EVENT 渋谷

未来の台湾の市場を僕たちがアップデートする?
ローカルなビジネスを未来につなぐアイディエーションワークショップ

Finished イベント終了

この夏行われる台湾の伝統的市場を舞台にした展示イベントに先駆けて、日本で「近未来の市場のあり方を考えるためのワークショップ」を開催。公共の場、食文化が色濃く残る場、ローカルビジネスが育まれる場など様々な顔を持つ市場にあなたはどのような魅力を見出しますか?

Date
2022-05-30 (Mon)
Time
17:00 – 20:00 (受付開始 16:45)
Place
loftwork COOOP10 MAP
Capacity
15名
fee
無料・予約制

Finished

この夏行われる台湾の伝統的市場を舞台にした展示イベントに先駆けて、日本で「近未来の市場のあり方を考えるためのワークショップ」を開催。公共の場、食文化が色濃く残る場、ローカルビジネスが育まれる場など様々な顔を持つ市場にあなたはどのような魅力を見出しますか?

About

台北の伝統市場の次のコンテンツを作る、Vol.0イベントを開催

商店街を見かけることはあっても、日本では「生鮮食品を取り扱う市場」を見かける機会は少ないもの。市井の暮らしを支え、市民の台所として栄えた市場。今ではその役割はスーパーマケットにとって変わられ、日常的に利用する人は随分と限られています。

目線を移せば、アジアの中ではまだまだ市場はその役割を終えていないし、私たちの心を躍らせる猥雑な熱気が残っています。そんな空気に魅了され訪れた市場で果物や惣菜を買う、そんな体験を海外旅行の楽しみのひとつにしている人も少なくないはず。今回のワークショップのテーマとなっている台湾も、まだ色濃く市場の文化が残る地域のひとつ。そんな台湾でも、今、都市開発の波や、高齢化、ライフスタイルの変化に押されて市場の存続はひとつの社会課題になっているといいます。

そこで、今回のワークショップでは、台湾の歴史ある新富市場を後世に残すための取り組みを行っているU-mktと「台湾の市場文化に、どのようなポテンシャルがあるのか紐解くアイディエーションワークショップ」を開催します。BONUS TRACKプロデューサーとしてこれからの市場を育みはじめた小野 裕之さんと、トランスローカルマガジンMOMENT編集長として世界中の都市の胎動に目を見張る白井 瞭さんをお招きし、様々な角度から市場を構成する複雑な要素を紐解き、都市デザイン、テクノロジー、公共性、食文化、五感などを切り口に「未来につなぐためのアプローチ」を考えます。そこには僕たちが手のひらからこぼしてしまった「別の未来の可能性」が眠っているかもしれません。

今回しんコンテンツをアイディエーションする、台北の新富町文化市場。さまざまな食品や雑貨が並ぶ地元に根付いた伝統的な市場。

ABOUT U-mkt

U-mktは1935年から続く歴史ある生鮮食品市場。日本の統治時代にその歴史をスタートさせ、以降周辺の周辺住民の暮らしに長く寄り添ってきた。市場の存続に関しては様々な変遷があったが、近代化によるユーザーのライフスタイルの変化や、スーパーマーケットの台頭によって今では利用者の多くが年配者となり、市場の存続が危ぶまれています。
そんな中、JUT Foundation for Arts and Architecture(以下、JUT)が2017年に新富市場の本体である、日本の統治時代に建てられた文化財の建物を活用したプロジェクト(Umkt)を立ち上げました。その目的は「①この市場を食育の場に変えること」、「②この史跡を社会問題の議論の基礎にすること」、「③この会場を、地元や外部のコミュニティとコミュニケーションをとるプラットフォームとして形成すること」の3つ。
このたび、「近未来の台湾の市場のあり方を模索する」ためのプロジェクトを立ち上げ、ロフトワークとともに構想を形にしていこうとしています。
http://umkt.jutfoundation.org.tw/en?language=en

Uの字型のUmkt。市場と隣接した建物でさまざまなイベントが行われている。
Umktの内部。展示やイベントができる空間はもちろん、キッチンもあり、さまざまな公開実験ができる。
Umktで過去に行われたイベントの様子。本プロジェクトでは、今回のワークショップを踏まえて、ここでの新コンテンツのプロトタイプ検証・公開実験を目指している。

対象

  • 台湾の伝統市場のコンテンツづくりに関わりたい方
  • まちづくりやコミュニティを巻き込んだプロジェクトに興味のある方、関わったことのある方
  • プロダクトやサービス開発に興味のある方
  • なんらかの形で本プロジェクトに関わりたい方

Speaker

小野 裕之

下北沢BONUS TRACK (散歩社), 代表取締役,ビジネスプロデューサー

小野 裕之

1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒。ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズの経営を6年務めた後、事業開発・再生のプロデュース機能をO&G合同会社として分社化、代表に就任。greenz.jpビジネスアドバイザー。 ジュエリーブランドSIRI SIRI共同代表。おむすびスタンド ANDON共同オーナー。下北沢BONUS TRACKを運営する 散歩社 代表取締役。発酵デザインラボ(発酵デパートメント)取締役CFO。

下北沢BONUS TRACK:https://bonus-track.net/

詳細を見る 1984年岡山県生まれ。中央大学総合政策学部卒。ソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズの経営を6年務めた後、事業開発・再生のプロデュース機能をO&G合同会社として分社化、代表に就任。greenz.jpビジネスアドバイザー。 ジュエリーブランドSIRI SIRI共同代表。おむすびスタンド ANDON共同オーナー。下北沢BONUS TRACKを運営する 散歩社 代表取締役。発酵デザインラボ(発酵デパートメント)取締役CFO。

下北沢BONUS TRACK:https://bonus-track.net/
白井 瞭

トランスローカルマガジンMOMENT, 編集長

白井 瞭

リ・パブリックシニアディレクター 、法政大学大学院メディア環境設計研究所特任研究員。早稲田大学文化構想学部卒。2015年、オランダの学際的研究実践機関MediaLAB Amsterdamに留学。2016 年に同機関を修了し、株式会社リ・パブリックに入社。福井市を舞台とする小さなデザインの教室XSCHOOL、環境省が全国5箇所で実施する人材育成プログラムmigakibaの企画運営などに携わる。2019年6月、リ・パブリックよりトランスローカルマガジンMOMENTを創刊。共著に『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』がある。

詳細を見る リ・パブリックシニアディレクター 、法政大学大学院メディア環境設計研究所特任研究員。早稲田大学文化構想学部卒。2015年、オランダの学際的研究実践機関MediaLAB Amsterdamに留学。2016 年に同機関を修了し、株式会社リ・パブリックに入社。福井市を舞台とする小さなデザインの教室XSCHOOL、環境省が全国5箇所で実施する人材育成プログラムmigakibaの企画運営などに携わる。2019年6月、リ・パブリックよりトランスローカルマガジンMOMENTを創刊。共著に『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』がある。
Yiling Hong

JUT建築文化芸術財団, U-mkt ディレクター

Yiling Hong

U-mkt(JUT建築文化芸術財団)理事、Co-coism理事として、主にU-mktの運営を担当し、文化空間の再生を通して旧市街の再生を牽引し続けている。ランドスケープアーキテクチャーとアートマネジメントの専門家としてキャリアを積み、都市空間の探索と地域文化の研究に取り組んでいる。展覧会キュレーション、地域生活、空間マネジメントの実践においては、継続的に観察と考察を組み合わせている。

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Tim Wong

株式会社ロフトワーク, FabCafe Taipei / Loftwork Taiwan co-founder

Tim Wong

香港で生まれ、アメリカで17年間を過ごした後、2008年に異なるバックグラウンドを持った様々なクリエイターと共に、革新的なアイデアとプロジェクトを生み出すクリエイティブプラットフォームを作るチャンスを信じて台湾に移住。FabCafe Taipei、ロフトワーク台北の設立以前、7年間にわたり都市デザインの専門家としてアメリカ、中東やアジア諸国でプロジェクトに関わる。ハーバード大学デザイン大学院卒。専門は建築と都市デザイン

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堤 大樹

株式会社ロフトワーク, シニアディレクター

堤 大樹

「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にWebマガジンANTENNAをスタート。2016年に4年半勤めた呉服問屋の営業を退職し、ロフトワークに入社。個人での仕事の依頼が増えたことを受け、2020年に文化にまつわる制作会社Eat, Play, Sleep inc.を設立とほぼ同時に、ANTENNAの編集長を後進に託し、「旅と文化」をテーマとしたメディアPORTLAを立ち上げ編集長に就任した。持ち味はエゴの強さで、好きなことは企画・編集業務。関係者各位に助けられ、発見と失敗の多い毎日を謳歌中。現在は台湾に異動。

詳細を見る 「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にWebマガジンANTENNAをスタート。2016年に4年半勤めた呉服問屋の営業を退職し、ロフトワークに入社。個人での仕事の依頼が増えたことを受け、2020年に文化にまつわる制作会社Eat, Play, Sleep inc.を設立とほぼ同時に、ANTENNAの編集長を後進に託し、「旅と文化」をテーマとしたメディアPORTLAを立ち上げ編集長に就任した。持ち味はエゴの強さで、好きなことは企画・編集業務。関係者各位に助けられ、発見と失敗の多い毎日を謳歌中。現在は台湾に異動。

Program

16:45
受付開始
17:00 – 17:10
イントロダクション
17:10 – 17:40
インスピレーショントーク 1

  • スピーカー:小野 裕之(BONUS TRACKプロデューサー)
  • BONUS TRACKはどのように出店者を下北沢の「ローカルなビジネス」に育んだのか?
17:40 – 18:20

インスピレーショントーク 2

  • スピーカー:Yiling Hong(JUT建築文化芸術財団, U-mkt ディレクター)
  • U-mktのこれまでの取り組みと、台湾における市場の役割
18:20 – 18:50
インスピレーショントーク 3

  • スピーカー:白井 瞭(トランスローカルマガジンMOMENT編集長)
  • ローカルなビジネスが「越境」をしていくために必要なこれからの人・もの・こと
18:50 – 19:05
休憩
19:05 – 20:25
アイディエーションワークショップ
20:30
終了

Outline

日時
2022年5月30日(月)17:00 – 20:00 (受付開始 16:45)
参加費
無料・予約制
定員
15名
会場
loftwork COOOP10(渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10F)
主催
株式会社ロフトワーク, U-mkt

ACCESS

loftwork COOOP10(渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10F)

Finished

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