株式会社ロフトワークは、クリエイター向けコワーキング施設「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」を2015年10月11月、京都市下京区にオープンします。 MTRL KYOTO は、国内外から集めたユニークな「素材(マテリアル)」と、3Dプリンターやレーザーカッターといったデジタルファブリケーションマシンをを常設し、京都で活動するクリエイターはもちろん、法人から海外からの旅行者まで、クリエイティブな仕事環境を必要とする全ての人が手軽に利用できる新しいコワーキング施設です。

2015年10月オープン予定 2015年11月末オープン予定
・場所:京都河原町五条(京都市下京区)
・JR京都駅徒歩15分/阪急京都線河原町駅徒歩10分/京阪電鉄清水五条駅徒歩3分
・URL:http://mtrl.net/
・Facebook:https://www.facebook.com/material.kyoto

MTRL KYOTO 設立の背景

渋谷に拠点をもつクリエイティブ・エージェンシーのロフトワークが、四条烏丸にオフィスを開設して4年、業務拡大のために京都オフィスを五条エリアの大きな一軒家に移転し、さらに国内外のクリエイターが行き交う空間とサービスの運営にチャレンジします。 伝統的な技術や製品、職人、最先端のテクノロジーやプロダクト、そしてベンチャー企業が混在する京都で、ロフトワークがつくる新しいスペースのテーマは「マテリアル」。 織物や和紙といった伝統的な素材から、最先端のセンサーやロボットモジュールまで、イノベーションの源となるさまざまな素材とツールを用意し、クリエイターがオープンにアイデアやスキル、そして情熱を共有できる場を新しく作ることにいたしました。

施設の特長

かつて明治時代に印刷工場として使われ、その後家具店を営んでいた築110年の3階建て一軒家(386平米)を改装し、新しいクリエイティブな空間として生まれ変わります。 1階はコワーキングスペースとなる「ラウンジ」とコミュニケーションのハブとなる「カウンター」、2階はオープンエアーの「テラス」とマテリアルを展示する「ワークプレイス」、3階は株式会社ロフトワークのオフィスとなります。

1分10円のドロップイン型コワーキングスペース

1階ラウンジでは、「1分10円」から手軽に利用できるドロップイン型コワーキングサービスを提供します。個人作業はもちろん、ミーティングやブレインストーミング、プレゼンテーションなどのグループ利用、デザイン制作や電子工作などのクリエイティブワークにも適した150平米の多目的ワークスペースです。 キッチン付カウンターでは、デイタイムは世界5箇所に拠点を構えるデジタルものづくりカフェ「FabCafe Tokyo」で取り扱うシングルオリジンのコーヒー豆を使ったスペシャルティコーヒーを自由に楽しめるドリンクスタンド、ナイトタイムはクリエイターが交流するバーとしても機能します。

国内外の様々な「素材(マテリアル)」を収集し展示販売、デジタルファブリケーションマシンも常設

2階には、クリエイターのインスピレーションや試作の素材となるようなさまざまなマテリアルを収集、展示販売いたします(予定)。紙、木材、ファブリックなどの歴史や地域に根ざした伝統的な素材から、電子部品や化学材料などの最新テクノロジー素材まで、来訪者が特長あるマテリアルに触れることができる空間を提供します。 また館内には素材の加工を行うための3Dプリンターやレーザーカッターをはじめとする工作機器を設置。さまざまなアイデアをすぐに形にできるラピッドプロトタイピングが可能になる場を用意します。

マテリアル・工作機器 例

3Dプリンター(Makerbot Replicator 2X)/ レーザーカッター(Universal Laser System VSL6.60)/ bGeigie Nano (ガイガーカウンターセンサー)/ Makeblock(組み立てロボットキット)/ CHIRIMEN (Firefox OS-based developers board)/ 北山丸太(和建築材)/ 飛騨紙(雪深い山中で作られる和紙)/ 他多数の”マテリアル”を導入予定

3階はロフトワークのオフィスとして利用

ロフトワークは京都オフィスを四条烏丸から五条に移転し、建物の3階スペースをオフィスとして利用します。かつては新聞社のオフィスとして使われていた100平米の洋間は、プロトタイピングや実証実験を必要とする長期間のプロジェクトの基地(ベース)としても利用されます。

イベントプラットフォームとして活用、宿泊サービスも計画中

トークセッション、ワークショップ、ビジネスセミナーなどの各種イベントを開催します。また宿泊型のハッカソンやメイカソン、クリエイターの作品の展示会も計画。また洛内外のクリエイティブ企業・団体とのコラボレーションを積極的に行い、クリエイターに新たな出会いと学びの場を提供します。さらに世界5ヶ所に展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」のフード&ドリンクサービスの提供も2016年中に開始予定。2F和室スペースを使った、海外クリエイター層にフォーカスした宿泊サービスも計画中です。

Architecture by Fumihiko Sano (studio PHENOMENON)
http://fumihikosano.jp/

パートナー募集

ロフトワークではMTRL KYOTO を共に盛り上げていただけるパートナー(個人・チーム・法人)を募集します。 展示マテリアル
館内で展示する素材をご提供いただけるパートナー・スポンサーを募集します。

設置ツール
館内で利用できる工作・加工素材をご提供・モニターいただけるパートナー・スポンサーを募集します。

イベント企画
MTRL KYOTO で行うイベントの企画を募集します。集客や当日の運営はロフトワークが全面サポートします。(有料レンタルスペースとしての提供は予定しておりません)

館内サービス
オフィスツール、フード&ドリンク、コワーキングやイベントの利用体験を向上させるサービスを提供いただけるパートナー・スポンサーを募集します。

詳しくはお問せください。

ロフトワークについて

ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。

株式会社ロフトワーク 広報:pr@loftwork.com

Next Contents

「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」内関連イベントに
Layout シニアディレクター宮本明里とバイスMTRLマネージャー長島絵未が登壇