デザイナーのキャリア形成を後押しし、活躍のフィールドを広げることを目的とした調査レポート

ロフトワークは、パーソルキャリア株式会社の全社横断デザイン統括組織「NUTION」が行う「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」にて、プロジェクトリードとリサーチ統括を行っています。

ビジネスの世界で、デザインの必要性が話題に上るようになって久しいものの、いわゆる経営・テクノロジーの知識・経験を持つ「高度デザイン人材」はまだまだ不足しています。また、企業のデザイン人材に求められる知識量や役割の大きさに対して、キャリア形成の機会や活躍できるフィールドは少ない現状にあり、これらは、ロールモデルの不在などが要因として考えられます。パーソルキャリアのデザイン組織「NUTION」による「デザイナーのキャリアオーナーシップ探索プロジェクト」は、デザイナーのよりよいキャリアを後押し、活躍するフィールドを広げることを目的に、調査報告書やデザイナー向けのキャリアを振り返るツールなどを、全5回に渡り発信するプロジェクトです。

昨年10月に公開し、SNS上でデザイン人材を中心に注目を集めた、第1弾の「高度デザイン人材のキャリアオーナーシップ獲得要因」レポートに続き、このたび、第2弾となる「地域デザイン人材にみるキャリアオーナーシップを育む環境要因」レポートが公開となりました。

第2弾レポートでは、地域をエンパワーメントする事業や活動を行う「地域のデザイン人材」にフォーカス

デザイン人材のキャリア形成には、どのようなヒト、モノ、コトが影響を与えたのか。また、どのような環境要因によってキャリアを変化させたのか。第2弾レポートでは、「デザイン」 を通して、地域をエンパワーメントする事業や活動を行う「地域のデザイン人材」にフォーカスをあて調査を実施。「やりたい仕事で生きていくために 地域デザイン人材にみるキャリアオーナーシップを育む環境要因」をテーマに、各地域で活躍する4人にインタビューを行いました。

調査対象者(敬称略)

  • 北海道札幌市 上田 亮(株式会社COMMUNE代表/クリエイティブディレクター)
  • 福井県鯖江市 新山 直広(合同会社TSUGI 代表/デザインディレクター)
  • 和歌山県紀南地域 森脇 碌(TETAU事業協同組合 理事/プランナー/デザイナー)
  • 島根県松江市 安田 陽子(株式会社あしたの為のDesign デザイナー)

主な調査内容

デザイン人材を育む環境要因

当調査では、4人それぞれのキャリアの転換点、キャリア形成に影響を与えた具体的な「環境要因」、周囲のヒト・モノ・コトとの関係性などを可視化し、エピソードとしてご紹介。デザイン人材の今後のキャリア形成のイメージを具体化します。

チームのキャリアデザイン

デザイン人材のキャリアパスは画一的なものではなく、経験の積み方やスキルの身に着け方、はたらき方など多種多様です。多様にはたらくデザイン人材が、自らのキャリアに対して主体的に行動する「キャリアオーナーシップ」を発揮するために、組織やチーム、マネージャーやリーダーとしてできることについてもご紹介します。

調査生ログ

4人のインタビュー内容を、できる限り編集を施さず、実際の発言に近い状態で掲載しました。

本プロジェクトの今後にご注目ください

本プロジェクトでは、調査報告書を元にした、デザイナー向けのキャリアを振り返るツールなども発表予定です。一人でも多くのデザイン人材のみなさまのキャリア形成のヒントになれば幸いです。

【関連イベントアーカイブ配信中】

デザイナーのキャリア形成を「意思決定・環境」の2つの観点から考える。デザインに多くが求められる時代を生き抜くためのトークイベント。

第1弾のレポート「高度デザイン人材のキャリアオーナーシップ獲得要因」調査報告書のリリースを記念して、昨年12月に、調査の中でお話を伺った高度デザイン人材を招きイベントを開催しました。報告書をより深く読み解くためのヒントも多くちりばめられた本イベントはこちらよりご覧になれます。

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