いただくことも可能です。
お問い合わせ先:nahare@loftwork.com (担当:ロフトワーク加藤)
Guest
IAMAS
竹澤 風太
https://twitter.com/futakezawa
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修士一年所属。学部時代の専攻は主にコンピュータサイエンスで、ヒューマンコンピューターインタラクション(HCI)の研究を 行う団体に所属し研究開発を行いました。現在は大学院にてインタラクションデザインを学ぶ傍ら「テクノロジーによって変化するメディア環境の中で、新しい表現の在り方を模索すること」をテーマに工学・デザイン・芸術などを越境する領域横断的な活動を行なっています。
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https://twitter.com/futakezawa情報科学芸術大学院大学[IAMAS]修士一年所属。学部時代の専攻は主にコンピュータサイエンスで、ヒューマンコンピューターインタラクション(HCI)の研究を 行う団体に所属し研究開発を行いました。現在は大学院にてインタラクションデザインを学ぶ傍ら「テクノロジーによって変化するメディア環境の中で、新しい表現の在り方を模索すること」をテーマに工学・デザイン・芸術などを越境する領域横断的な活動を行なっています。
アーティスト / デザイナー / 研究者
福原 志保
2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのインタラクション・デザイン修士課程を修了。2004年ゲオアク・トレメルとともに英国科学技術芸術基金のパイオニア・アワードを受賞し、バイオプレゼンス社をロンドンで設立。アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを2007年に結成。生命倫理から着想したテーマをアート作品を展開し、国内外で発表している。また、人間と環境の関係からエラーの意味を再発見し、人間を取り巻く環境を捉え直すコレクティブ、HUMAN AWESOME ERRORに参加中。
2014年より、テクノロジーと工芸、身体性と審美性と物質性の関係が、我々の意識にクリティカルに介することに注目し、日常で身にまとうものや環境において、アンビエントコンピューティングのプラットフォーム開発とウェアラブルファッション技術開発に従事している。
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2003年ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのインタラクション・デザイン修士課程を修了。2004年ゲオアク・トレメルとともに英国科学技術芸術基金のパイオニア・アワードを受賞し、バイオプレゼンス社をロンドンで設立。アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLを2007年に結成。生命倫理から着想したテーマをアート作品を展開し、国内外で発表している。また、人間と環境の関係からエラーの意味を再発見し、人間を取り巻く環境を捉え直すコレクティブ、HUMAN AWESOME ERRORに参加中。2014年より、テクノロジーと工芸、身体性と審美性と物質性の関係が、我々の意識にクリティカルに介することに注目し、日常で身にまとうものや環境において、アンビエントコンピューティングのプラットフォーム開発とウェアラブルファッション技術開発に従事している。
株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター / なはれ
加藤 あん
愛知県出身。名古屋芸術大学芸術教養領域卒業。大学では「身体と衣服」をテーマに研究。また、展覧会の企画やキャンパスの改装計画にも携わる。2021年FabCafe Nagoyaでインターンを経験し、クリエイティブの力を体感。様々な分野とクリエイティブによって生み出される新たな価値の遭遇を求め、ロフトワークに入社。映画と生姜が好き。
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愛知県出身。名古屋芸術大学芸術教養領域卒業。大学では「身体と衣服」をテーマに研究。また、展覧会の企画やキャンパスの改装計画にも携わる。2021年FabCafe Nagoyaでインターンを経験し、クリエイティブの力を体感。様々な分野とクリエイティブによって生み出される新たな価値の遭遇を求め、ロフトワークに入社。映画と生姜が好き。Program
- 13:00-13:15
- 「NFeTish」の概要説明/ワークショップの説明
- 13:15-13:45
- インスピレーショントーク/ 福原志保
- 13:45-14:15
- 必要となるソフトウェアの操作説明
- 14:15-15:00
- フィティッシュの3Dスキャン / デジタルデータ化
- 15:00-16:00
- NFTの発行/フェティッシュの売買
- 16:00-17:00
- 3Dソフトウェア上でのオブジェクト制作
- 17:00-18:00
- 発表/交流会
Outline
- 開催日
- 2023年12月23日(土)13:00-18:00(12:45開場)
- 会 場
- なはれ
住所:京都府京都市下京区本塩竈町534
FabCafe Kyoto(京都府京都市下京区本塩竈町554)から徒歩2分(Google Map) - 定 員
- 8名
- 参加費
- 3,000円
- 持ち物
- PC、ご自身の「フェティッシュ」と感じられるものを3つほどご持参ください。
- 配 信
- なし
- 対 象
-
- デジタル上での身体性や感覚、ポスト身体論に興味のある方
- NFTに関する取り組みに関心があり、アートやクリエイティブ領域で活動している方
- フェチや嗜好についてクリエイティブな方法で探ることに興味のある方
- 身体や感覚などに日々向き合っている彫刻家、ダンサーや料理家の方
- 主 催
- 株式会社ロフトワーク
- ご注意
- ・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
ACCESS
なはれ(京都府京都市下京区本塩竈町554)