好評につき、7/1まで延長! FabCafe Tokyoにて展示会とワークショップを開催!

お知らせ:展示会の会期が、7/1(金)まで延長となりました!

ロフトワークが運営する、「素材」をテーマとしたクリエイティブプラットフォーム「MTRL(マテリアル)」が主催する、素材の新たな価値を探るマテリアルアワード「Material Driven Innovation Award 2022(MDIA 2022)」。

本アワードでは、「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」をテーマに、人や地球環境の幸福に貢献する製品を生み出す可能性のある、革新的なマテリアルを募集。フードロスを減らしながら日本の紙漉き文化を次世代につなぐプロジェクトなど、様々な素材・プロジェクトが世界中から集いました。

当アワードの大賞やファイナリストに選ばれた「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」の展示や、受賞素材を通してWell-Beingを考える展示を、2022年6月20日(月)〜 7月1日(金)に東京・渋谷のFabCafe Tokyoにて開催いたします。

また、展示開催期間中は、6月20日(月)、6月22日(水)、6月24日(金)の3日間、16:00-18:00にてワークショップを行います(いずれの回も、ワークショップは同内容です)。

身体的にも、精神的にも、社会的にも満たされた状態である「ウェルビーイング」の考え方を、マテリアル(素材)視点で捉えたとき、その考え方は“私たちのウェルビーイング”にどのように結びつき貢献していくのでしょうか。

イベント概要

素材の新たな価値を探るマテリアルアワード「Material Driven Innovation Award 2022(MDIA 2022)」は、「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」をテーマに、人や地球環境の幸福に貢献する製品を生み出す可能性のある、革新的なマテリアル(素材)を募集しました。約1ヶ月半の応募期間で、102点のプロジェクト・素材が世界中から集まりました。

厳正なる審査のもと、大賞1点、ファイナリスト3点、奨励賞1点、渡邊淳司賞、堀内康広賞、井高久美子賞、小原和也(弁慶)賞の合計9点が選出されました。

この度、大賞1点、ファイナリスト3点の計4点の「人の暮らしをWell-Beingにするマテリアル」を用いた展示・ワークショップを開催いたします。

展示詳細

  • 展示開催期間:2022年6月20日(月)〜6月24日(金)
  • 展示場所:FabCafe Tokyo ※期間中は店舗内にて一般公開
  • 展示時間:平日 9:00〜20:00 / 土日・祝 10:00〜20:00
    ※ イベント等により営業時間が変更する場合があります。
    ※営業時間はWebサイトにてご確認ください
  • 入場無料

 

ワークショップ詳細

  • ワークショップ開催日:2022年6月20(月)、6月22日(水)、6月24日(金)
    (すべて同内容のワークショップとなります)
  • 時間:16:00〜18:00
  • 申し込み締め切り:2022年6月15日(水)23:59
  • ワークショップ定員:各回15名まで
  • 場所:FabCafe MTRL(FabCafe Tokyo 2F)
  • 参加費:無料(要予約)
  • 主催:MTRL(運営:株式会社ロフトワーク)

ワークショップ申し込み方法

  • 締め切り:6月15日 (水) 23:59〆切
    ※原則お一人様、1回までのご参加とさせていただきます。
    ※定員を超えた場合、抽選を行います。
    ※ご参加いただけるみなさまには、6月16日にメールにてご連絡いたします。

展示素材

大賞:100%土に還る、野菜や果物から作られた「Food Paper」

応募者 : 株式会社五十嵐製紙

概要:Food Paper は、フードロスとして捨てられてしまう野菜や果物を紙に生まれ変わらせるためのプロジェクト。1919年に創業した越前和紙の老舗工房「五十嵐製紙」の技術を用い、フードロスを減らしながら、日本の紙漉き文化を次世代につなげていくこと。適量の生産と消費、そして廃棄物を出来るだけ出さない循環型社会の実現を目指して活動している。

ファイナリスト:Co-Obradoiro Galego

応募者 : Individual in collaboration with Galician basket weavers.

概要:Co-Obradoiro Galegoは、スペインのガリシア地方で発生したパンデミックの際に、より地域に密着したアプローチを求められて生まれたプロジェクトです。魚介類の外骨格に含まれるバイオポリマーであるキトサンから、柔軟で生分解性のあるバイオマテリアルを開発。この生分解性素材を使って、水産物とバスケット産業を再び結びつけ、ガリシアの貴重な籠細工技術の永続性について考えています。また、例えガリシアの籠細工職人やガリシア文化やが消えてしまっても、このマテリアルを通してガリシア経済を再活性化させられると考えています。

※Co-Obradoiro Galegoの展示に関して、実物の展示がご用意できない可能性がございます。映像などでの展示を検討しておりますが、あらかじめご了承ください。

ファイナリスト:TRF+H – Well-beingを叶える 3Dプリント素材

応募者 : ファブラボ品川 / ユニチカ株式会社

概要:『TRF+H』は、ヘアドライヤーなどで加温することで簡易に加工し、個別の身体曲面に適合した製作ができる3Dプリント素材です。従来、身体に合わせるためには3Dスキャンを活用し、立体的にモデリング・造形する試みが一般的でした。しかし『TRF+H』は、平面で3Dプリントし、簡単に後加工で身体に合わせることができます。それにより、プリント時間の短縮、サポート材など不必要な素材の削減、肌に接触する面の滑らかさを実現するとともに、幅広い「生活者」が内部構造も調整しながら道具をつくることを可能にします。

 

ファイナリスト:ZEROカーボNソイル

応募者 : グリーン&ウォーター株式会社 環境開発事業部

概要:ゼロカーボンの実現を目指すCO2を吸着固定する低炭素型土系舗装材。これまでの一般的な土系舗装材では実現できなかったセメント不使用、CO2を吸着固定しながら高強度、高耐久を発揮する製品として誕生。天然由来の素材からできており、使用後は土に還すことが可能です。

 

ワークショッププログラム

※写真はイメージです

本ワークショップでは、ウェルビーイングの考え方の基本的なインプットはもちろん、「私たちにとってのウェルビーイング」をみなさんと考えます。また、受賞素材を通して、Well-Beingな素材アイデア検討など、これからのものづくり、私たちの暮らし、これからのWell-Beingを考えるための場とできればと思います。

16:00 – 16:20
①イントロダクション
16:20 – 16:35
②アイスブレイク
16:35 – 16:55
③私にとってのWell-Beingを考える
16:55 – 17:10
休憩
17:10 – 17:35
④受賞素材を通してWell-Beingを考える
17:35 – 18:00
⑤Well-Beingな素材アイデアを考える

ファシリテーター

関本 武晃

Author関本 武晃(MTRL クリエイティブディレクター)

早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系修了。卒業後、映像制作会社にてTV番組や配信番組の制作を行う。2021年11月にロフトワークに入社。MTRLのクリエイティブディレクターとして、主に企業の研究開発や新規事業創出の支援、学術機関の活動・発信支援などのプロジェクトを担当。自主活動として、表象文化に関する創作・批評活動を行っている。

Profile

アドバイザー

※ワークショップの企画アドバイザーとしてご協力いただいております。
ワークショップ当日は6月20日(月)のみのご参加を予定しております。

NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部, 上席特別研究員

渡邊淳司

人間の触覚のメカニズム、コミュニケーションに関する研究を人間情報科学の視点から行なう。また、人と人との共感や信頼を醸成し、ウェルビーイングな社会を実現する方法論について探究している。主著に『情報を生み出す触覚の知性』(化学同人、2014、毎日出版文化賞〈自然科学部門〉受賞)、『表現する認知科学』(新曜社、2020)、『情報環世界』(共著、NTT出版、2019)、『見えないスポーツ図鑑』(共著、晶文社、2020)、『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために』(共監修・編著、ビー・エヌ・エヌ、2020)がある。

 

こんな人におすすめ

  • Well-Beingを考えを通した素材の開発・活用に興味のある製造・メーカーの方
  • Well-Beingを考えを通した素材の開発・活用に興味のある学生
  • Well-Beingを踏まえた新サービス&事業開発に取り組みたい方

主催

Keywords

Next Contents

2050年の京都市の都市構想への道筋を描く。
「創造的都市、京都」を提唱する、最終報告書を公開