地域のカルチャーと観光をつなぐ
その土地ならではの体験価値を生む音楽・芸術祭のデザイン
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About
コロナ禍を経て、多くの地域で新たな経済活動が模索される中、観光分野では「地域らしさ」を活かした価値創出が求められています。また、旅行者自身も、単に有名スポットを巡るだけでなく、その土地ならではの特別な体験を求める傾向が高まっています。しかし一方で、まちづくりの方針や開催されるイベントが全国的に似通い、その土地ならではの文化資源や個性が十分に活かされていないケースも見受けられます。
では、具体的にどのようなまなざしや手法で地域資源を捉え、観光の可能性を広げていけばよいのでしょうか。本イベントでは、「まちづくり×音楽フェス」「民族文化×現代アート」という2つの切り口で構成されたイベントプログラムを取り上げ、その実践者とともに、地域観光の変化や可能性について掘り下げていきます。
また、参加者の皆さんとも議論を交わしながら、地域の文化・観光・経済に対してどのような視点を持つことが必要なのか、今後どのような実践の可能性があるのかを考えていきます。
当日ご紹介するプロジェクトについて
都市回遊型の音楽フェス「いい湯だな!」
温泉のまち、別府で一昨年から開催されている、おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」。
「いい湯だな!」の特徴は、「別府の街全体を1つのフェス会場」として遊び回れること。会場の周辺にある温泉、飲食店など街の様々な場所を巡る導線として設計されている。国内外、全23組のアーティストによる音楽ステージだけでなく、「街づくり」「音楽フェス」「落語」「メンタルヘルス」「アート」など、音楽以外のトピックについて語り合うステージも設け、音楽フェスを起点とした様々な機会醸成を行っている。
アイヌ文化と現代アートが混じり合う祭典「阿寒アイヌアートウィーク」
阿寒アイヌアートウィークは、阿寒湖の大自然を舞台にアイヌ工芸と多様な背景を持つ現代アートが混じり合う約3週間。先祖やカムイへの敬意を表す木彫や刺繍、古式舞踊といったアイヌの伝統と進化を広く紹介するとともに、アイヌコタンの豊かな日常に触発されて滞在制作を行った多彩なアーティストたちの新作を披露しました。
こんな人におすすめ
- 地域と接続したい都心部の企業の方
- 地域の新しい観光戦略を検討したい行政担当者の方
- コンテンツによるまちづくりを検討しているデベロッパーの方
- 先端テクノロジーや自社開発製品を地域で活かしたい技術者/研究者の方
- スポンサーとして、地域の取組に参加したい企業/団体/音楽関係者やレーベルの方
- その他、地域の企業やプレイヤー、地域での活動を広げたい企業の方
Speaker
DJ Bar「the HELL」、 Listening Bar 「TANNEL」代表 / 音楽LIVE企画「AKANEKO」 、おんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」 主宰
深川 謙三
立命館アジア太平洋大学卒。新卒で都内のデジタルマーケティング企業に人事として勤務。2019年3月から別府に移住し、DJバー「the HELL」と、リスニングバー「TANNEL」を開業。2023年より始まるおんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」主宰。
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立命館アジア太平洋大学卒。新卒で都内のデジタルマーケティング企業に人事として勤務。2019年3月から別府に移住し、DJバー「the HELL」と、リスニングバー「TANNEL」を開業。2023年より始まるおんせん都市型音楽祭「いい湯だな!」主宰。株式会社ロフトワーク, バイスMVMNTマネージャー
室 諭志
京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。2019年よりXRの実験的コミュニティ/プロジェクト「NEWVIEW」に参画。2023年よりユースクリエイターとのコミュニティ活動「NZR」をスタート。ファッション/アート/テクノロジーを起点に、WEBデザインからプロダクト、新規事業開発までものごとの意味や価値をアレンジしてアウトプットに落とし込む。
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京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。2019年よりXRの実験的コミュニティ/プロジェクト「NEWVIEW」に参画。2023年よりユースクリエイターとのコミュニティ活動「NZR」をスタート。ファッション/アート/テクノロジーを起点に、WEBデザインからプロダクト、新規事業開発までものごとの意味や価値をアレンジしてアウトプットに落とし込む。株式会社ロフトワーク, プロデューサー
園田 亮
大分県別府市出身。県外でブランドコンサルティング会社で勤務した後、大分県に戻りフリーランスとして活動を開始。個人や組織のビジョン/コンセプトメイクや新規領域における伴走支援を行う中で、社会課題と向き合う様々なプロジェクトを経験。2023年にロフトワークに入社し、ビジネスとクリエイティブを繋ぎより良い社会づくりを行なっていくためのストラテジックやパーパスについて探求中。趣味は温泉と料理と読書。
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大分県別府市出身。県外でブランドコンサルティング会社で勤務した後、大分県に戻りフリーランスとして活動を開始。個人や組織のビジョン/コンセプトメイクや新規領域における伴走支援を行う中で、社会課題と向き合う様々なプロジェクトを経験。2023年にロフトワークに入社し、ビジネスとクリエイティブを繋ぎより良い社会づくりを行なっていくためのストラテジックやパーパスについて探求中。趣味は温泉と料理と読書。Program
- 18:45-19:00
- 開場 / 受付
- 19:00-19:10
- Introduction
- 19:10-19:50
- プロジェクト/活動紹介(いい湯だな!/阿寒アイヌアートウィーク)
2つのプロジェクトを事例に、それぞれの活動の背景や今年度の取り組みや展望、複数の文化や多様な文化資源を組み合わせる「文化的雑食性」が生む新たな可能性や経済効果への期待などのを語ります。 - 20:00-20:45
- 質疑応答・パネルセッション
アート・音楽がひらく可能性とは?
持続可能性と社会価値づくりに必要な共創とは?
地域における編集者として、地域のポテンシャルを引き出すには?
一時的な観光から継続的な関係性はどう作れる? - 20:45-21:00
- クロージング
- 21:00-22:00
- 懇親会
Outline
- 開催日
- 2025年1月17日(水)19:00 – 21:00 (開場:18:45 / 懇親会 21:00-22:00)
- 開催方法
- 会場参加のみ(配信なし)
- 会場
- FabCafe Tokyo
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア1F - 参加費
- 無料
- 定員
- 30名
- 主 催
- 株式会社ロフトワーク
- ご注意
- ・申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日Loftwork.com、MVMENTサイトに掲載する場合があります。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
・本イベントの取材をご希望の方は、ロフトワークまでお問い合わせください。
ACCESS
FabCafe Tokyo
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア1F