年間200件のイベントを開催するロフトワークが本当にオススメするケータリングパートナー10選

- おしゃれで美味しいだけではない、クリエイティブな食体験を実現するには -

こんにちは、ロフトワークでいつもイベントやパーティーを担当する浦野です。
ロフトワークでは、ほとんど毎日何かしらのイベントが開催されています。ビジネスセミナー、ワークショップ、パーティー…イベントを鮮やかに美味しく彩るのは「ごはん」。
そのイベントのテーマや目的を伝えるのは言葉よりも、ごはんの方が伝わるときもある。
これ、本当です!
目で見て、味で感じて、みんなで食べると自然と会話が弾み、一気に参加者の距離が縮まる。ケータリングは、ただのデコレーションではありません。とっても大切な要素なんです!
今日は、ロフトワークに欠かせない(本当は教えたくない)、厳選したケータリングパートナー10選、教えちゃいます。

「ケータリング 東京」なんて検索してもでてこないところばかりですよ(笑)

1. 山角や

出張専門、オーダーメイドのおむすび屋

おむすびをオーダーメイドで承ります」という垂れ幕のとおり、ひとりづつオーダーを聞いて、ひとつひとつふんわり目の前で優しくむすんで、手渡ししてくれます。
メニューの一覧が貼りだされ、寿司やさんのような特注ショーケースの中におむすびのネタがまた美味しそうでわくわくします。
「今日の私のイメージで」なんていうオーダーも聞いてくれるんですよ(笑)。そして汁物とお惣菜がまた絶品!
山角やの水口さんと山形さんはふたりとも、実はクリエイティブ系のお仕事をされているからか、体験やコミュニケーションを大切にしているのが伝わってきます。

2. タイヒバン

健康的で本当においしい料理を届けてくれる

吉祥寺にある発酵レストラン「タイヒバン」の森本桃世さんによる健康的で本当に美味しいお料理がケータリングできちゃいます。
桃世さんは世界中の発酵食品を研究し、独学で常に実験を繰り返し、本来の人間の力や自然の力を最大限に引き出す料理や新たな味を追及しています。これは個人的な意見ですが、健康をウリにした食事って体にはいいかもしれないけど、ちょっと味が強すぎたり、逆に味がなかったり…という経験も少なからずありました。でも桃世さんの料理はとにかくおいしい
最近は、社内有志で「菌活」なる部活を桃世さんと一緒に始めました。発酵食品ってまさに生き物。生きた自然を育てながら体に入れて、また育てていく、といった、まるで体の中で生態系を作っているような感じです。

2015年のクリスマスパーティーでは、小倉ヒラクさんと友にパーティーフードをプロデュース。「Eddible Fermentation Science」というテーマで、デトックス、ビューティー、分解などの効果に分けて、多彩な料理を提供いただきました。

タイヒバン:http://taihiban.org/

3. fetecafe

イベントのテーマに合わせてお料理をアレンジしてくれる

fetecafe(フェテカフェ)さんには本当にお世話になっています!
とにかくいつも楽しいし、おいしいし、なによりわくわくします。毎回違うアプローチで、イベントのテーマや参加者にぴったりの演出とコミュニケーションを生む力にはいつも脱帽です。

2014年末のロフトワークのクリスマスパーティーでは、ひとつひとつの料理がプレゼントラッピングされていて、クリスマスプレゼントっぽくなりました。

2013年のクリスマスパーティーでは20種類ものディップとカラフルなクラッカーを自由に組み合わせて楽しむDIP PARTYを提案いただきました。これも美味しかったなあ。

fetecafe:http://fete-cafe.com/

4. ハミングバードテーブル

コンセプトに合わせてトータルでデザインしてくれる

写真は「新しい音楽体験をデザインするワークショップ」のときのもので、参加者同士で色々なディップを自由に組み合わせて楽譜をつくる、というワーク兼ランチをしました。
ハミングバードテーブルの田中さんは元インテリアデザインのお仕事をされていたそうで、それもあってか料理そのものだけでなく、空間の溶け込み方やテーブルコーディネートまで気が配られています。一緒に場をデザインしている感じで、仕事をしていてとても楽しいです。
味が美味しいことはもちろん、テーマに合わせて、フードのコンセプトからテーブルコーディネートまでトータルで提案をしてくれます。

参加者からも自然と笑顔がこぼれます!

ハミングバードテーブル:http://www.hummingbirdtable.com

5. モコメシ

食べるシチュエーションをデザインする、人気フードデザイナー

何を隠そう、モコメシさんは今のFabCafeのメニューをプロデュースしていただいた人気のフードデザイナー。モコメシさんがプロデュースしたFabCafeのサラダは、12種類の季節の野菜に、12種類のトッピングを選んで、125 通りの組み合わせから自分の好きなように作るドレッシングで構成されています。
プロの料理人がいないFabCafeだけれど、「自分で考え、工夫し、アレンジを加えながら自分の好きなものを作ろう」というコンセプトから提案頂きました。
そんなモコメシさんの料理は野菜たっぷりで優しく体に染み入ります。

モコメシさんのアトリエにて、メニュー開発。

実はFabCafeのソーセージはひき肉を作るところから手作りなのです!

モコメシ:http://www.mocomeshi.org/

6. FOOD unit GOCHISO

テーマを一緒に考えて他にはないオリジナルを提案してくれる

インディーズケータリングフェス2013で優勝した、FOOD unit GOCHISOは、テーマ設定や食べ物の組合せのアイディアがとっても楽しい。イベント後、即連絡をしたのを覚えています。彼女たちの料理は、いつも参加者に自然と楽しい会話と笑顔が生まれます。味だけではなく、どう食べるか、誰と食べるか、というところまで考えてくれているのです。

LinkedInさんの企画で、家族を会社に招待する参観日「Bring Your Parents Day」を開催したときに用意いただいた料理は手巻き寿司。家族といったら手巻き寿司ということで、色々な味の楽しいネタがたくさんあって、みんなでワイワイお寿司を作りながら盛り上がりました。

2013年のクリスマスパーティーでは、アイスのコーンをベースに、数種のメイン、副菜、ソースを自由に組み合わせる料理をケータリング。自分の好きな具材を選んで自分だけの料理のアイスクリームを作って食べました。楽しくっておいしい!

FOOD unit GOCHISO:https://www.facebook.com/foodunitgochiso

7. Food Designers Network

食を通して地方と都市を繋ぐ

食を通して地方と都市を繋ぐ活動を幅広く手掛けている特定非営利活動法人フードデザイナーズネットワーク。ケータリングだけでなく、日本全国で開催するイベントやプロダクト開発に至るまで、その活動はさまざま。わたしたちは、ヒダクマのお披露目パーティーにて協力いただきました。食材はすべて飛騨から取り寄せて、本場の味をパーティー仕様に仕立てた料理は、飛騨と東京が交わったようで、とっても素敵でした。

Food Designers Network: http://fooddesigners.net/

8. Chioben

お弁当屋さんから始まった、食材にこだわったケータリング

写真はアートディレクターやクリエイターを招いて開いた招待制のパーティー「deco it! Party」にて。テーマに合わせて、カラフルなパーツにようにちりばめられた料理。

Chiobenという名前のとおり、お弁当の本も出されているくらい有名なのですが、ケータリングもとっても素敵です。Chiobenの山本さんの料理は、食材をテーブルにちりばめたり、インドの金属板やアフリカの洗濯板などを器にしてワイルドに盛り付けたり。色も鮮やかで、複雑な味がして、どこかセクシーな感じがします。

料理の説明をするChiobenの山本さん。

Chioben:http://chioben.ko-me.com/

9. KIRARA

美味しい和ケータリングなら

かわいくておいしい和食がいいなあと思ったら、KIRARAさんに連絡します。中目黒に店舗も構え、体に染み入る、ボリュームたっぷりの和ケータリングを届けてくれます。どこか懐かしさもありながら、新しい組合せもあり、美味しいお惣菜にごはんが足りなくなるくらい(笑)

料理の説明をするKIRARAの山岡さん。

KIRARA:http://kirara.gr.jp/catering/

10. 最後に…srecette小関智子さん

FabCafeの専属パティシエ、ぜひ食べに来てね!

美味しいごはんの後は、デザートが必要ですよね!
ロフトワークとFabCafeになくてはならない、FabCafeの専属パティシエ小関さんの手掛けるスイーツは、どれもとっても繊細な味がして、本当に美味しいんです。
彼女、実はプロの写真家というからまた素敵。だから小関さんのスイーツはどれもどこかロマンティックな感じがするのかなあ、なんて思っているのは私だけでしょうか。気になる方はぜひぜひFabCafeに食べにきてくださいね!

FabCafeでは定番のレーザーカッターで彫刻できるマカロン。かわいいだけじゃなくて、ひとつひとつの味がはっきりしていて、とってもおいしいんです。

いかがでしたか?
イベントやパーティーにおける料理は、デコレーションだけじゃないということが、わかっていただけたのではないでしょうか。素敵な「食の体験」は確実に皆を笑顔にするし、思考がポジティブになります。食べることは楽しいこと!
これからも、強力な食のパートナーのみなさんと、一層わくわくする場をデザインしていきたいと思っています!ここで紹介しきれない人や、まだ教えたくない人(笑)もたくさんいますが、それはまた別の機会に。もしくは、今後のロフトワークのイベントをお楽しみに!

ロフトワークのイベント一覧:https://loftwork.com/jp/event

浦野 奈美

Author浦野 奈美(マーケティング/ SPCS)

大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。

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