
アンコンシャスバイアスからはじめるコミュニケーションデザイン
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平均的なユーザーって、いったいどんな人?
ダイバーシティ&インクルージョンの重要性が世界中で叫ばれるようになって久しく、さまざまな企業や団体が、研修を実施したり、ポリシーを策定したりなど「多様性を大切にする姿勢」を示してきました。
しかし近年では、その取り組みがどこか形式的になり、「D&I離れ」といった空気感が生まれているのも事実です。アメリカでは政権交代を背景にD&Iプログラムへの反発が広がり、日本においても「どのように対応したらよいかわからない」といった現場での戸惑いや停滞感が少しずつ表面化しています。
一方で、企業や組織が社会とつながり、それぞれの価値を届けていくためには、こうしたテーマと真摯に向き合い続けることが欠かせません。年齢や性別、性のあり方、国籍、身体的特徴、価値観など多様なあり方が存在するなかで、商品やサービスを「平均的なユーザー像」に合わせた一方通行のコミュニケーションでは、届かない声やすれ違いが生まれ、誰かを居ないことにしてしまうこともあります。
だからこそいま、社会のあり方や、組織内での制度、ポリシーが変わっていくことに加え、社会の構成員としてできるコミュニケーションのあり方を問い直してみる必要があるのではないでしょうか。日々の言葉づかいやふるまいそのものに目を向けてみることが必要ではないでしょうか。
本イベントでは、まずは自分自身の“当たり前”を疑うことからスタートします。アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)や自らのマジョリティ性に気づくことで、見落としがちな視点に触れるためのミニワークを行います。
アンコンシャスバイアスに対する自覚は、組織内のコミュニケーションを円滑にするだけでなく、社会や顧客との関係性をつくる上でも重要です。自分たちの発信やふるまいに芯を持たせる――そんな姿勢こそが、これからの組織やブランドに求められるのではないでしょうか。
当日はこんな内容を予定しています
- アンコンシャスバイアスを可視化するミニワーク
- 自分のマジョリティ性を見つめ直す視点トレーニング
- 日常の言葉や行動を変えるヒントの共有
こんな方におすすめです
- ダイバーシティやインクルージョンの取り組みを、もっと現場の言葉や行動に落とし込んでいきたい
- 自身の組織の発信やメッセージが、多様な受け手にちゃんと届いているか見直したい
- サービスや広報・広告表現が、無意識の前提にとらわれていないか不安に感じている
- 顧客や社会との関係性をつくるうえで、より丁寧で開かれたコミュニケーションを目指したい
- 多様な視点をチームやプロジェクトに取り入れ、発信の質を高めていきたい
Outline
- 開催日
- 2025年5月21日 18:30-21:00(18:00 開場)
- 開催方法
- 会場参加のみ(配信なし)
- 会場
-
FabCafe Tokyo(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア1F)
- 参加費
- 無料
- 定員
- 20名
※人数多数の場合抽選となります。ご了承ください - 共 催
- FabCafe Tokyo、株式会社TIEWA、株式会社ロフトワーク
- ご注意
- ・申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。(抽選結果は5/16日にお送りします)
・開催前日までにご参加方法をご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日主催者運営のWebサイトに掲載する場合があります
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
Program
- 18:00
- 開場 / 受付
- 18:30 – 18:45
-
イントロダクション・事例紹介
株式会社ロフトワーク/FabCafe Tokyo シニアディレクター 岩倉慧 - 18:45 – 19:00
- インプットトーク
株式会社TIEWA 代表取締役 合田文 - 19:00 – 19:40
- ミニワーク
- 19:40 – 19:50
- ワークの振り返りトーク
- 19:50 – 20:00
- Q&A
- 20:00-21:00
- 懇親会・ネットワーキング
Speaker

株式会社TIEWA, 代表取締役
合田 文
株式会社TIEWAの設立者として「ジェンダー平等の実現」など社会課題をテーマとした事業を行う。広告制作からワークショップまで、クリエイティブの力で社会課題と企業課題の交差点になるようなコンサルティングを行う傍ら、ジェンダーやダイバーシティについてマンガでわかるメディア「パレットーク」編集長をつとめる。2020年にForbes 30 UNDER 30 JAPAN、2021年にForbes 30 UNDER 30 ASIA 選出。
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株式会社TIEWAの設立者として「ジェンダー平等の実現」など社会課題をテーマとした事業を行う。広告制作からワークショップまで、クリエイティブの力で社会課題と企業課題の交差点になるようなコンサルティングを行う傍ら、ジェンダーやダイバーシティについてマンガでわかるメディア「パレットーク」編集長をつとめる。2020年にForbes 30 UNDER 30 JAPAN、2021年にForbes 30 UNDER 30 ASIA 選出。
株式会社ロフトワーク, バイスFabCafe Tokyoマネージャー
岩倉 慧
明治大学国際日本学部卒。半年間のアメリカ留学を経て異文化理解教育について学んだ後、大手服飾資材メーカーに入社。工場で機械運転をしていた際に、その機械のボタンの位置や色などのデザインが人の行動に影響を与えていることに気づき、デザインに興味を持つように。2018年にロフトワーク入社。日本のおもしろさをグローバルで共有することを目指し、英語と中国語を勉強中。猫とラジオと洋服が好き。