企業内の次世代リーダーに向けた、人材教育プログラム
「Transition Leaders Program」がスタート。参加者の募集を開始!
*講師陣の情報を追加しました (2022/12/5)
*トランジションデザイン提唱者のキャメロン・トンキンワイズ氏などを招いた、「トークセッション&説明会」のアーカイブ動画を追加しました(2022/12/6)
株式会社ロフトワークは、社会変革を促すための未来構想力と事業実装力を習得し、企業内でビジョンを起点に事業創出を行っていく人材教育プログラム「Transition Leaders Program」を2023年1月14日(土)より実施、2022年12月19日(月)まで参加者の募集を行います。
本プログラムは、経済産業省令和4年度「大企業等人材による新規事業創造促進事業(創造性リカレント教育を通じた新規事業創造促進事業)」の採択事業として実施します。
社会変革を促す“トランジションデザイン”を用い、未来構想力と事業構想力を習得するプログラム
今、企業活動と社会の共生を目指した経済発展、いわゆる「持続可能な発展」が、世界的に求められています。また、日本国内に目をむけると、長期的視野に立った高い付加価値をもたらす新規事業の不足や、新規事業を生み出す体制の整備不足が指摘されています。
私たちは、このような複雑性が高い地球規模の課題や、様々なステークホルダーを巻き込んだ持続的な企業活動に必要なのは、社会、経済、自然環境と事業活動をつなげる長期的な“ビジョン”を描き、社内外のステークホルダーと対話・協働を通じて実装につなげられるリーダーの存在だと考えます。そのような次世代型のリーダーの育成を目指すのが「Transition Leaders Program」です。
プログラムの詳細と申し込みはこちら
プログラム概要
「Transition Leaders Program」では、全8回の多彩な講師陣による講義とワークを通じ、最新のデザインアプローチである“トランジションデザイン(Transition Design)”を用いて、社会と企業の共生のビジョンを描く「未来構想力」と、生活者起点で事業をつくる「事業構想力」を習得します。参加者が、学んだアプローチを自社で実践することで、社会に変革を起こす新たな事業を生み出すことを支援します。
トランジションデザインとは
トランジションデザインとは、21世紀の社会が直面する気候変動、資源枯渇、伝染病のパンデミックなどの複雑性の高い地球規模の課題に対処するために、長期的な未来ビジョンを思い描き、ボトムアップの様々な活動を結集することで持続可能な社会への移行を促す手法として研究が進んでいる、最新のデザインアプローチです。2015年、カーネギーメロン大学デザイン学部が、地球規模の巨大な問題に対して、社会規模の価値観の移行をデザインする理論として提唱しました。
講義では、トランジションデザインのアプローチをベースにしながら、これまで株式会社ロフトワークが様々なクライアント、クリエイター、エキスパートたちとの共創プロジェクトの中で培ってきたメソッドを取り入れ、参加者が企業の中で様々な部署を横断し、社外のステイクホルダーを巻き込みながら、事業を生み出すことができるスキルとアプローチを学ぶことに主眼をおきます。
また、学んで終わりにすることなく、参加者が学んだアプローチを自社で実践し、自社を変革し、事業を生み出すことを目指します。
プログラムの特徴
- 実在する課題を扱い、実践可能な解決策を考えることを通じて、身体知の会得を目指す。
- 社会全体のビジョンから、バックキャスティングで描いた理想を達成するために必要な事柄を逆算して並べ、自社企業で提供できそうな事業にまで落とし込む手法を学ぶ。
- スキルを学んで終わるのではなく、自社に持ち帰り、自社内でもプログラムと同じ内容が実践できる。
- 周りの人を巻き込める「カタリスト」として、社内で共創のデザインアプローチを普及させていく人材を目指す。
求める参加者像
- 社内で能動的に動く人、自らリーダーシップをとって事業創出に取り組もうとする人
- 利益創出だけではなく、社会をより良くするために日々考えて動き出している人
- デザイン思考やアート思考などのような思考法に囚われず、もっと本質的な持続可能性、社会の変革、パラダイムチェンジなどに注力したい人
- トランジションデザイン、持続可能性のためのデザインなどのデザインアプローチに興味のある人
- ビジョンドリブンのアプローチに関心があり、自らの仕事やプロジェクトに取り入れていきたい人
- SDGsや循環型経済といった社会課題に関する事業創出に取り組む人
講師陣
各講師陣の担当講義内容や、講師プロフィール詳細は、募集ページをご覧ください。https://awrd.com/award/transition-leaders
岩渕正樹
JPモルガン・チェース銀行, デザイン・フューチャリスト
峯村昇吾
造形構想株式会社代表/株式会社FABRIC TOKYO サービスデザイナー
水野大二郎
京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構 副機構長 / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授
木村宰
一般財団法人 電力中央研究所 社会経済研究所 上席研究員
樋口恭介
SF小説家
加藤有也
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)事業部 インパクトオフィサー 日本インパクト投資2号ファンド(通称:はたらくFUND)ディレクター
井上彩
株式会社飛騨の森でクマは踊る 取締役/CMO
松山由樹
株式会社飛騨の森でクマは踊る 森で事業部 森の翻訳者
上平崇仁
デザイン研究者 / 専修大学, 教授
Transition Leaders Program 実施概要
■プログラム実施期間
全8回のプログラムを、毎週土曜日(2/18の回は、2/19も含む2日間)、10:00-17:00 (休憩1時間)で行います。
2023年1月14日(土)、1月21日(土)、1月28日(土)、2月4日(土)、2月11日(土)、2月18日(土)〜19日(日)、2月25日(土)、3月4日(土)
■会場
ロフトワーク(東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピアビル)
■定員
25名(※応募者多数の場合は選考を実施いたします)
■参加費
無料
■募集スケジュール
2022年11月18日(金) 参加者募集開始
12月5日(月) 説明会&トークイベント開催
12月19日(月) 参加者募集締め切り
12月末 選考結果連絡
2023年1月14日(土) プログラム開始
■主催
株式会社ロフトワーク
■応募方法
「Transition Leaders Program」ウェブページの応募フォームからご登録ください。※応募者多数の場合については、通過者にのみ連絡を行う可能性がございます。審査状況については公式ページよりご案内いたします。
事前のオンライン説明会を12月5日に開催!
トランジションデザイン提唱者のキャメロン・トンキンワイズ氏などを招き、トークセッションを開催します。
「Transition Leaders Program」の説明会及び、トランジションデザインの先駆者のゲストを招いたイベントをオンラインで行います。トランジションデザインの提唱者の1人であるキャメロン・トンキンワイズ氏や米国のJPモルガン・チェース銀行においてトランジションデザインのアプローチを活かして活躍する岩渕正樹氏、経済産業省にて高度デザイン人材の育成に取り組まれていた菊地拓哉氏が参加します。応募検討中の方をはじめ、プログラムに興味をお持ちのみなさまのご参加をお待ちしております。
社会変革を促す“トランジション・デザイン”とは? 海外の先進企業が注目する、次世代デザインアプローチの最前線に迫る
場所:Zoomウェビナー
日時:2022年12月5日(月)11:00〜12:50
※スケジュールは変更になる可能性があります。
11:00-11:15 |
イントロダクションとTransition Leaders Programについて説明 |
11:15-11:25 |
トーク「新規事業創出において、企業が抱える課題とは?」 |
11:25-11:50 |
基調講演「WHAT IS TRANSITION DESIGN?」 |
11:50-12:25 |
クロストーク「企業におけるトランジションデザインの実践とその可能性」 |
12:25-12:35 |
質疑応答 |
12:35-12:50 |
プログラム説明など |
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、下記連絡先までお願いいたします。
E-mail:tlp@loftwork.com
Next Contents