新たなリアリティのあり方を提示し、社会へのインストールを試みる創作活動、3テーマ3組を支援

株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)、株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、XR表現を探求するアーティスト・クリエイターを支援する公募プログラム「NEWVIEW OPEN CALL 2023」の募集を、2023年8月4日より開始しました。

「NEWVIEW OPEN CALL」は、2018年よりXR表現を探求する活動を続けてきたNEWVIEWが、2023年に新たに設立するプログラムです。アーティスト・クリエイターに新たなリアリティのあり方を提示する創作活動の機会を提供し、そのプロセスとアウトプットを社会へのインストールすることで、文化・ライフスタイルを新たにする表現・探求・運動の創造を目指します。

第1回となる今回は、メンターおよび審査員を、NEWVIEWが主催するグローバル・アワード「NEWVIEW AWARDS」で2019年から毎年審査員長を務めてきた宇川直宏氏が担当。3つのテーマで企画を公募し、2023年9月上旬に採択アーティスト・クリエイターを発表予定です。

募集テーマ

  1. ワークショップなどを通じて社会的な運動として拡張するプロジェクト型の作品
  2. 新しいカルチャーシーン形成を目指す、音楽、映像、パフォーマンス領域の表現開発
  3. 新しいリアリティの獲得について文化人類学、民俗学、社会学、心理学などの視点で探求するリサーチベースの作品やプロジェクト

公募・選考によって選ばれるアーティスト・クリエイターは、「NEWVIEWアソシエイト・アーティスト」として、企画の具体化と発表、創作プロセスの公開やワークショップ、トークイベント等を実施し、NEWVIEWのパートナーとして活動。最終成果を2023年12月に開催を予定するXRの祭典「NEWVIEW FEST」で発表します。

なお、2018年から2022年まで毎年開催してきた「NEWVIEW AWARDS」については、2023年度は開催を見送る予定です。

NEWVIEW OPEN CALL 2023(日本語)

https://newview.design/opencall/

OPEN CALLのステートメント

現実が仮想を模倣する。

一見してこれは奇妙な言葉だろう。仮想が現実を模倣しているのではないか? しかし、翼を読みかえて飛行機を生み、旬の果物で得られる甘味をお菓子にして時間を止めたように、非連続的な発明や文明の発展は、想像の世界を現実に落としこみ、ヴァーチャルを実装してきた積み重ねにより成り立つ。デジタルの有無に関わらず、ヴァーチャルなリアリティこそが現実を拡張する。

街中のホログラム、スマートフォン越しのAR、乱立するデジタル国家……thisもthatもnowもthenもなく、人々が紡ぐ想像力と仮想がお互いの世界を拡張し合い、同じリアリティの中に存在することが可能になった時代。NEWVIEWもこうした流れの中で生まれ、デジタル空間と現実の間で、いかに世界を読みかえることができるかに挑戦してきた。それは個々人をそれぞれのリアリティにログインさせることだったとも言える。

NEWVIEWが次に多くの人々をログインさせたいのは、社会そのものだ。社会に仮想を立ち上げ、新しい視点を加え、現実そのものを拡張したい。混沌とした世界に道標を、より良い未来を引き寄せるヴィジョンを。システムも国境も、すべては誰かが描いた物語。なのであれば、NEWVIEWから生まれる物語を次々と社会に実装していこう。

NEWVIEW OPEN CALL 2023概要

新しいリアリティーの視点獲得・創造・共有につながる作品を以下の3テーマで募集。各テーマ毎1組を採択します。

募集テーマ

  • 募集テーマ1:ワークショップなどを通じて社会的な運動として拡張するプロジェクト型の作品
  • 募集テーマ2:新しいカルチャーシーン形成を目指す、音楽、映像、パフォーマンス領域の表現開発
  • 募集テーマ3:新しいリアリティの獲得について文化人類学、民俗学、社会学、心理学などの視点で探求するリサーチベースの作品やプロジェクト

エントリー期間・審査方法・スケジュール

エントリー期間:2023年8月4日(金)〜2023年9月4日(月)12:00まで
提出された申請書類を事務局で精査し、メンターの宇川直宏氏と事務局による審査を経て決定します。
審査・結果発表:2023年9月上旬予定

NEWVIEWアソシエイト・アーティストへのサポート内容

1.制作サポート
フェロー活動に対する経済的・環境的なサポートとして、100万円を上限とした制作費および制作活動やミーティング等に必要なスペースを提供する。

2.レベルアップサポート
企画の具体化にあたって、メンターをはじめとする専門家によるアドバイス・技術支援等を受ける機会を提供する。

3.プロモーションサポート
NEWVIEWのウェブサイト・SNSにおける情報発信、作品発表を行う「NEWVIEW FEST」のWEBやパンフレット、会場サイン等への掲載、作品や企画の記録・アーカイブの構築をサポートする。

4.マネージメントサポート
作品や企画を広く公開するために必要となる会場手続き、会期運営、機器運用、作品設営等のマネージメントをサポートする。

応募者・企画内容の条件

(1)日本在住であること。 

(2)18歳以上であること。 

(3)作品の制作や展示などにおいて必ず一部はSTYLYを用いたAR、VR、MRの表現を組み込むこと

(4)企画の実現に向け、メンターとの面談(3回程度)と、2023年12月上旬に実施予定の「NEWVIEW FEST 2023」に参加が可能であること。 

(5)応募した企画を、2023年12月上旬に実施予定の「NEWVIEW FEST 2023」で発表すること。

(6)活動期間を通して、SNS等を用いた継続的な情報発信を行い、フェロー活動の周知を行うこと。

注意:活動成果を発表するNEWVIEW FESTは東京をベースに開催予定。またメンターとの面談も東京をベースに行う予定です。面談はオンラインも可能

メンター・審査員

宇川直宏 / 現在美術家(DOMMUNE)

1968年生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/大学教授/文筆家そして”現在美術家”など、幅広く極めて多岐にわたる活動を行う全方位的アーティスト。1980年代末にグラフィックデザイナー/映像作家として頭角を表し、2001年ニューヨークのMoMA PS1での「Buzz Club: News from Japan」、ロンドンのBarbican Art Galleryでの「JAM: Tokyo-London」に参加して以来、国内外の数多くの現代アートの展覧会で作品を発表。2010年3月、突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数を叩き出し、国内外で話題を呼び続けている。宇川はDOMMUNEスタジオで日々産み出される番組の、撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの”現在美術作品”と位置づける。これまでDOMMUNEは数々の現代美術の国際展に参加し、ロンドン、ドルトムント、ストックホルム、パリ、ムンバイ、リンツ、福島、山口、大阪、香川、金沢、秋田、札幌、京都、佐渡島…と、全世界にサテライトスタジオをつくり、偏在(いま、ここ)と、遍在(いつでも、どこでも)の意味を同時に探求し続けている。2019年11月22日、渋谷PARCO9階のクリエイティブスタジオに移転。そして2020年開局10周年を経て、第二章に向けてWEB3.0以降の最前衛テクノロジーと共に未来を見据えたUPDATEを図り、ファイナルメディア『DOMMUNE』の進化形態『SUPER DOMMUNE』へと進化した。2021年、令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞 受賞。2023年、練馬区立美術館で、12度目のDOMMUNE展「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」が開催。Rhizomatiksとのコラボにより、DOMMUNEオリジナルモデルのジェネレーティブAIを創生し“描く”という行為の歴史的なアップデートを図る。

主催:NEWVIEW PROJECT 

NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして2018年1月始動。多様なジャンルのアーティストと実験的作品を仕掛け、新たな表現を社会提示する活動のほか、「NEWVIEW AWARDS」、xRを総合芸術として学ぶアートスクール「NEWVIEW SCHOOL」を展開し、次世代クリエイターの発掘・育成・交流・発信を行っています。

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