実践企業を訪れ、対話し、五感でデザインの価値を学ぶ
デザイン経営 スタディツアー#2 『ファミリア』

技術だけでは差別化が難しくなった企業の価値について、“デザイン”を経営の資産と捉え、活用することで、ブランド構築とイノベーションを推進していく経営手法『デザイン経営』は企業の存在価値を改めて定義し、目指す姿を実現していく手法としても力を発揮します。

しかしデザイン経営の実践においては、確立された手順や、成功法があるわけではありません。そこで、参考にしたいのがすでにデザイン経営・パーパス経営を実践する企業の先行事例です。

本ツアーは、経営者による取り組み紹介、オフィスや工場などの現場見学を実施。「生の声を聞く」「現場を見る」といった行為を通じ、一次情報に触れながらデザイン経営を五感で学ぶことで、これからの企業変革への実践のヒントを掴むきっかけをつくります。さらには、経営者、参加者の皆さんとのディスカッションを通じ、互いに学び合う関係づくりの場として活用してください。

• 事例、取り組み紹介
• オフィスや工場などの現場見学
• 経営者の方々とのディスカッション

• 持続可能性や地域貢献を視野に入れながら、未来に向けた事業づくり・組織づくり・ブランディングを推進したい経営者の方々が、先行して実践している企業の視察を通じて「生きた学び」を得ること。

• 参加者同士のディスカッションを通じて、その学びをいかに実践に落とし込めるかのアイデアを創発することで、事業や組織の変革に向けた具体的なアクションのきっかけを生み出すこと。

• ツアーをきっかけに、これから持続可能な社会につながる事業・組織づくりを目指している企業の経営者どうしがともに学び合い、実践を後押しできるようなつながりを生み出すこと。

第二回目の訪問先は株式会社ファミリア。1950年に坂野惇子をはじめとする4人の女性たちが「子どものためにより良いものを」という情熱に燃えて、わずか3坪という小さなお店からスタートしたファミリアは、ベビー・子ども服の世界で確たるブランドとして成長。現在5代目社長を務めるのは、創業者孫に当たる岡崎忠彦さん。2011年に社長就任後、2015年のファミリア65周年を期に企業理念を「こどもの可能性をクリエイトする」に再構築し、”for the first 1000days”をコンセプトとする体感型新業態ショップを構想した。妊娠がわかってから2歳の誕生日を迎えるまでの1000日間を応援する業態として、ファミリア神戸本店をリニューアルするなど、ファミリアを新しい事業ステージへ牽引しています。本ツアーでは、岡崎社長にこれまでのデザイン経営実践の変遷をお話しいただいたあと、神戸本社及びファミリア神戸本店をご案内いただきます。

2016年5月に移転した本社では、企業理念と、ファミリアのカルチャーが体現されるオフィス空間へと一新。視界を遮らないレイアウト、インスピレーションを刺激するようなアート作品やイメージボードなど、創造的で風通しの良い職場をつくり上げています。

2018年9月にオープンした、子どもと家族の可能性が広がる新しい空間「ファミリア神戸本店」。ターゲットは、妊娠期からの女性をはじめ、お子様とそのご家族。「COLORFUL子どもの個性を豊かにはぐくむ」をコンセプトに、アパレルだけでなく、クリエイティブな教育施設やレストラン、医療施設まで多角的にプロデュースしています。また、空間デザインには現代美術家の名和晃平氏を始め、一流のアーティストやクリエイターが参画し、細部に渡りコンセプトを体感できます。本ツアーでは、神戸本店の店舗を巡ったあと、店舗内のレストランでランチ＆ディスカッションの時間を設けています。

12:45-13:00

開場・受付　｜　集合場所：ファミリア神戸本社 （神戸市中央区磯上通4-3-10）

13:00-13:15

イントロダクション
・ツアープログラム紹介
・参加者 自己紹介

13:15-14:00

プレゼンテーション
ファミリアの活動紹介 | 株式会社ファミリア 代表取締役社長 岡崎 忠彦

14:00-14:45

本社見学

14:45-14:50

休憩

14:50-15:50

クロストーク＆ディスカッション、質疑応答

15:50-16:10

移動（タクシー）

16:10-16:40

ファミリア 神戸本店見学（神戸市中央区西町33-2）

16:40-16:45

クロージング・終了

16:45-19:00

移動・懇親会（希望者のみ）