アート業界で渇望されるPM人材を育成する人気講座が、アートプロジェクトのプロデュースにも焦点を当てて講座を再編集。7月19日まで応募受付中

株式会社ロフトワークは、エヌ・アンド・エー株式会社との合同事業「NINE 有限責任事業組合(以下、NINE LLP)」において、「アートプロジェクト プロデュース&マネジメント講座」を開講します。

2023年に、経済産業省が初めてアート産業の振興について検討を行い、「アートと経済社会について考える研究会」の報告書を公表しました。こうした背景から、アートが経済社会を支える主要なエンジンとして、社会にイノベーションをもたらすファクターとして期待が高まっています。

NINE LLPの「アート&プロジェクトマネジメント講座」は、森美術館特別顧問、アーツ前橋特別館長を務める南條史生が監修を行い、アートシーンと接続する人材を輩出してきた人気講座で、過去3回にわたり開催してきました。今回は、アートを通じて社会をエンパワーするプロジェクトを“構想する人材育成・構築支援”にもフォーカスした講座として再編集し、受講生の募集を開始します。

本講座では、豊富な経験を持つ講師陣を迎えます。アート業界の知識領域、プロデュース(構想)とマネジメント(構築)の双方の手法を学べるカリキュラムを用いて、次世代のアートプロジェクトのメソドロジーを実践的にレクチャーしていきます。

受講生同士、受講生と講師の対話も重視し、実際に取り組もうとしているプロジェクトへのフィードバックや支援も得られる面も特徴です。また、部活動(講座外の有志活動)としてアートプロジェクトの現場へのフィールドワークなども予定しています。

アートプロジェクトのプロデュースに焦点を当て、構想段階の提案ドキュメントを元に構造と要点をレクチャーする8月23日(金)の初回講座は、無料公開講座として受講生以外にも開かれたオンライン・オフラインのハイブリット形式で開催をいたします。ぜひ、お気軽に足をお運びください。

本講座は、多数の現代アートのプロジェクトを手掛けるエヌ・アンド・エー株式会社とクリエイティブカンパニーの株式会社ロフトワークによる合同事業「NINE LLP」によって運営されます。NINE LLPは、アートプロジェクトにおいてキュレーターが描くアイデアとビジョンを現実世界に展開し、それを美しく開花させるための先進的なマネジメントの仕組みを目指します。NINE LLPはアート世界におけるプラクティカルな実行者を目指します。

「アート&プロジェクトマネジメント講座」概要

募集期間
2024年6月6日(木)〜2024年7月19日(金)12:00 受付分まで
場所
初回(8月23日):ハイブリット開催(株式会社ロフトワーク[東京・渋谷] 10F/オンライン Zoom)
第2回〜第7回:オンライン(Zoom)
特徴
  • アート業界において実績ある事業社2社のノウハウを取り込んだプロジェクトプロデュース/プロジェクトマネジメントのメソッド、フレームワークを提供。
  • 座学を軸に、ワークショップを交えて実践的にレクチャー。講師、受講生とのディスカッションも積極的に行います。
  • 部活動(講座外の有志活動)としてアートプロジェクトの現場へのフィールドワークなども予定しています
募集対象
  • アートプロジェクトを実現したい社会人
  • アート・文化事業にかかわる行政、企業の担当者・関係者
参加条件
  • 18歳以上
  • 最低5回の授業に参加できること
  • アートプロジェクトの仕事に興味があること
定員
15名
※最小開講人数:5名
※応募者多数の場合は事務局での審査の上、受講当選者を決定します。
料金
受講料:社会人 18万円(税込)
※初回講座はハイブリット開催です。

講師とスケジュール

8月23日(金)
18:00-19:30

プロデューサー(ハイブリット開催)
2023年経済産業省が初めてアート産業の振興について検討を行いました。アートが経済社会を支える主要なエンジンとして重要視されるなか、アートプロジェクトや事業を構想しプロデュースできる人材が求められています。これからのアートプロジェクトのプロデューサーが持つべきビジョンやアプローチとは。構想段階での提案ドキュメントをサンプルに構造と重要な要素をレクチャーしていきます。

講師:小川秀明、南條史生、諏訪光洋

8月30日(金)
18:00-19:30

アートプロジェクトのマネジメント 基礎
アートプロジェクトマネージャーがカバーする多岐にわたる仕事の領域をプロジェクトマネジメントの視点で分解・整理します。多岐にわたる作業をどう立ち上げ、コントロールしていくのか。PMBOKのフレームワークを用いてレクチャーします。

講師:䂖井誠
*初出情報から日程の更新がありました。

プロデュースワークショップ(オンライン)
展覧会・芸術祭もしくはプロジェクトの企画書を作るワークショップを行い、プロデューサーとしての思考法、情報編集力を訓練します。 タイトル、概要(何を行うか)、背景(なぜそれを行うのか)、ステートメント(社会に向けたメッセージ・意義)、行うことによる社会的な効果(何を成果とするか)、どのように持続させていくか、あるいは次に繋げていくか? 仮想会場マップなども交えてアウトプットします。

講師:南條史生、諏訪光洋

9月6日(金)
18:00-19:30

キュレーター(オンライン)
アートプロジェクトにおいて、作家の選定のみならず、美術と社会をつなぐ物語と文脈の構築、表現方法やスタイルなど、重要な役割を担うキュレーター。プロジェクトにおける業務範囲やこれからのアートシーンで求められる素養などを、先進的なキュレーターから学びます。

講師:木村絵理子

9月13日(金)
18:00-19:30

プロデュースワークショップ
展覧会・芸術祭もしくはプロジェクトの企画書を作るワークショップを行い、プロデューサーとしての思考法、情報編集力を訓練します。 タイトル、概要(何を行うか)、背景(なぜそれを行うのか)、ステートメント(社会に向けたメッセージ・意義)、行うことによる社会的な効果(何を成果とするか)、どのように持続させていくか、あるいは次に繋げていくか? 仮想会場マップなども交えてアウトプットします。

講師:小川秀明、南條史生、諏訪光洋
*初出情報から日程・講師の更新がありました。

9月20日(金)
18:00-19:30

アートプロジェクトのマネジメント 実践(オンライン)
実際に行われた芸術祭を例にしたプロジェクトマネジメントの実践編。プロジェクトマネージャーが実践してきた体制構築、チームビルディング、ステークホルダーマネージメントから、リソース・コスト・時間・リスクのマネジメントの手法まで、実例を開示しながらレクチャーします。

講師:桑原康介

9月27日(金)
18:00-19:30

アートプロジェクトのプロモーション、プロジェクトの品質・評価管理について(オンライン)
アートプロジェクトの成功因子のひとつとなるプロモーションの現代的な手法をレクチャー。あわせてプロジェクトの定量・定性両面での目標設定や品質・評価管理など、アート特有の社会的インパクト評価の考え方などをレクチャーします。プロジェクトの意味や目的を作品展示以外のアクセスから、主催者協賛者また鑑賞者ポテンシャルである一般の方々にどのように届けるか、その手法について考えます。

講師:熊谷薫、洞田貫晋一郎

10月4日(金)
18:00-19:30

全講座のまとめとふりかえり(オンライン)
全講座の振り返りを行い、受講者の意見発表をもってコースの終了とします。

講師:南條史生、諏訪光洋

※内容は諸事情により変更する場合があります

講師について(五十音順/予定)

監修者/共同発起人:
南條史生(N&A株式会社代表、森美術館特別顧問)
諏訪光洋(株式会社ロフトワーク代表取締役社長代表)

䂖井 誠(株式会社ロフトワーク プロジェクトマネージャー)
小川秀明(アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ共同代表)
木村絵理子(弘前れんが倉庫美術館館長)
熊谷 薫(事業評価・アーカイブコーディネーター/アートマネージャー/合同会社ARTLOGY代表)
桑原康介(株式会社桑原商店 代表取締役)
諏訪光洋(株式会社ロフトワーク代表取締役社長)
洞田貫晋一郎(洞田貫プランニングス代表取締役)
南條史生(N&A株式会社代表、森美術館特別顧問)
原亮介(株式会社ロフトワーク シニアディレクター)
藤原さゆり(NINE LLP 統括ディレクター)

ほか

募集期間

2024年6月6日(木)〜2024年7月19日(金)12:00 受付分まで

「アートプロジェクト プロデュース&マネジメント講座」詳細

NINE LLP

多様化・複合化するアートプロジェクトにおいてキュレーターが描くアイデアとビジョンを現実世界に展開し、それを美しく開花させるための先進的なマネジメントの仕組みを提供します。

>>NINE LLP

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