株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、株式会社ロフトワークによる共同プロジェクト「NEWVIEW」から生まれたXRアートコレクティブ「NEWVIEW CYPHER(ニュービュー・サイファー)」は、2022年12月7日(水)〜12月11日(日)の5日間に渡って開催される電子音楽とデジタルアートの祭典MUTEK.JPに出展します。

NEWVIEW CYPHER参加アーティストであるLuna WoelleとRisako Nakamuraに加え、楽曲制作パートナーにはドイツ・ライプツィヒを拠点とするアーティストtibslcを、ダンサーには舞踏家 / 女優 であるKana Kittyを迎えたチームでパフォーミング・アートを展開します。NEWVIEW CYPHERの出演日は12月8日(木)18:00〜を予定しています。

「MUTEK.JP Edition7 2022」開催概要

日時:12月7日(水)〜12月11日(日)
※NEWVIEW CYPHERの出演日は12月8日(木)18:30開始を予定(開場18:00)

会場:渋谷ストリームホール(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目21−3)

参加費:
・前売パスポート(全日)¥18,000
・前売Play 1(12月8日)¥3,500

その他日程のチケット情報はこちら

本公演について

ダンスでみせる音楽とテクノロジーのパフォーマンス。

人類は、愛に値するか?
“Robots out of Love” は、母なる大地とその子である人類の、愛をめぐる問いを未来に向けた。

近未来の人類は母なる大地から搾取したものをロボット達に与えながらも、それを瞬く間に廃棄し、再び自然から搾取する繰り返しの中にいた。人類は誰と互酬的関係を結ぶのか?これは、人間、自然、そしてテクノロジーの三つ巴の関係の未来にみる「与えられない存在」の物語。

「返礼なき贈与はそれを受け取ったものを貶める」マルセル・モース

– 脚本より抜粋 -

アーティストプロフィール

Luna Woelle
21歳のスロベニア出身、東京を拠点に活動する3DCGアーティスト。リャブリャナのグラフィックデザインの学校を卒業後、日本料理の専門学校に入学するため来日。バンデミック以降、彼女はデジタルアートに回帰し、抽象的で有機的な形状のモデリングからハードサーフェスモデリングまで表現の変遷を辿っている。AR作品『空想のロボティクス』では、消費資本主義への理解や、技術的に進歩した大都市での便利な生活に反応し、一見ロボット装置を思わせるが、実際には何の機能も役割もない単なる見掛け倒しのオブジェが制作されている。その皮肉は、資本主義社会の終わりのない中毒性と欲望のサイクルに対する、彼女の羞恥心と依存心を前面に押し出している。渋谷パルコ「P.O.N.D.」やContact Tokyoで作品を発表。また、実験的な音楽レーベル / オーディオビジュアルプラットフォーム「Mizuha 罔象」の共同創設者、ビジュアルキュレーターおよびマネージャーとして、さらにDJとしても活動する。

Risako Nakamura
ファッションデザイナー / 作家。「物語と編む服」を製作する。3DCGの衣装のエンジニアリングから、脚本とその衣装を製作。文学、ショートムービー、演劇、ダンスパフォーマンスなどが組み合わされた作品を手掛ける。近年の作品は、『蠱惑』(2021) 舞台脚本と衣装、『A Mother’s Daydream』(2022) 脚本と衣装、『春が何処にあるのかは、まだ誰も知らない』(2022) 脚本と衣装。『着物語』小説と衣装 (近日公開)がある。

tibslc
ライプツィヒを拠点とするミュージシャン/サウンドアーティスト。2020年、オデッサのレーベルKiiberboreaから初のEPをリリース。2021年にはマンチェスターのSfericからデビューアルバム『Delusive Tongue Shifts – Situation Based Compositions』を発表。本アルバムでは電子音の透明なサウンド、微かなノイズ、環境音などが繊細にコンポジションされ、まるで仮想空間のアンビエントスペースへと誘うような音響空間を構成している。また、2022年には同レーベルから最新アルバム『Hypertranslucent』をリリースしている。

Kana Kitty
舞踏家。自身の表現を探求すべく、師を持たず独自に踊り始める。北欧・ヨーロッパを始め国内外の芸術祭に招聘される一方、映画「劇場版おっさんずラブ」やドラマ「落ちた事のある空」他、多数のMVに出演。2021年にはMUTEK.JPに出演。その他テクノDJとの共演、アパレルブランドのモデルなど活動は多岐に渡り、舞踏の認知拡大・次世代の舞踏の提示に努める。

NEWVIEW CYPHER
XRアート・コレクティブ。
ファッション・グラフィック・ミュージック、あらゆるジャンルのクリエイティブをXR表現に昇華するアートコレクティブ。XRの未来の可能性を開拓・拡張、「Break the Border」を合言葉に、表現形式の境界、表現手法の壁を超えて、新たなカルチャーの創造に挑む。

【クレジット】
脚本 / 衣装:Risako Nakamura
美術監督 / CG:Luna Woelle
音楽:tibslc
振付 / パフォーマンス:Kana Kitty
XR演出:hacha
テクニカルサポート:Ayako Okamura (ayakooo), Yuki Matsuoka
プロデュース:NEWVIEW CYPHER(Discont, 室諭志)

関連イベント

(MUTEK.JP) NEWVIEW CYPHER - AudioVisual XR Workshop

MUTEK.JP Edition 7の一環として、アートコレクティブNEWVIEW CYPHERがXR(AR, VR)ワークショップを開催。WebブラウザとUnityを使いながら音に反応するAudioVisual VR制作も紹介します。後半のトークセッションでは12月8日 Play 1で上演される『Luna Woelle & Risako Nakamura & tibslc – Supported by NEWVIEW CYPHER — Robots out of Love』の公演に携わったアーティスト、エンジニアが集い、制作背景やXR演出についてお話します。

■開催概要
日程:2022年12月10日(土)
時間:(開場9:30) 10:00-13:30
場所:渋谷ストリームホール 6F
参加費:無料(事前申込制)

制作支援

NEWVIEW PROJECT/NEWVIEW CYPHER

NEWVIEWについて

3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛ける。
本公演はNEWVIEWが2020年より立ち上げたXRアートコレクティブ「NEWVIEW CYPHER」が制作を支援する。

◉お問い合わせ: NEWVIEW事務局(担当
info@newview.design

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