EVENT Meetup

【オンライン開催】Material Meetup KYOTO vol.15
「サスティナブル素材最前線:マッシュルームレザーに触れてみる」

Report レポート
掲載中

サスティナビリティ(持続可能性)の観点からも注目されるバイオマテリアル開発について、その可能性や社会的要請についてディスカッションします。(*本ミートアップは、1/15までFabCafe Kyotoで開催中の展示企画 『EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示』 との連動イベントとして開催します。)

レポート掲載中

生産することで環境を”良く”するプロダクトとは?
インドネシア Mycotech Labに学ぶ循環型エコシステム

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Date
2021-01-15 (Fri)
Time
19:00–20:00
Place
Online
fee
無料

Finished

サスティナビリティ(持続可能性)の観点からも注目されるバイオマテリアル開発について、その可能性や社会的要請についてディスカッションします。(*本ミートアップは、1/15までFabCafe Kyotoで開催中の展示企画 『EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示』 との連動イベントとして開催します。)

About

東京 / 京都の各拠点で、素材とものづくりに関わる「オープンコラボレーションの発火点」として継続開催し、多数の方にご参加いただいてきた「Material Meetup」。昨今のコロナ禍の影響により、動画生配信にて開催いたします。(*過去開催回の一覧はこちらからご覧いただけます。)

今回のテーマは「バイオマテリアル最前線:マッシュルームレザーに触れてみる」。

2020年は、サスティナビリティ(持続可能性)の重要度が加速度的に増し、従来の産業構造の見直しが迫られる1年となりました。
たとえばファッション・インテリアの分野では、製造・生産から廃棄に至る工程での環境負荷や倫理面での課題に関してかねてより議論されてきた皮革素材の代替品として、安心・安全でかつ品質の高いヴィーガンレザーが求められるケースが多くなってきています。そんなヴィーガンレザーの中でも、天然由来の素材のみでつくることができるものへの期待は大きく、特に注目されているのが、培養したキノコの菌糸を活用した「マッシュルームレザー」。

大手をはじめとしたファッションブランドが製品化を発表したりとニュースで目にするものの、「話題になっているがまだ現物を見たことがない」という人が多いこのマッシュルームレザーを、FabCafe Kyotoでは、インドネシアのバイオスタートアップ『Mycotech Lab』とのコラボレーション企画として展示中です。今回のミートアップでは、Mycotech Labの Co-Founder / Chief Innovation Officer の Ronaldiaz Hartantyo さんのプレゼンテーションを配信するとともに、京都工芸繊維大学でデザイン / ファブ / バイオとサステイナビリティの実践的研究を行う津田和俊さんをFabCafe Kyotoにお迎えして、現地で実際にマッシュルームレザーに触れながら、その可能性についてディスカッションします。

(*本ミートアップは、1/15までFabCafe Kyotoで開催中の展示企画 『EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示』 との連動イベントとして開催します。)

連動イベント

EXHIBITION by Mycotech Lab “Bio materials for sustainable life” マッシュルームレザー展示-
・会期:2020.12.10(thu) – 2021.1.15(sat) (*日月定休、12.26-1.4 年末年始休業)
・入場無料
・会場:FabCafe Kyoto(access
◎ 詳細はこちらから

こんな方におすすめ

  • 新しいマテリアルを探しているクリエイターや職人の方
  • サスティナビリティを重視したものづくり事業やプロジェクトへ取り組まれている方
  • バイオマテリアル製造・開発の独自技術を持つメーカーの方
  • 自然界の構造・機能を科学技術やデザインに応用するリサーチを行っている方
  • サスティナブルな地域産業・地場産業のモデルを模索している方

Material Meetup とは?

『Material Meetup KYOTO』は、「素材」をテーマに、ものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。

  • 新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
  • オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
  • 持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
  • 機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人

…そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を継続的に開催しています。
カタログスペックだけではわからない素材の特性や魅力を知り、その素材が活用されうる新たな場面(シーン)を皆で考える。「素材」を核に、領域横断のコラボレーションやプロジェクトの種が同時多発する場。それが Material Meetup です。2018年のスタート以降、東京・京都の各拠点ごとに、それぞれ異なるテーマを設け継続開催しています。

Material Meetup 過去開催情報

Speaker

津田 和俊

山口情報芸術センター [YCAM] , 研究員

津田 和俊

千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。2008年から大阪大学大学院工学研究科の特任研究員や助教として、工学設計や適正技術の教育プログラムの実施や、資源循環やサステナビリティに関する研究に従事。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年にはその拠点のひとつとしてファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMのコラボレーターとなり、2016年から研究員としてYCAMバイオ・リサーチを主に担当。共著に『FABに何が可能か「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(フィルムアート社)、『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(ビー・エヌ・エヌ新社)、監訳に『バイオビルダー 合成生物学をはじめよう』(オライリー・ジャパン)など。

詳細を見る 千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。2008年から大阪大学大学院工学研究科の特任研究員や助教として、工学設計や適正技術の教育プログラムの実施や、資源循環やサステナビリティに関する研究に従事。2010年からファブラボのネットワークに参加、2013年にはその拠点のひとつとしてファブラボ北加賀屋(大阪市)を共同設立。2014年からYCAMのコラボレーターとなり、2016年から研究員としてYCAMバイオ・リサーチを主に担当。共著に『FABに何が可能か「つくりながら生きる」21世紀の野生の思考』(フィルムアート社)、『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(ビー・エヌ・エヌ新社)、監訳に『バイオビルダー 合成生物学をはじめよう』(オライリー・ジャパン)など。
Ronaldiaz Hartantyo

Mycotech Lab, Chief Innovation Officer / Co-Founder

Ronaldiaz Hartantyo

His full-of-spirit personality is what will catch your eye when it comes to this Simon Sinek fan. His day-to-day activities include traveling, reading, watching movies, and looking for the next productive collaborations. His motto? “Better to ask for forgiveness than ask for permission”.

(*Quote : Mycotech Lab official website)

詳細を見る His full-of-spirit personality is what will catch your eye when it comes to this Simon Sinek fan. His day-to-day activities include traveling, reading, watching movies, and looking for the next productive collaborations. His motto? “Better to ask for forgiveness than ask for permission”.

(*Quote : Mycotech Lab official website)
 Mycotech Lab

Mycotech Lab

MYCL-Mycotech Labは、インドネシア発のバイオベース素材スタートアップです。5人の共同創業者 Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentangによって、2015年に設立されました。

Mycotechの目的は、天然の接着剤としてキノコの菌糸体を使った材料を育てることです。地元のキノコ農家と協力して、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード「BIOBO」や、キノコの菌糸を完全に成長させた革のような素材「MYLEA」など、カスタム形状に成形された丈夫で軽量な有機繊維を使用した製品を生産しています。Mycotechは、農業廃棄物を利用して素材化しています。様々な素材特性を持つ菌糸体素材の可能性は無限大です。

MYCL-Mycotech Lab is a bio-based material startup from Indonesia. Founded in 2015 by five co-founders: Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentang.

Mycotech objectives are to grow material using mushroom mycelium as a natural adhesive. By collaborating with local mushroom farmers to produce sturdy, lightweight products from strong, organic fibers that are formed into custom shapes, including BIOBO boards, a binderless board using mushroom mycelium as natural adhesive and MYLEA a leather-like material which fully grown using mushroom mycelium. Mycotech utilizes agricultural waste and turns them into material. With a variety of material characteristics, mycelium material potential is endless.

https://mycl.bio/

詳細を見る MYCL-Mycotech Labは、インドネシア発のバイオベース素材スタートアップです。5人の共同創業者 Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentangによって、2015年に設立されました。

Mycotechの目的は、天然の接着剤としてキノコの菌糸体を使った材料を育てることです。地元のキノコ農家と協力して、キノコの菌糸を天然接着剤として使用したバインダーレスボード「BIOBO」や、キノコの菌糸を完全に成長させた革のような素材「MYLEA」など、カスタム形状に成形された丈夫で軽量な有機繊維を使用した製品を生産しています。Mycotechは、農業廃棄物を利用して素材化しています。様々な素材特性を持つ菌糸体素材の可能性は無限大です。

MYCL-Mycotech Lab is a bio-based material startup from Indonesia. Founded in 2015 by five co-founders: Adi Reza, Ronaldiaz Hartantyo, Annisa Wibi, Robbi Zidna Ilman, Arekha Bentang.

Mycotech objectives are to grow material using mushroom mycelium as a natural adhesive. By collaborating with local mushroom farmers to produce sturdy, lightweight products from strong, organic fibers that are formed into custom shapes, including BIOBO boards, a binderless board using mushroom mycelium as natural adhesive and MYLEA a leather-like material which fully grown using mushroom mycelium. Mycotech utilizes agricultural waste and turns them into material. With a variety of material characteristics, mycelium material potential is endless.

https://mycl.bio/

Organizer

木下 浩佑

木下 浩佑

株式会社ロフトワーク
FabCafe Kyoto ブランドマネージャー

Program

19:00
Introduction
– FabCafe / MTRL 紹介(FabCafe Kyoto 木下)
19:10
Session1 : Mycotech Lab プレゼンテーション&質疑応答
(*本パートは英語にて進行いたします。)
19:30
Session2:ディスカッション:「サスティナブルなバイオマテリアル開発に対する社会的要請と今後の可能性
(*本パートは日本語にて進行いたします。)
20:00
終了
(*進行により、15~30分程度延長する場合があります。)

Outline

開催日
2021/01/15(金) 19:00–20:00
場所
オンライン
参加費
無料

本イベントはYouTubeLiveにてご覧いただけます。 お申し込みいただいた方には、当日夕方をめどに視聴URLをご案内します。

Finished

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