GGP ピッチMeetup:新たな事業で地域にインパクトを生むために〜
【自然資本と一次産業を核とした地域社会の活性化
シリーズvol.4】
Finished イベント終了
About
地域の特性を活かすことのジレンマ
これまでは都市に人が集う一極集中型の経済でしたが、地域が持続して活性化していくためにも、自律分散型の経済の実現が求められています。地域固有の自然資本を用いた域内での価値創造がなされ、かつその価値が域内で循環するしくみが作られることが必要です。
日本の各地域には、独自の食・自然・建物・文化・アート・歴史のような様々な資源が存在し、活用する可能性が眠っていることから、実際に様々な方が多方面で事業づくりに取り組まれています。その一方で、独自性のある取り組みを作り出すことが難しかったり、別地域の成功事例をそのまま自身の地域で模倣してもうまくいかなかったりと、苦戦することも多いのではないでしょうか?また事業を始めた後には、資金調達の壁が立ちはだかります。では、どうすれば地域独自のユニークな価値を作り、事業として継続させることが出来るのでしょうか?
先端的な地方創生仕掛けの秘密を紐解く
その方法の一つとして、価値を掛け合わせてストーリーを作り出すような「編集的視点」を持つことが挙げられるでしょう。編集的視点とは、食・農業・観光・文化・自然といった資源を結びつけて付加価値を付けることです。そうすることで、地方の潜在的な資源を、外部の人を惹きつけ注目されるものへと転換させられ、地元の人の目にも新鮮なものとして映るでしょう。
今回のイベントの前半パートでは、掛け合わせによる複合的な価値づくりについて、新潟県から日本の地方創生を牽引する自遊人の岩佐十良さんをゲストに迎え、先進的な成功事例をお話しいただきます。地方創生が叫ばれる前から、地域活性化が目指すべき姿を提示されてきました。これまで雑誌「自遊人」の編集長や、ホテル再生プロジェクト「松本十帖」(長野県)、「里山十帖」(新潟県)や「箱根本箱」(神奈川県)など地域の特色を生かした宿のプロデュース、食文化プロジェクトのプロデュース、ローカルガストロノミーの立役者、米作りなど多様な活動をされ、数々の新たな潮流を生み出されてきました。
「これがあったら10年後にこんなにステキになる」という未来のことを考え、持続可能性が求められる時代だからこそ、行き過ぎた針を巻き戻して「真の豊かさとは何か」提案したい。 そして理想論を語るだけでなく、事業として成立させることを目的としたいという、ビジョンを持たれています。
そんな経営者であり、かつ様々な日本の地域の特色を活かしたプロデューサーであるゲストから、これまで多岐にわたる取り組みや、そこから得た気づきを紹介していただくことで、事業づくりの視点を共に学びます。
また、ピッチアドバイザーとして投資家・事業家の顔を持たれる、Archetype Ventures EIR(Entrepreneur In Residence)の野村美紀さんにお越しいただきます。アーリーステージのスタートアップへの投資及びスタートアップ経験を活かしたハンズオンでのバリューアップを行う投資家でありながら、米国で食領域で事業を運営されている投資家でもあります。そんな投資家と事業家の視点で、資金調達をするポイントや事業のブラッシュアップ、新規事業づくり、事業のグローバル展開などお話しいただきます。
未来の地域活性化につながるビジネスプランへと磨くピッチタイム
イベント後半パートでは、地域を活性化させるアイデアを発表したい方や、仲間を見つけたい方向けにピッチタイムを設けます。ゲストの岩佐さんと野村さんから事業アイデアに対するアドバイスをもらえ、プランを磨きビジネスのヒントを持ち帰ることができます。ピッチタイムの他、軽食を囲みながら、ゲストアドバイザーと参加者の方々とのネットワーキングの場も設けます。事業アイデアを磨き、パートナーと交流し共に切磋琢磨できる機会ですので奮ってご参加ください。
※注
「ピッチ」とは、短時間でプレゼンテーションを行うこと。
※注
ピッチ希望される方は申し込みフォームにて「ピッチを希望する」をチェックの上、発表したい内容を記入いただきます。
こんな人におすすめです
- 地域活性化に携わりたい/地域を盛り上げる事業を始めたい、取り組んでいる
- 事業づくりや資金調達のヒントを知りたい
- ベンチャー、スタートアップ、地域の企業、自治体、NPO
- 事業アイデアがあり、ゲストアドバイザーと参加者に向けてピッチを行いたい
- 事業アイデアを実現させる仲間を見つけたい
- ゲストトークやピッチを聞きたい、意見交換を行いたい
GREEN×GLOBE Partnersとは
GREEN×GLOBE Partnersは、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。
『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行っています。
コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援することを通して、環境・社会課題解決に必要な活動や関係者が増えていくことを目指しています。
>> GREEN×GLOBE Partners公式サイト:https://ggpartners.jp
Program
- 14:00-14:10
- イントロダクション
株式会社三井住友銀行 大湊 和貴
株式会社ロフトワーク 玉木 春那
- 14:10-14:35
- 活動紹介1
「ホテル再生プロジェクト「松本十帖」(長野県)、「里山十帖」(新潟県)や「箱根本箱」(神奈川県)、食文化プロデュースの取り組みについて」
株式会社自遊人 代表取締役 岩佐 十良 - 14:35-14:45
- 活動紹介2
「投資活動、米国でのフード領域の事業活動について」
Cabi – Co-founder, Archetype Ventures – EIR (アントレプレナーインレジデンス) 野村 美紀 - 14:45-15:10
- クロストーク:地域での事業作りに必要な視点とは?
株式会社自遊人 代表取締役 岩佐 十良
Cabi – Co-founder, Archetype Ventures – EIR (アントレプレナーインレジデンス) 野村 美紀
株式会社ロフトワーク 棚橋 弘季 - 15:10-17:00
- ピッチ
15:10-15:20 休憩
15:20-16:50 希望者によるピッチタイム
16:50-17:00 クロージング
※オンライン配信はここまで - 17:00-17:30
- 登壇者と参加者のネットワーキング
「自遊人」が運営する新潟県魚沼産の食材とドリンク、Cabiの調味料を使った食材など軽食を囲んで、ゲスト登壇者と一般参加者の交流
Outline
- 開催日
- 2023年9月26日(火) 14:00-17:30 ※オンライン配信は14:00-17:00
【トークセッション】14:00-15:10
【ピッチ】15:10-17:00
【ネットワーキング】17:00-17:30 - 開催形態
- リアル会場(トークセッション視聴+ピッチ発表/視聴+ネットワーキング参加)+
オンライン配信(トークセッション視聴+ピッチ視聴) - 場所
- リアル会場:ロフトワーク渋谷 10階
住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10F
MAP:https://bit.ly/3AD6EDJ
オンライン配信:Zoomウェビナー / Youtube - 定員
- リアル会場:40名、オンライン会場:100名
- 参加費
- 無料
- 共催
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
ご注意
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- 開催前日に参加案内をご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日Loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 本イベントの取材をご希望の方は、GGP事務局までお問い合わせください。greenglobepartners_event@loftwork.com
ACCESS
株式会社ロフトワーク 渋谷オフィス 10階
Speaker
株式会社自遊人 代表取締役 , 株式会社小柳 代表取締役 , 自遊人編集長, クリエイティブディレクター・編集者
岩佐 十良
1967年東京都生まれ。武蔵野美術大学在学中の1989年にデザイン会社を創業し、のちに編集者に転身。2000年、雑誌『自遊人』を創刊。2004年、拠点を東京から新潟・南魚沼に移転。2014年、新潟県大沢山温泉にオープンした「里山十帖」では、空間から食まで全てをディレクション。グッドデザイン賞BEST100に選出される。2016年より3年間グッドデザイン賞審査委員を務め、2021年より再任。2017年、『Forbes JAPAN』の「地方を変えるキーマン55人」に選出される。2018年に開業した宿泊施設、「商店街HOTEL 講 大津百町」(滋賀県大津市)、「箱根本箱」(神奈川県箱根町)では、それぞれ企画ディレクション及び運営を担う。2019年「新潟・庄内デスティネーションキャンペーン」の総合プロデューサー。多摩美術大学客員教授。2020年には「松本十帖」(長野県松本市)を開業。「松本十帖」開業までの様子はNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送された。2024年春には「10Stories OZE 尾瀬十帖」(新潟県魚沼市)を開業するほか、新しい宿泊スタイルを提案する「10Stories Stay」を「UONUMA」「OZE」「MATSUMOTO」の3拠点で一斉に開業予定。
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1967年東京都生まれ。武蔵野美術大学在学中の1989年にデザイン会社を創業し、のちに編集者に転身。2000年、雑誌『自遊人』を創刊。2004年、拠点を東京から新潟・南魚沼に移転。2014年、新潟県大沢山温泉にオープンした「里山十帖」では、空間から食まで全てをディレクション。グッドデザイン賞BEST100に選出される。2016年より3年間グッドデザイン賞審査委員を務め、2021年より再任。2017年、『Forbes JAPAN』の「地方を変えるキーマン55人」に選出される。2018年に開業した宿泊施設、「商店街HOTEL 講 大津百町」(滋賀県大津市)、「箱根本箱」(神奈川県箱根町)では、それぞれ企画ディレクション及び運営を担う。2019年「新潟・庄内デスティネーションキャンペーン」の総合プロデューサー。多摩美術大学客員教授。2020年には「松本十帖」(長野県松本市)を開業。「松本十帖」開業までの様子はNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放送された。2024年春には「10Stories OZE 尾瀬十帖」(新潟県魚沼市)を開業するほか、新しい宿泊スタイルを提案する「10Stories Stay」を「UONUMA」「OZE」「MATSUMOTO」の3拠点で一斉に開業予定。Cabi - Co-founder, Archetype Ventures - EIR (アントレプレナーインレジデンス)
野村 美紀
食の事業家、投資家。
サンフランシスコの教育スタートアップMake Schoolにてジャパンカントリーマネジャー、米国本社にてグロースチームリードを歴任。2019年に独立系ベンチャーキャピタル Archetype Venturesに参画。大学・キャリアを通じて米国と日本を行き来する経験から、食を通じて日本と世界の架け橋になることを信念に持つ。食領域を中心とした投資に関わりながら、2022年に米国にて日本の調味料ブランドCabi (キャビ)を立ち上げ、事業家としても活動。和歌山、島根、長野といった地方に根ざす製造パートナーと連携し、米国顧客を意識したブランディング・商品展開を行い、日本の”味”をより世界の人々のキッチンに広げることを目指している。
東京大学経済学部卒業、UCバークレー留学。
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食の事業家、投資家。サンフランシスコの教育スタートアップMake Schoolにてジャパンカントリーマネジャー、米国本社にてグロースチームリードを歴任。2019年に独立系ベンチャーキャピタル Archetype Venturesに参画。大学・キャリアを通じて米国と日本を行き来する経験から、食を通じて日本と世界の架け橋になることを信念に持つ。食領域を中心とした投資に関わりながら、2022年に米国にて日本の調味料ブランドCabi (キャビ)を立ち上げ、事業家としても活動。和歌山、島根、長野といった地方に根ざす製造パートナーと連携し、米国顧客を意識したブランディング・商品展開を行い、日本の”味”をより世界の人々のキッチンに広げることを目指している。
東京大学経済学部卒業、UCバークレー留学。
株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー
棚橋 弘季
芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。
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芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター
玉木 春那
1999年京都生まれ。立命館大学経営学部でデザインマネジメントを学ぶ。領域横断的にプロジェクトを生み出すことに魅力を感じ、ロフトワークに入社。食への興味と環境問題の問題意識から、食とサステナビリティを基軸に様々なイベント企画・運営に取り組んできた。日本と世界各地を巡ることや、食日記を綴ることを通して「食の豊かさ」について考え発信している。趣味はご飯とお酒。週末は料理や食べ歩きをして過ごす。不定期でおばんざい屋開催中。