EVENT Report

初開催のDesign Scrambleとはどんなイベントだったのか?

2018年11月24日土曜日、クリエイター・デザイナーのための、渋谷を舞台としたデザイフェスティバル「Design Scramble(デザインスクランブル)」(主催:DeNA)が開催されました。イベントには、渋谷にあるクリエイティブ企業から約25社が参加し、それぞれのオフィスでトークセッションや就職相談会など、その企業らしいプログラムを開催しました。参加者は通しチケットを購入し、自分が見に行きたい企業を自由に決めて訪ねることができる、まるで音楽フェスのようなイベントなのです。

ロフトワークは、昼はラウンジ、夜はおでんを囲んだ交流会を企画して参加しましたので、当日の様子をレポートします。

オフィスの10Fに、ロフトワーカーの多様性を感じてもらえる空間「Creative Lounge」をオープン。一般的なオフィスのイメージとは趣が違うため、来場者からは「ここがオフィスですか?」と何度か質問を頂きました。キッチンやハイテーブルもあるこの空間は、普段打ち合わせやイベント会場として利用しています。

ロフトワーカーの思考を覗く

会場の壁には社員が仕事のなかで書いたメモや、普段の仕事中の写真を展示しました。

なかなか他人のメモをじっくり見る機会はないからか、一つひとつ見入る方が続出。
マインドマップや付箋を使った思考実験など、試行錯誤する過程が垣間見えます。

窓辺には社員の愛読書を陳列。海外で買った分厚い作品集や、幼い頃母親から借りた純文学など、様々なジャンルの本が揃いました。各書籍に挟まれたしおりには、推薦者が考えたキャッチコピーと、その本が好きな理由が書かれています。

渋谷の街を一望できるカウンターテーブル。普段はロフトワーカーがPCで仕事をする場所が、ディスプレイスタンドに変身。
来場された方は、本に目を通したり、椅子に座って10Fからの渋谷の景色を眺めるなど、思い思いにゆったりと過ごしてくださっていました。

また、「100年先の世界を豊かにするための実験区」としてPanasonicとロフトワーク、カフェ・カンパニーが共同で立ち上げ、1年の節目を迎えた複合施設「100BANCH(ヒャクバンチ)」のブースも設置。入居したプロジェクトによって生み出された、家事分担アプリや椎茸のおだしドリンク「oh! dashi」などが置かれ、試飲を楽しむ方もいました。

所狭しと並べられたプロジェクトアウトプットの数々。話が盛り上がり、滞在時間が長い方も。

オフィスにおでん屋さんが出現!来場者同士が繋がる交流会

フェスといえば、おいしいご飯もかかせません。18時からの夜の部では、ODEN BOYSによるおでん屋さんが登場!スタンダードな大根、巾着、ちくわなどに加え、この日のスペシャルメニューは鹿筋肉。来場者の皆さんは、おでんを食べながら、自然と机を囲んで談笑したり、名刺交換するなど、来場者同士の交流も生まれていました。出汁が染み込んだ美味しいおでんは、渋谷を歩き回って疲れた来場者の心と身体をあたたかく癒し、リラックスして初対面の人々とお喋りする一助となってくれたはずです。

ODEN BOYSのひとり太田さん(写真右)は元ロフトワーカー。転職後、個人的におでんのケータリングを友人とはじめられたそう。
ODEN BOYSのひとりが手相占いができると言うと、女性が次から次へと占ってもらう場面も。

クリエイティブ業界で働かれている方はもちろん、異業種で働く方や学生など、様々な方にお越し頂いた「Design Scramble」。皆様にとって、ロフトワークと交差した時間はどんな時間になったでしょうか。訪れてくださった皆様、どうもありがとうございました!

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