【京都開催】リソグラフ展示 ”Don’t Pay for Me”
Finished イベント終了
スクリーンを介してものを見ることが多くなってきた今、実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を開催
スクリーンを介してものを見ることが多くなってきた今、実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を開催
About
開催背景
2020年、新型コロナの影響により急速にオンライン化が進み、その影響はアートシーンにも出ています。
多くの美術館が閉まり、この数ヶ月間日本各地・世界中にてオンライン展示会が開催されるなど、作品がスクリーンを介して見れるようになっています。
こうしてコンテンツへのアクセスの利便性が担保される一方、直に観ることでしか伝わらないものもあるのではないかという「実際に触れること」の価値が改めて問われているように思います。
また、最近の人種差別抗議運動など、個々が持つステレオタイプが捨てられず、壁となってしまったりや社会構造上の立場や特権的な地位により他者を傷つける/相手により傷つけられることが表に少しずつ出てき始めました。「相手の気持ちを思いやる」ことがこれからより大切になってきたと思います。この二つのことから、FabCafe Tokyoは実際に自分の目で見て、触ることに価値があるリソグラフの展示を開催し、そのテーマを「Don’t Pay for Me」に致しました。
9月に開催された渋谷・富士吉田での展示に続き、FabCafe Kyotoでの巡回展が決定しました。また、展示期間中の10月23日(金)の夜にはトークイベントを開催。本展示の企画趣旨はもちろん、「フィジカルなメディア」としての印刷表現についてゲストを迎えてディスカッションします。こちらもお楽しみに。
展示コンセプト“Don't Pay for Me”について
知人と、またはパートナーとご飯を食べに行ったことを想像して下さい。
数日前の出来事の話で盛り上がり、相手の昨晩のゴキブリ退治の話を聞き、たくさん笑い、美味しいものでお腹いっぱいになり、さてお会計へ。
あなたは財布を探そうとポケットに、それと同時に相手もカバンに手を伸ばした。
あれ、どっちが払うの?
本展示「Don’t Pay for Me(私の分払わないでよ)」は、
日常的な会話がもたらす先入観やステレオタイプに焦点を当てた30名のアーティストによるコラボレーション企画になっている。参加アーティストそれぞれバックグラウンドは違えど、同じテーマで作品を描くことで、それぞれの視点や表現方法から、日頃感じる平等さ、もしくは不平等さが表に出るだろう。誰のために、どうして払うのか。日々の中で優しさの言動が持つ意味を履き違えていることはないだろうか。
リソグラフというポップかつレトロな表現に、人としてのモラルや社会的理念を掛け合わせた時、見えるものと見えないもののギャップに違和感を覚えるのだろうか。
大事なのはこの展示がリソグラフの鮮やかな発色のように、展示作品を見てくださる一人一人に以前自分が感じた不平等を誰かに話したいと、会話の種をつくること。
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インタビュー:さまざまな「不平等への違和感」をリソグラフで表現-“Don’t Pay for Me”が問いかけるもの
日常で感じる「不平等」をテーマにしたリソグラフ作品展示“Don’t Pay for Me”。リソグラフを手掛ける理想科学工業の協力のもと、国籍や年齢、性別もさまざまなアーティストたちとともに、不平等への違和感についての多様なメッセージを発信する本企画。目指したのは、誰もがアートを介して対話できる機会をつくることでした。企画者の2人へのインタビュー記事です。
展示会場について
FabCafe Kyoto
住所: 〒600-8119 京都府京都市 下京区本塩竈町554
参加アーティスト
碧
岡村よるこ
オザキエミ
北田正太郎
桑原季
柴谷麻以
澁木智宏
ステレオテニス
高橋鴻介
トチハラユミ
ナガノチサト
ノグイエ
野村善文+望月萌々子
長谷川理絵
ヤギワタル
山崎若菜
Billy Clark
CHACO
Ebba Forslind
GADARA
Hana Lee
Helene Aldeguer
Hiroshi Masuda
Janay Baade
Julian Matta
Julien Wulff
Luca Tieri
Momo Lee
nachara
Nagaosa
Paper Parade
SIKI@HOLOROID
SOEDANANA
Sonoka Sagara
Val Vargas
YUMI YOSHIMOTO
Organized by: FabCafe Kyoto, FabCafe Tokyo, DOSO Co., Ltd.
Supported by: RISO KAGAKU CORPORATION
Exhibition Curator: Tsuyoshi Yagi
Exhibition Director/Printing: Rinako Sonobe
Special Thanks to,
Artist Coordinator: Minako Nojima
Concept Translation: H. Ueda
協力
共催
Outline
- 日時
- 2020.10.20 (火) – 2020.10.31 (土) UTC+09:00
- 会場
- FabCafe Kyoto / MTRL KYOTO
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
- 参加費
- 無料
- オーガナイザー
- 協力: 理想科学工業株式会社
共同開催: DOSO Co., Ltd.