ジェンダーバイアスに焦点を当てたリソグラフ作品を展示
”Don’t Pay for Me”
Finished イベント終了
スクリーンを介してものを見ることが多くなってきた今、実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を、FabCafe Tokyoで開催。性差や立場のちがいによる社会的な固定観念、ジェンダーバイアスに焦点を当てた30名のアーティストによるリソグラフ作品が、一同に会します。
- Date
-
2020-08-22 (Sat) -
2020-09-27 (Sun)
- Place
- 8.22-9.12: FabCafe Tokyo(渋谷) / 9.12-9.27: SARUYA HOSTEL(富士吉田)
- fee
- 無料
Finished
スクリーンを介してものを見ることが多くなってきた今、実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を、FabCafe Tokyoで開催。性差や立場のちがいによる社会的な固定観念、ジェンダーバイアスに焦点を当てた30名のアーティストによるリソグラフ作品が、一同に会します。
About
開催背景
2020年、新型コロナの影響により急速にオンライン化が進み、 その影響はアートシーンにも出ています。多くの美術館が閉まり、この数ヶ月間日本各地・世界中にてオンライン展示会が開催されるなど、作品がスクリーンを介して見れるようになっています。
こうしてコンテンツへのアクセスの利便性が担保される一方で、直に観ることでしか伝わらないものもあるのではないかという「実際に触れること」の価値が改めて問われているように思います。
さらに、最近の人種差別抗議運動など、個々が持つステレオタイプが捨てられず壁となってしまったり、社会構造上の立場や特権的な地位により他者を傷つける/相手により傷つけられることが表に少しずつ出てき始めました。「相手の気持ちを思いやる」ことがより一層大切になっています。
この二つのことから、FabCafeは実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を開催し、そのテーマを「Don’t Pay for Me」に致しました。
FabCafeがものづくりの場であること、また、カフェというカジュアルでオープンな空間でこのような多面的な社会を表す展示を行うことに意味があると考えます。美術館や博物館へいく時はどこか身構えてしまうけれど、本展示から芸術文化が持つべき身近さを感じてほしいです。
本展示は山梨県富士吉田市に位置し、日本の地域社会での新たな休暇「クリエイティブ&バケイション」をコンセプトにしているSARUYA HOSTELとの共同開催になります。
“Don't Pay for Me” ステートメント
知人と、またはパートナーとご飯を食べに行ったことを想像して下さい。
数日前の出来事の話で盛り上がり、相手の昨晩のゴキブリ退治の話を聞き、たくさん笑い、美味しいものでお腹いっぱいになり、さてお会計へ。
あなたは財布を探そうとポケットに、それと同時に相手もカバンに手を伸ばした。
あれ、どっちが払うの?
本展示「Don’t Pay for Me(私の分払わないでよ)」は、
日常的な会話がもたらす先入観やステレオタイプに焦点を当てた30名のアーティストによるコラボレーション企画になっている。参加アーティストそれぞれバックグラウンドは違えど、同じテーマで作品を描くことで、それぞれの視点や表現方法から、日頃感じる平等さ、もしくは不平等さが表に出るだろう。誰のために、どうして払うのか。日々の中で優しさの言動が持つ意味を履き違えていることはないだろうか。
リソグラフというポップかつレトロな表現に、人としてのモラルや社会的理念を掛け合わせた時、見えるものと見えないもののギャップに違和感を覚えるのだろうか。
大事なのは、この展示がリソグラフの鮮やかな発色のように、展示作品を見てくださる一人一人に以前自分が感じた不平等を誰かに話したいと、会話の種をつくること。
展示期間
8月22日-31日 FabCafe Tokyoにて印刷ワークショップ
9月01日-12日 FabCafe Tokyoにて展示・販売
9月12日-27日 SARUYA HOSTEL(山梨県)にて展示・販売
展示会場
FabCafe Tokyo
住所: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-22−7
SARUYA HOSTEL
住所: 〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3-6−26
参加アーティスト
碧
岡村よるこ
オザキエミ
北田正太郎
柴谷麻以
トチハラユミ
ナガノチサト
野村善文+望月萌々子
長谷川理絵
ヤギワタル
山崎若菜
CHACO
Helene Aldeguer
Hiroshi Masuda
Janay Baade
Julien Wulff
Luca Tieri
Momo Lee
nachara
Paper Parade
SOEDANANA
Sonoka Sagara
YUMI YOSHIMOTO
(アップデート中)
SARUYA HOSTELについて
SARUYA HOSTELは、2015年に山梨県富士吉田市の本町通り商店街に、地域活性を目的として、空き家を改装してホステル事業を始めました。現在、ホステルとして2棟を改装し、合計7部屋を所用しています。「クリエイティブ&バケイション」をコンセプトに、宿泊者の制作意欲を書き立てたり、アイディアが見つけられたりできるように、自分たちでリノベーションを行うことを心がけています。近々「FabCafe Fuji」を始めるために、現在準備中。
SARUYA ARTIST in RESIDENCEは、クリエイティブ活動の拠点となり地方から発信する要素を作ることを目的に2017年山梨県富士吉田市に空き家を利用して開始しました。現在、アーティストやデザイナー、作曲家、パフォーマンスアーティスト、小説家など、約30名のアーティストが利用しています。
Organized by: FabCafe Tokyo, DOSO Co., Ltd.
Supported by: RISO KAGAKU CORPORATION
Exhibition Curator: Tsuyoshi Yagi
Exhibition Director/Printing: Rinako Sonobe
Special Thanks to,
Artist Coordinator: Minako Nojima
Concept Translation: H. Ueda
協力
共催
Outline
- 日時
- 2020.8.22 (土) – 2020.9.12 (火) UTC+09:00
2020.9.12 (土) – 2020.9.27 (日) UTC+09:00 - 会場
- 8.22-9.8: FabCafe Tokyo(渋谷) / 9.12-9.27: SARUYA HOSTEL(富士吉田)
- 参加費
- 無料
- オーガナイザー
- 協力: 理想科学工業株式会社
主催: FabCafe Tokyo / DOSO Co., Ltd.
8.22-9.12: FabCafe Tokyo(渋谷) / 9.12-9.27: SARUYA HOSTEL(富士吉田)