EVENT トーク

未来ナラティブ探求ラボvol.1
感性の可視化・使いこなし・サービス化
〜身体と都市をつなぐテクノロジーの可能性〜

Finished イベント終了

Date
2025-07-01 (Tue)
18:00-20:30
Place
FabCafe Osaka MAP
fee
1,500円(1ドリンク付き)

Finished

About

テクノロジーが拓く、「感性」の新たな地平

テクノロジーは、これまで数値化や言語化が難しかった「感性」の領域に新たな光を当てようとしています。
AIやセンサー技術の進化は、人間の直感的で曖昧な感覚を読み解き、
私たちをまだ見ぬ、しかし心地よいと感じる都市の場所や体験へと導く可能性を秘めています。

本イベントでは、最先端のテクノロジーが提供する「感性の可視化」の可能性に触れ、
感性という新たな視点から、街や組織が本来持つ「豊かさ」や「サステナビリティ」の価値をデザインするヒントを探ります。

「言葉にできない」都市の魅力、どうすれば伝えられるだろう?

雨上がりの路地裏で感じる、土とアスファルトが混じったような匂い。どこからか聞こえてくる懐かしい生活のざわめき。私たちは「言葉にはできない」都市の奥深い魅力に心を揺さぶられます。
では、どうすれば、これらの微細な「感性」を多くの人と共有し、未来の都市づくりに活かすことができるのでしょうか。

この度、ロフトワークとFabCafe Osakaは、都市と人間の関係性を「感性」という視点から再構築する試みとして『未来ナラティブ探求ラボ』を始動します。

写真:モニターに投影された画面を見ながら5人の登壇者が議論している様子

vol.1 テーマ 「感性の可視化・使いこなし・サービス化 〜身体と都市をつなぐテクノロジーの可能性〜」

今回は「感性の可視化・計測・サービス化 〜身体と都市をつなぐテクノロジーの可能性〜」をテーマに、
数値化が難しい「感性」という領域をテクノロジーによって捉え、具体的なサービスとして社会に実装する方法を多様なゲストと共に探ります。

都市という空間と人間の身体、そしてその間に存在する「感性」をテクノロジーで繋ぎ、どのように新たな価値を創造できるか。
定性的な価値の可視化と、その計測における課題と可能性について深く掘り下げます。

こんな方におすすめ

  • 都市開発、再開発、都市再編に携わる方
  • 企業のブランド価値や経営指標に「情緒価値」を組み込みたいと考える方
  • 新たな都市サービスやアクティビティの開発に関心のある方
  • テクノロジーが感性やウェルビーイングにどう寄与するかを探求したい方
  • 新しいデータや情報化によるスタートアップを経営している、共創をしたい方
  • AIを用いたデータエコシステム構築を進めている、または新たに始める方

セッションのトピック

  • AIと感性による都市価値の可視化と創造的探求
  • 感性に基づくAIサービス開発と都市への社会実装
  • 身体とテクノロジーが紡ぐウェルビーイング

Speaker

ライトニングトーク

文化や感性とテクノロジーを、都市の未来にどう接続していけるか?ヒントと、実践への糸口を探ります。

牧野 成将

株式会社Monozukuri Ventures牧野 成将(CEO)

FVCやSunBridgeにて、日米スタートアップへの投資業務に従事。京都市や大阪市とも連携し、アクセラレーションプログラムの立ち上げなど、スタートアップ・エコシステムの構築をリードする。
2015年、京都のものづくり現場とスタートアップをつなぐため、Monozukuri Venturesを創業。京都試作ネットと連携し、ハードウェアスタートアップの試作支援から量産・事業化までを一気通貫で支える体制を構築する。
ハードテック/ディープテック領域に特化し、日米50社以上のスタートアップに投資。プレシード〜シード段階の企業に対して、資金提供だけでなく、製造・事業開発の専門チームによる実務支援を行うのが特徴。主な投資・支援先に、スマートショッピング、ugo、Ariecaなど。ハードウェア×スタートアップの成長可能性を切り拓く、日本有数の実装型VCプレイヤー。

安谷屋 樹

ADAWARP株式会社安谷屋 樹(Founder)

2014年、VRヘッドセットを装着してロボットを操作した安谷屋は「これはワープできる」と直感し、ADAWARP株式会社を創業。
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。自身の研究を通じて、テレプレゼンスが人の移動の定義を変えると確信する。
大学在学中から、遠隔操作と身体性の関係を探究。展示や実験を重ねる中で、距離を超えて“そこにいる”感覚の社会的・実用的意義に気づく。「行けない場所に、自分の意志と身体を届ける」ためのインターフェースとしてのロボット、その実装と社会実験に早くから取り組んできた。
アメリカ・SXSWなどでも発表を重ねながら、超遠隔操作技術を通じて新たな「ワープ体験」の形を模索。教育、災害対応、宇宙探査など多様な応用可能性を見据え、技術と社会実装の両面から未来の“存在”を再設計している。
ADAWARPは、「今ここにいながら、遠くの未来を動かす」ためのしくみをつくるスタートアップであり、彼の人生そのものである。
https://adawarp.com/

井口 尊仁 (TAKA)

株式会社ロフトワーク Fellow/Tomorrow Never Knows 代表理事井口 尊仁 (TAKA)(FUTURE TEAM プロデューサー)

Audio Metaverse, Inc. CEO。立命館大学文学部哲学科卒。黎明期のインターネットの未来に魅了され株式会社デジタオを1999年創業しブログ出版事業を成功させる。 その後現実世界のソーシャル化を目指し頓智ドット株式会社を2008年創業。 「セカイカメラ」をサンフランシスコで発表、世界中で400万ダウンロード突破する。 2012年、人と人を瞬間的に結びつける拡張現実ウェアラブルデバイス「Telepathy One」を開発、その後北米でテレパシー社を創業し大型資金調達を実現。テレパシー社売却後にはシリコンバレーでAudio Metaverse, Inc.を創業し、声で人と人が直接繋がれるオーディオソーシャルアプリ「Dabel」をグローバルに普及。2024年からは一般社団法人 Tomorrow Never Knows 代表理事を務める。常に未来社会を先読みし、本質的イノベーションを生み出し続けている。

セッション「感性の可視化・使いこなし・サービス化 〜身体と都市をつなぐテクノロジーの可能性〜」

都市という空間と人間の身体、そしてその間に存在する「感性」をテクノロジーでどう繋ぎ、新たな価値を創造できるかを議論します。

山﨑 はずむ

株式会社Poetics山﨑 はずむ(Founder / 元Empath Inc. Co-Founder & Co-CEO)

音声からリアルタイムに感情を解析するEmotion AI「Empath」を開発・提供するEmpath Inc.を共同創業し、Co-CEOとして世界6カ国以上のピッチコンテストで優勝。IFA NEXT(ベルリン)やICT Spring(ルクセンブルク)など、グローバルスタートアップシーンでの実績を重ねる。
Google Launchpad Acceleratorに採択された経験を持ち、Fujitsu Accelerator Programなど複数のアクセラレーターでピッチコーチとしても活動。東京大学卒。
現在はPoetic株式会社を立ち上げ、言語・感性・社会的意味にまたがる“人間らしさとAIの関係”を再定義するプロジェクトに取り組む。技術と詩性、認知科学と社会実装のあいだを往復する試みを展開中。感情、声、記号、関係性──人とAIの新しい接続のあり方を追究し続けている。

阿座上 陽平

株式会社Zebras and Company阿座上 陽平(共同創業者/代表取締役)

株式会社Zebras and Company共同創業者/代表取締役
早稲田大学小学部卒。メディア企業やスタートアップで事業成長に携わり、2021年にZebras and Companyを創業。社会性と経済性の両立を目指すゼブラ企業の共感者を増やすべく、ストーリーテリングやブランド戦略を通じて支援。ゼブラ企業を起点に、共感と持続可能性を軸とした産官学金の連携モデルを目指し、社会実装に取り組む。
多様な主体が対話と協働を重ね、制度や市場の狭間にある価値をすくい上げる経営のあり方を模索している。近年は、ファイナンスの再設計や、新しい共助圏を担う事業・組織のリサーチ/投資にも注力している。

高山 累

株式会社SPACY高山 累(代表取締役CEO)

PR・広告代理店を経て、東証一部上場のコングロマリッドにて新規事業のプロダクトコラボレーター・プロデューサーとして活躍。その後同社にてプロダクトの企画・設計に従事。キャリア基盤を活かし、新規プロダクトの企画および実装の両軸で設計を担う。
現行の都市開発に疑問を抱き、人の時と意識の集合体としての都市文化をこれからの開発に活かすインターフェースを作るべく、2020年にSPACYを構想&起業。これまでの取り組み先はJR東海、竹中工務店、山梨県立美術館、藤沢市等。今日も未来の都市文化創出に奔走する。

小島 和人(ハモ)

株式会社ロフトワーク小島 和人(ハモ)(プロデューサー / FabCafe Osaka 事業責任者)

大阪府守口市生まれ。建築、デザイン、プランニング、アートと多分野で活動を重ね、多様な視点と未来を見立てる力を培う。アーティスト名「ハモニズム」の理念は、社会状況や人々の価値観が調和した未来を仮説し、チームで実験・実行を通じて形にすることにある。大阪では、まちづくりやエリアマネジメントに注力し、地域の文化・歴史・環境を活かした持続可能な都市モデルを提案。行政・企業によるトップダウンの構想と生活者・クリエイターによるボトムアップの活動を接続している。2025年4月オープン予定のFabCafe Osakaを拠点に、大阪・天満や南森町エリアで「アンフォルム」をコンセプトに、「都市とローカルの融合」を模索し、新たな都市の未来像を描く。

Profile

Program

18:00-18:10
オープニング・趣旨説明
本イベントシリーズの立ち上げ背景と目的、ラボ形式の進め方について
18:10-18:20
ライトニングトーク(3分/最大3組)

▼登壇者
牧野 成将|株式会社Monozukuri Ventures
安谷屋 樹|ADAWARP株式会社
井口 尊仁|株式会社ロフトワーク Fellow/Tomorrow Never Knows 代表理事

18:20-18:30
休憩
18:30-19:10
セッション「感性の可視化・使いこなし・サービス化 〜身体と都市をつなぐテクノロジーの可能性〜」

▼登壇者
山崎 はずむ|株式会社Poetics
阿座上 陽平|株式会社Zebras and Company
高山 累|株式会社SPACY
小島 和人ハモ|株式会社ロフトワーク

19:10-20:30
未来ナラティブ・アイデア探求会

交流会形式で「感性の可視化・使いこなし・サービス化」をテーマに、参加者によるアイデア創発と簡易プロトタイピングを行います。グループでの対話と共同作業を通じて、未来の感性サービスや都市体験の物語を構想します

Outline

日時
2025年7月1日(火曜日)18:00-20:30
※受付開始 17:30
会場
FabCafe Osakaアクセス
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2丁目2−4
参加費
1,500円(1ドリンク付き)
主催
株式会社ロフトワーク、FabCafe Osaka
ご注意
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は、後日Loftwork.com、FabCafe webサイトに掲載する場合があります。
・申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。

ACCESS

FabCafe Osaka

Finished