ちょっと飽きたので、たまには…

こんにちは、PRナカタです。師走ですね! みなさん、風邪はひいていませんか?

私は毎年この時期になると、「今年も会社案内を制作しています、お楽しみに」という内容で広報ブログを書きます。でも、なんだかそれも飽きました。ですので今日は、次の会社案内を(たぶん)制作している私自身に対して記事を書きたいと思います。

職権乱用? 手抜き? そ、そんなことはありませんよ!!!

心して聞くべし! ロフトワーク流 会社案内のつくり方 4箇条

それでは、来年の私に、2012年の私から、ロフトワークらしい会社案内を楽しく制作するための4つのポイントを授けましょう!

1. オンラインに情報を溜め続けること
2. たくさんの仲間を巻き込むこと
3. 勇気を出して憧れの人と組むこと
4. 全部忘れること

以上です。

1. オンラインに情報を溜め続けること

ロフトワークの会社案内は、「毎年ゼロから作り直す」が信条です。毎年毎年、新しいことに挑みたがる企業ですから、会社案内の体裁も企画も内容も1年ごとに全く違います。120ページの分厚い雑誌になることもあれば、突然美大生に取材に来てもらうこともあります。

とにかく大事なのは、どんなものを作りたくなってもどんと来い!と言えるだけのコンテンツを溜めておくこと。

ロフトワーカーのパパラッチ化が年々加速しているのは良いことです

良い写真を撮る、イベントのレポート記事を書く、社内の出来事を記録する、プロジェクト完了後にはクライアントインタビューを敢行する。小さなワークショップが、翌年の新しい事業につながる…なんてこともありました。ちなみに今回の会社案内のコンセプトは、一本の合宿レポートが元になっています。言い訳せず、とにかく記録すること、それも仕事です。

2. たくさんの仲間を巻き込むこと

ロフトワーク社員の過半数は、制作ディレクター。こんな恵まれた環境はそうそうありません。クライアントプロジェクトではないからといってつい遠慮してしまいがちですが、スタッフのみんなこそが生のロフトワーク、新しいクリエイティブの在処を知っています。存分に巻き込みましょう。

(左)ひとりで倒れた2011年、(右)みんなで頑張る2012年

2011年は、たしか1人で遅くまで原稿を書いて泣いていましたね。でも、2012年は8人の豪華で有能なチームができて小躍りしました。「今年の屍は孤独じゃない」は名言だと思います。普段の行い次第で仲間の数は変動します。日頃から飴やチョコレートなどを振る舞うようにつとめましょう。

3. 勇気を出して憧れの人と組むこと

今、私が最も伝えたいことは、これです。「私なんて…」「きっと受けてくれない…」とモジモジせず、1年を彩る1冊を共に作りたい人やチームにきちんとアタックすること。猛烈にアタックすること。

ロフトワーク×日本デザインセンターで「プロジェクトJAM」を結成!

2012年は…ずいぶん大胆にいきましたね。代表2人が原研哉さんとの対談に呼んでいただき、スタッフ同士の交流が生まれたのをきっかけに、日本最大のクリエイティブ集団「日本デザインセンター」さんと一緒に制作を進めています。クリエイターが1人もいないロフトワークとは違い、デザイナー、コピーライター、フォトグラファー、プロデューサーまで、第一線で活躍するプロフェッショナルが200人以上も所属する日本デザインセンター。

仕事の進め方、クリエイティブに対するこだわりの違い、コミュニケーション手法の差…何をとっても新鮮で、刺激的で、本当に楽しいプロジェクトになっています。まだ完成していませんが、今年の会社案内は新たな名作になりそうですよ! お互いの理解と対話からはじめる…。「会社案内」というメディアにとって欠かせないプロセスを、一緒に体感しながら進めていることが良い結果を引き寄せてくれそうです。

4. 全部忘れること

最後の秘訣はこれです。大事なことなので二度言いますが、おそらく今年の会社案内は歴代制作物の中でも名作になります! 会社案内の枠から大幅にはみ出す一冊ができそうです。できそうでできていなかった、Webと冊子の連動も今年は頑張ります。

なので、今年のことはすべて忘れてくださいね。
きっと次の一冊が作りにくくなるので。

以上、来年も会社案内を担当するだろう自分への引き継ぎでした。

(ということで、ロフトワークは今年も会社案内制作に全力投球です。お手元に届くのを楽しみにしていてください!)

おまけ:来年の会社案内担当はあなたかも?

ロフトワークではスタッフをまだまだ募集しています。広報、ディレクター、プロデューサー…、日々のプロジェクトも頑張りつつ、年に一度は刺激的なメディア企画に参加してみたい人、大歓迎!

Next Contents

PMI日本支部主催のセミナーに、MVMNTユニットリーダーの原亮介と、クリエイティブディレクターの䂖井誠が登壇