EVENT トーク

デザインと企業が持つ財産が、事業の未来を切り拓く

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青森県の特徴であり強みである農林水産業や伝統工芸を含む製造業の魅力を最大限に引き出し、地域に関わるすべての産業の稼ぐ力を高めるため、デザインなど知財の戦略的活用を推進します。

本イベントでは、特許庁が青森県とともに進める「知財経営支援モデル地域創出事業」にて伴走支援した企業による成果発表のほか、株式会社良品計画 佐藤一成氏やデザイン経営・知財専門家の土生哲也氏、公益財団法人日本デザイン振興会 矢島進二氏の視点を通して、企業価値を高める戦略や、新たな市場、事業の未来の可能性を開拓します。

Date
2025-02-21 (Fri)
Time
13:30-15:15
Place
新町キューブグランパレ
Capacity
会場:80名/オンライン:100名
fee
無料

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青森県の特徴であり強みである農林水産業や伝統工芸を含む製造業の魅力を最大限に引き出し、地域に関わるすべての産業の稼ぐ力を高めるため、デザインなど知財の戦略的活用を推進します。

本イベントでは、特許庁が青森県とともに進める「知財経営支援モデル地域創出事業」にて伴走支援した企業による成果発表のほか、株式会社良品計画 佐藤一成氏やデザイン経営・知財専門家の土生哲也氏、公益財団法人日本デザイン振興会 矢島進二氏の視点を通して、企業価値を高める戦略や、新たな市場、事業の未来の可能性を開拓します。

About

青森県内の企業による、知財・デザインを活用した事業挑戦

地域の農林水産業や伝統工芸をはじめとする資源や文化は、その土地ならではの魅力や価値を伝える重要な力を持っています。企業がその価値を高め、持続可能な収益力をつかむには、従来のアプローチを超えた新たな視点と手法が求められています。

「知財経営支援モデル地域創出事業」では、青森県の弘前市、むつ市、五所川原市から特色ある農林水産や伝統工芸関連企業を対象に、デザイン・知財の力を活用して企業価値を引き出し、地域資源の価値や魅力の伝え方など事業の伴走支援を取り組みました。今回のイベントでは、その5社から取組成果を発表します。

漆塗りの工芸品が並ぶ店内で、男性たちがディスカッションをする写真
株式会社たなか銘産の店舗で、実際にプロダクトに触れながら支援の方向性をディスカッションする様子

支援対象企業と取組内容

  • 「透ける津軽塗」のビジネス確立と津軽塗の産業維持へ向けて株式会社たなか銘産
  • 一物全体を体現する「アップルクリレ」を通じた”日本ハルマ”認知への挑戦日本ハルマ株式会社
  • 五所川原を後世に届ける、地域連携を通じた、りんごパウダーへの挑戦合同会社トキあっぷる社
  • 開拓100年の未来に向けた”遥かなる丘”斗南丘牧場の挑戦有限会社斗南丘牧場
  • 「これでいい」から「これがいい」へ有限会社みなみや
会議室でホワイトボードを指しながらプレゼンテーションする女性
事業ロードマップをプレゼンテーション
複数の人々が、会議室でプレゼンテーションに聞き入る様子
ワークショップは、支援対象企業と特許庁、青森県、ロフトワークが一堂に会して実施

キーノートスピーチ「付加価値を増やすために、地域資源をどのようにデザインするのか」

株式会社良品計画ソーシャルグッド事業部から、佐藤一成氏がゲストとして登壇。

千葉県鴨川市の主力産業である農業は、従事者の高齢化と市内耕地の8割以上で栽培されている米の価格向上が課題となっていることを受け、株式会社良品計画地域事業部は、地域の生産者とこの課題について議論を重ねてきました。
佐藤一成氏は、鴨川市の生産者と米の可能性を広げて新たな価値のある地域産品の創出、生産者の収入向上、後継者・新規就農者を呼び込むことによる鴨川の農業活性化を目指し、新たな価値のあるお米「プリンセスサリー」を作り、「里のMUJIみんなみの里」をはじめ、全国の無印良品で店舗販売
を手がけました。

本イベントでは、地域資源を活用したビジネスデザインの力について解説いただきます。

改良種インディカ米「プリンセスサリー」のパッケージ
インディカ米の「バスマティ」を日本で栽培できるよう改良した品種「プリンセスサリー」

クロストーク「地域資源を活用したビジネスデザインの可能性」

「地域資源を活用したビジネスデザインの可能性」をテーマに、地域に根ざした事業を担う経営者の視点、知財戦略の視点、デザインの視点から発展的な議論を行うクロストーク。

「知財経営支援モデル地域創出事業」の事業プロデューサーとして青森県内企業5社の支援を実践する、株式会社百姓堂本舗 高橋哲史氏と、良品計画ソーシャルグッド事業部 佐藤一成氏、デザインの力を活かした知財戦略に精通する、弁理士の土生哲也氏。公益財団法人日本デザイン振興会 矢島進二氏が、ディスカッションを行います。

Program

13:30-13:45

イントロダクション

  • 青森県挨拶 
  • 特許庁挨拶 
  • 事業の御紹介
13:45-14:00

キーノートスピーチ「付加価値を増やすために、地域資源をどのようにデザインするのか」

  • 株式会社良品計画 ソーシャルグッド事業部 佐藤一成 氏
14:15

成果発表「青森県中小企業が挑んだ、知財・デザインを活用した事業挑戦」

  • 株式会社たなか銘産:「透ける津軽塗」のビジネス確立と津軽塗の産業維持へ向けて
  • 日本ハルマ株式会社:一物全体を体現する「アップルクリレ」を通じた”日本ハルマ”認知への挑戦
  • 合同会社トキあっぷる社:五所川原を後世に届ける、地域連携を通じた、りんごパウダーへの挑戦
  • 有限会社斗南丘牧場:開拓100年の未来に向けた”遥かなる丘”斗南丘牧場の挑戦
  • 有限会社みなみや:「これでいい」から「これがいい」へ
14:40-15:10

クロストーク「地域資源を活用したビジネスデザインの可能性」

登壇:

  • 株式会社IPディレクション 代表取締役・弁理士 土生哲也 氏
  • 株式会社良品計画 ソーシャルグッド事業部 佐藤一成 氏
  • 株式会社百姓堂本舗 代表取締役 高橋哲史 氏

モデレーター:

  • 公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事 矢島進二 氏
15:10-15:15

アウトロダクション

15:15

終了後、会場参加者のみ交流会

Outline

開催日

2024年2月21日(金)13:30-15:15

参加費

無料

場 所

会場:青森県青森市新町2丁目6−25 新町キューブ グランパレ >>Map
オンライン配信:Zoom

定 員

会場:80名

オンライン:100名

主 催

特許庁, 青森県

運 営

株式会社ロフトワーク

ご注意
  • オンライン参加の方への視聴用URL等のご案内メールは、開催前日までに申し込みのメールアドレスにお送りします。
  • 申込多数の場合、抽選となる可能性があります。
  • プログラムは予告なく変更される場合があります。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は、後日Loftwork.comまたは青森県・特許庁の広報媒体に掲載する場合があります。

Speaker

土生 哲也

株式会社IPディレクション, 代表取締役・弁理士

土生 哲也

金融/知財/デザインを越境して、20年以上にわたり中小企業の経営改善に伴走する活動を続けており、
近年はデザイン経営関連で多くのプロジェクトや研究会等に参画している。
平成29年度知財功労賞受賞。武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程修了。
「元気な中小企業はここが違う」等、知的財産に関する著書多数。

詳細を見る 金融/知財/デザインを越境して、20年以上にわたり中小企業の経営改善に伴走する活動を続けており、
近年はデザイン経営関連で多くのプロジェクトや研究会等に参画している。
平成29年度知財功労賞受賞。武蔵野美術大学大学院造形構想研究科修士課程修了。
「元気な中小企業はここが違う」等、知的財産に関する著書多数。
佐藤 一成

株式会社良品計画, ソーシャルグッド事業部 ローカルグッド担当

佐藤 一成

千葉県鴨川市在住。高校大学と建築を学び、新卒で株式会社良品計画に入社。販売に6年携わり、山梨県の富士山の麓に異動をきっかけに身近に自然があることや、食べ物の豊かさ(山で採取できる山菜やキノコ、猪、鹿など)に興味を持ち退職、移住。ビストロの経営、自社畑耕作、ジビエの普及、地域活性化などまちづくりに携わる。その後、現部署が新規設立されるタイミングで良品計画に再度ジョインし、豊島区中小公園の活用、光が丘ゆりの木団地コミュニティ再生、公営団地リノベーション、産直サイト諸国良品の運営、など幅広いプロジェクトに従事。2020年より千葉鴨川の里のMUJIみんなみの里を拠点にレストランリニューアル、インディカ米系統の商品開発、里山保全の鴨川里山トラスト、など農と食を中心に活動。日々新たな食材を探して山や畑で奮闘中。

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高橋 哲史

株式会社百姓堂本舗, 代表取締役

高橋 哲史

1973年弘前市のりんご農家に生まれ、東京からUターンし事業継承。2012年に株式会社百姓堂本舗を立ち上げ、2014年に、りんごの付加価値向上を目的に弘前シードル工房 kimori を設立し、さらに未経験者に対して、担い手不足であるりんご農家を増やす取組を実践している。2014年「弘前シードル工房 kimori 」グッドデザイン賞を受賞。

詳細を見る 1973年弘前市のりんご農家に生まれ、東京からUターンし事業継承。2012年に株式会社百姓堂本舗を立ち上げ、2014年に、りんごの付加価値向上を目的に弘前シードル工房 kimori を設立し、さらに未経験者に対して、担い手不足であるりんご農家を増やす取組を実践している。2014年「弘前シードル工房 kimori 」グッドデザイン賞を受賞。
矢島 進二

公益財団法人日本デザイン振興会, 常務理事

矢島 進二

1962年東京中野区生まれ。グッドデザイン賞をはじめ、東京ミッドタウン・デザインハブ、東京ビジネスデザインアワード、地域デザイン支援など多数のデザインプロモーション業務を担当。武蔵野美術大学、九州大学大学院などで非常勤講師。毎日デザイン賞調査委員。事業構想、先端教育、コロカル、こここで連載を執筆。

詳細を見る 1962年東京中野区生まれ。グッドデザイン賞をはじめ、東京ミッドタウン・デザインハブ、東京ビジネスデザインアワード、地域デザイン支援など多数のデザインプロモーション業務を担当。武蔵野美術大学、九州大学大学院などで非常勤講師。毎日デザイン賞調査委員。事業構想、先端教育、コロカル、こここで連載を執筆。

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