設立21年目を迎え、新たな体制で次の地平へ

ロフトワークは、2000年2月17日の創業以来、クリエイティブコミュニティが持つ力を信じ、社会と未来を変革することを目指してきました。設立21年目を迎えるにあたり、体制変更を行います。

寺井翔茉(現京都ブランチ事業責任者)が取締役に就任します。また、ロフトワークのオープンな文化を担ってきた、創業者の林千晶が代表取締役から退き、取締役会長に就任します。

寺井は2008年に新卒でロフトワークに入社後、クリエイティブディレクターとして多くの成果を残し、2017年に京都ブランチとFabCafe Kyotoの責任者に就任、京都オフィスを大きく成長させてきただけではなく、常に新しい構造とクリエイティブコミュニティのあり方を京都を中心に提示をしてきていました。

今回の体制変更では、ロフトワークの健やかな新陳代謝と、自律的に成長するエコシステムの実装を目指しています。

新取締役・寺井翔茉からのメッセージ

「創造的であるというのは、要するに、人間的であるということにほかならない。」ミヒャエル・エンデはいいました。

あらゆる人が創造性を発揮できる社会 “クリエイティブ・ソサエティ”を実現すること、それが今のロフトワークが目指す方向です。

そして「50の事業と50人のリーダーが続々と誕生する会社に」。これが新体制での大きなミッションであり、一極集中型から多極分散型の新しい組織デザインに取り組んでいきたいと考えています。

そのためにも、私たちがずっと大切にしてきた「多様性」という言葉に、今改めて向き合う必要があると思います。出身や言葉や働き方の多様性はもとより、ひとりの人間としての「好奇心の多様性」に向き合いたい。

企業戦略や社会課題も大切だけど、ひとりひとりが抱く多様な“好奇心”に根差した活動こそが、共感を呼び、社会を変える原動力になると信じているから。

好奇心や衝動や偏愛を原動力に、テクノロジーやデザインの力を借りながら、場所と言葉と文化の壁を軽やかに超え、プロジェクトや事業が次々と産まれていく。そんなエコシステムが実現できるように尽力したいと思います。

最後に、「多様性は痛いの !!」という、林の言葉を思い出しながら覚悟を新たに。皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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