2018年4月、国内初の新しい形の産官学民連携組織である「一般社団法人 渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)」がスタートしました。

渋谷未来デザインは、「ちがいを ちからに 変える街」をスローガンに掲げる渋谷区が2016年に策定した基本構想に沿って設立された組織です。「ダイバーシティ」「インクルージョン」を軸に、渋谷に関わるすべての人のアイデアや才能を結集させ、オープンイノベーションの観点で社会的課題の解決とその可能性のデザインに取り組みます。

行政機関のみを主体とせず、多様な個人・法人・団体と様々なバリエーションで組織体を組むことで、トップダウンとボトムアップの双方の発想を生かしあいながら、今までにない価値を生み出すことを期待しています。
林千晶も、フューチャーデザイナーとして活動し、都市生活の新たな可能性を渋谷から世界に向けて提示します。そして渋谷区のみならず、社会全体の持続発展につなげることを目指します。

一般社団法人 渋谷未来デザイン 概要

【事業内容】
渋谷未来デザインでは、3つのコアバリュー、「地域社会の未来(フューチャー)」、「地域社会の誇り(シティプライド)」、「地域社会の発信力(ブランド)」を念頭に、以下の5つの事業を展開します。

(1) 都市の体験デザイン
創造文化都市を実現するための制度設計提案・推進、最先端技術活用構想策定及び実証実験等により都市の付加価値向上に寄与する事業を実施​

(2) 都市の空間価値デザイン
コミュニティ強化や都市生活の活性化に有効なパブリックスペースの利活用及びビッグデータ活用に向けたワークショップ・研究事業を実施し、プロジェクトに反映

(3) 市民共創の事業デザイン
市民発意・実施のプロジェクトを実現するための総合支援事業及び、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するためのフラッグシップイベントを企画・実施

(4) 都市のブランドデザイン
社会課題解決及びシティブランド向上に繋がるパブリックスペースを活用したイベント事業及び、渋谷シティプライドを醸成する渋谷区公認のお土産等のライツマネジメント事業を推進

(5) 都市間・大学連携事業デザイン
渋谷の発信力を活かし、強い日本を作る渋谷をハブとした学校連携や都市間連携のあり方を研究し、連携する学校や他都市ブランドと渋谷ブランド価値が共に向上する事業を展開し、国内外に発信

【組織】
■理事会
代表理事  小泉秀樹 東京大学教授
理  事  佐藤仁  東京商工会議所渋谷支部会長
大西賢治 渋谷区商店会連合会会長
長澤貴淑 西武信用金庫渋谷支店長
浜田敬子 BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長
金山淳吾 渋谷区観光協会理事長
須藤憲郎 事務局長
長田新子 事務局次長
監  事 太田諭哉 日本公認会計士協会東京会渋谷会会長

■フューチャーデザイナー(渋谷未来デザインで推進する事業の特別アドバイザーメンバー)
大日方邦子 (一社)日本パラリンピアンズ協会副会長
齋藤精一 (株)ライゾマティクス代表取締役
左京泰明  特定非営利活動法人シブヤ大学代表理事
佐藤夏生 (株)EVERY DAY IS THE DAY共同代表
夏野剛   慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究所特別招聘教授
野村恭彦 (株)フューチャーセッションズ代表取締役
林千晶   (株)ロフトワーク代表取締役

林 千晶

株式会社ロフトワーク
ロフトワーク共同創業者・相談役/株式会社Q0 代表取締役社長/株式会社 飛騨の森でクマは踊る 取締役会長

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