都市と自然と共生するヒントは「つくる」にある?
人類学の視点で読み解く“Homemade City”
Finished イベント終了
- Date
-
2021-02-19 (Fri) -
2021-03-27 (Sat)
- Time
- 19:00-20:00,10:00-13:00
- Place
- Youtube Live
- Capacity
- 100名
- fee
- 無料
Finished
About
「つくる」ことによって、自然との関係性を捉えなおし、 これからのオルタナティブな暮らしを思索してみよう
都市に住みながら、自然とどう共生して暮らせるんだろう? SDGsや脱炭素化が世界中のアジェンダとなった今、個人レベルでこんな想いを抱えながら生活している方は多いはずです。今や人口の大半が生活する都市圏。重要なのは「都市か自然か」というディープエコロジー視点ではなく、「都市と自然と」という多種共生(マルチスピーシーズ)視点への転換ではないでしょうか。
そんな視点を持つために、自分の手で「つくる」ことがヒントとなるのではないでしょうか。つくることで、ブラックボックス化した経験を取り戻せたり、生命や物質という様々なアクターへの思いを馳せるきっかけにもつながります。何よりつくることは純粋に楽しいですよね。
つくることを通じて自然との関係性を捉えなおし、組織や立場を超えて、これからのオルタナティブな暮らしを思索してみる。それがこの企画の狙いです。
都市と自然のあわいで暮らしながら、つくるひとたちへの連続公開インタビュー(5day)
この企画では、2月19日〜3月26日の毎週金曜日の夜(2月26日を除く)、都市と自然のあわいで暮らしながら、つくるひとたちへの公開インタビューを行います。公開インタビューを共にするのは、大阪大学 人間科学研究科 Ethnography Labを率いる人類学者・森田敦郎さんと学生さんたち。建築家、アーティスト、デザイナーなど、様々なクリエイターの方々の言葉から、自然と共生するためのヒントを探ります。
自然のマテリアルを題材に、つくることで思索する公開ワークショップ(1day)
連続公開インタビューでインスピレーションを得たのち、自然のマテリアルを題材にした公開ワークショップを3月27日朝に実施します。グラフィックデザイナー吉田勝信さん、アーティスト斎藤帆奈さんを講師に迎え、1.5時間のプログラム×2回で行いますので、そのレシピをもとにぜひ自分の家で楽しんでみてください。
こんな人におすすめです
- サステナビリティ関連業務に関わる、総務人事、経営企画、マーケティング部署の方
- サステナビリティにまつわる事業開発の機会領域を検討している担当部署の方
- あるいは組織を超えて、これからの持続可能な「暮らし」のあり方を模索している方
Program
全てYoutube Liveでの配信となります。一度のお申込みで、全日程のURLをお知らせします。ご覧になりたい会のみご参加ください。
[Day1]土着の文化の再解釈
- 2月19日(金)19:00-20:00
- 公開インタビュー | ゲスト: グラフィックデザイナー 吉田 勝信
#山と森 #現代民藝 #雪国 #型
[Day2] 居場所をつくるマテリアル
- 3月5日(金)19:00-20:00
- 公開インタビュー | ゲスト:建築家 山田 紗子
#ヴァナキュラー建築 #家 #身体感覚
[Day3] 小さな生命との暮らし
- 3月12日(金)19:00-20:00
- 公開インタビュー | ゲスト:アーティスト 斎藤 帆奈
#粘菌 #ガラス #土 #画像解析 #DIYバイオ
[Day4] 残したい景色の共有
- 3月19日(金)19:00-20:00
- 公開インタビュー | ゲスト:山小屋経営者 伊藤 二朗
#雲ノ平 #国立公園 #文学
[Day5] 身近な環境と遊ぶ
- 3月26日(金)19:00-20:00
- 公開インタビュー | ゲスト:パタゴニア 佐々木 拓史
#ランコミュニティ #山と海 #地域 #旅
[Day6] 「模様の採集」「粘菌と◯◯」
- 3月27日(土)10:00-11:30
- ワークショップ | 講師:グラフィックデザイナー 吉田 勝信、アーティスト 斎藤 帆奈
模様を採集しよう
採集した自然物で、フィールドノートを作ろう - 11:30-13:00
- 粘菌で◯◯をつくってみよう
※ワークショップの内容は精査中です。
Outline
- 開催日
- 公開インタビュー
2021年2月19日(金)、3月5日(金)、3月12日(金)、3月19日(金)、3月26日(金)
配信時間 19:00-20:00ワークショップ
2021年3月27日(土)
配信時間 10:00-13:00 - 定員
- 100名
- 参加費
- 無料
- 配信
- Youtube Live
- 対象
- ・サステナビリティ関連業務に関わる、総務人事、経営企画、マーケティング部署の方
・サステナビリティにまつわる事業開発の機会領域を検討している担当部署の方
・あるいは組織を超えて、これからの持続可能な「暮らし」のあり方を模索している方 - 主催
- 株式会社ロフトワーク
- 協力
- 大阪大学人間科学研究科 Ethnography Lab
ご注意
- 全日程Youtube Liveでの配信となります。
- 一度のお申込みで、全日程のURLをお知らせします。ご覧になりたい会のみご参加ください。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
Speaker
グラフィックデザイナー
吉田 勝信
1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点にデザイン業を営む。グラフィックデザインを主な領域として、フィールドワークを取り入れた制作を行なっている。ブランディングやコンセプトメイキング、商品企画、サービス設計などに携わる。家業の染色工房では染材、繊維の採集やテキスタイルデザインを担っている。名前の「吉」は(土に口)。
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1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点にデザイン業を営む。グラフィックデザインを主な領域として、フィールドワークを取り入れた制作を行なっている。ブランディングやコンセプトメイキング、商品企画、サービス設計などに携わる。家業の染色工房では染材、繊維の採集やテキスタイルデザインを担っている。名前の「吉」は(土に口)。一級建築士/管理建築士
山田 紗子
1984年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。2007-2011年、藤本壮介建築設計事務所勤務。現在、山田紗子建築設計事務所代表。明治大学理工学部建築学科、ICSカレッジオブアーツ非常勤講師。
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1984年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。2007-2011年、藤本壮介建築設計事務所勤務。現在、山田紗子建築設計事務所代表。明治大学理工学部建築学科、ICSカレッジオブアーツ非常勤講師。アーティスト/モデル
齋藤 帆奈
現代美術作家。1988年生。多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorest (biological/biomedia art platform)に参加し、バイオアート領域での活動を開始。2019年より東京大学大学院学際情報学府修士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物、画像解析等を用いて作品を制作しつつ、研究も行っている。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、研究と制作に用いている。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。
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現代美術作家。1988年生。多摩美術大学工芸学科ガラスコースを卒業後、metaPhorest (biological/biomedia art platform)に参加し、バイオアート領域での活動を開始。2019年より東京大学大学院学際情報学府修士課程に在籍(筧康明研究室)。理化学ガラスの制作技法によるガラス造形や、生物、有機物、画像解析等を用いて作品を制作しつつ、研究も行っている。近年では複数種の野生の粘菌を採取、培養し、研究と制作に用いている。主なテーマは、自然/社会、人間/非人間の区分を再考すること、表現者と表現対象の不可分性。雲ノ平山荘, 経営者
伊藤 二朗
1981年、東京生まれ。雲ノ平山荘経営者。幼少より黒部源流で夏をすごす。 2002年に父・伊藤正一が経営する雲ノ平山荘の支配人になる。2010年、日本の在来工法を用いた現在の雲ノ平山荘の建設を主導し完成させた。近年は脆弱な管理体制下にある日本の国立公園の諸問題を提起しつつ「山小屋は、社会と自然環境の創造的な関係性を築くための前線基地」という考え方に基づいて、執筆や写真展、雲ノ平山荘でのアーティスト・イン・レジデンスの取り組みなど、様々な活動を展開している。現在、月刊誌『PEAKS』に「山と僕たちを巡る話」を連載中。
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1981年、東京生まれ。雲ノ平山荘経営者。幼少より黒部源流で夏をすごす。 2002年に父・伊藤正一が経営する雲ノ平山荘の支配人になる。2010年、日本の在来工法を用いた現在の雲ノ平山荘の建設を主導し完成させた。近年は脆弱な管理体制下にある日本の国立公園の諸問題を提起しつつ「山小屋は、社会と自然環境の創造的な関係性を築くための前線基地」という考え方に基づいて、執筆や写真展、雲ノ平山荘でのアーティスト・イン・レジデンスの取り組みなど、様々な活動を展開している。現在、月刊誌『PEAKS』に「山と僕たちを巡る話」を連載中。パタゴニア/仙元山トレイルクラブ
佐々木 拓史
1975年埼玉で生まれる。現在は神奈川県葉山町在住。マイナス400mの死海からプラス6500mのアンデスの山まで、世界各地の自然を巡りながら90カ国を旅する。パタゴニアのマーケティング部で働く傍ら、平日も週末も葉山の山や海に、ときに一人で、ときに大勢の子ども達と出没中。現在のメインアクティビティは登山とトレイルランニング、そしてもちろん行きあたりばったりの旅。
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1975年埼玉で生まれる。現在は神奈川県葉山町在住。マイナス400mの死海からプラス6500mのアンデスの山まで、世界各地の自然を巡りながら90カ国を旅する。パタゴニアのマーケティング部で働く傍ら、平日も週末も葉山の山や海に、ときに一人で、ときに大勢の子ども達と出没中。現在のメインアクティビティは登山とトレイルランニング、そしてもちろん行きあたりばったりの旅。大阪大学, 人間科学研究科教授/Ethnography Lab, Osaka 代表
森田 敦郎
著書『野生のエンジニアリ ング』にて、中古品やスクラップを活用するタイの中小工業の機械技術を人類学的に研究。 その後、大規模な技術システムであるインフラストラクチャーが、人々の情動、身体、社会 性を惑星規模の環境プロセスと結びつけていく過程について、国際共同研究を実施。その成 果を共編著 Infrastructure and Social Complexity: A Routledge Companion (Routledge, 2017), The World Multiple: The Quotidian Politics of Knowing and Generating Entangled Worlds(Routledge 2018), Multiple Nature-Cultures, Diverse Anthropologies (Berghan 2019) などにまとめている。
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著書『野生のエンジニアリ ング』にて、中古品やスクラップを活用するタイの中小工業の機械技術を人類学的に研究。 その後、大規模な技術システムであるインフラストラクチャーが、人々の情動、身体、社会 性を惑星規模の環境プロセスと結びつけていく過程について、国際共同研究を実施。その成 果を共編著 Infrastructure and Social Complexity: A Routledge Companion (Routledge, 2017), The World Multiple: The Quotidian Politics of Knowing and Generating Entangled Worlds(Routledge 2018), Multiple Nature-Cultures, Diverse Anthropologies (Berghan 2019) などにまとめている。株式会社ロフトワーク, シニアディレクター / なはれ
国広 信哉
美術展やVIのグラフィックデザインを7年間手掛けたのち、2011年ロフトワーク入社。ロフトワーク京都ブランチの立ち上げに従事。企業や省庁の新サービスの顧客開発や、新技術の用途開発などの機会領域を社会に問いながら探っていくプロジェクトが得意。主な担当に、高齢社会の機会領域を探る基礎調査「Transformation」、オンライン融資サービス「ALTOA」顧客開発、成安造形大学特別授業「デザインdeath」など。米国PMI®認定PMP®。趣味は山のぼり、辺境音楽収集、野外録音。大阪大学人間科学研究科博士前期課程に在籍しながら、デザインと人類学の周縁を研究中。
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美術展やVIのグラフィックデザインを7年間手掛けたのち、2011年ロフトワーク入社。ロフトワーク京都ブランチの立ち上げに従事。企業や省庁の新サービスの顧客開発や、新技術の用途開発などの機会領域を社会に問いながら探っていくプロジェクトが得意。主な担当に、高齢社会の機会領域を探る基礎調査「Transformation」、オンライン融資サービス「ALTOA」顧客開発、成安造形大学特別授業「デザインdeath」など。米国PMI®認定PMP®。趣味は山のぼり、辺境音楽収集、野外録音。大阪大学人間科学研究科博士前期課程に在籍しながら、デザインと人類学の周縁を研究中。株式会社ロフトワーク, シニアディレクター
堤 大樹
「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にWebマガジンANTENNAをスタート。2016年に4年半勤めた呉服問屋の営業を退職し、ロフトワークに入社。個人での仕事の依頼が増えたことを受け、2020年に文化にまつわる制作会社Eat, Play, Sleep inc.を設立とほぼ同時に、ANTENNAの編集長を後進に託し、「旅と文化」をテーマとしたメディアPORTLAを立ち上げ編集長に就任した。持ち味はエゴの強さで、好きなことは企画・編集業務。関係者各位に助けられ、発見と失敗の多い毎日を謳歌中。現在は台湾に異動。
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「関西にこんなメディアがあればいいのに」という想いで2013年にWebマガジンANTENNAをスタート。2016年に4年半勤めた呉服問屋の営業を退職し、ロフトワークに入社。個人での仕事の依頼が増えたことを受け、2020年に文化にまつわる制作会社Eat, Play, Sleep inc.を設立とほぼ同時に、ANTENNAの編集長を後進に託し、「旅と文化」をテーマとしたメディアPORTLAを立ち上げ編集長に就任した。持ち味はエゴの強さで、好きなことは企画・編集業務。関係者各位に助けられ、発見と失敗の多い毎日を謳歌中。現在は台湾に異動。株式会社ロフトワーク, シニアディレクター
山田 麗音
1985年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。コンセプチュアルデザインを軸に、グラフィック/エディトリアル/ 展覧会のキュレーションなどを手掛けるフリーランスとして活動後、2016年ロフトワークに入社。「NEWVIEW」「SHIBUYA QWS」「ひろしま公式観光サイト『Dive! Hiroshima』」などデジタル×フィジカルを跨ぐ大型プロジェクトのクリエイティブディレクションを多数担当。XRのグローバルコミュニティ育成から共創施設立ち上げまで、幅広いジャンルでユニークな世界観と新しいユーザー体験を生み出す。モットーは「クリエイターとともに前人未到の合流地点を目指す」。横浜美術大学や京都芸術大学などでも定期的に講義を行う。
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1985年生まれ。京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業。コンセプチュアルデザインを軸に、グラフィック/エディトリアル/ 展覧会のキュレーションなどを手掛けるフリーランスとして活動後、2016年ロフトワークに入社。「NEWVIEW」「SHIBUYA QWS」「ひろしま公式観光サイト『Dive! Hiroshima』」などデジタル×フィジカルを跨ぐ大型プロジェクトのクリエイティブディレクションを多数担当。XRのグローバルコミュニティ育成から共創施設立ち上げまで、幅広いジャンルでユニークな世界観と新しいユーザー体験を生み出す。モットーは「クリエイターとともに前人未到の合流地点を目指す」。横浜美術大学や京都芸術大学などでも定期的に講義を行う。株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター
䂖井 誠
現代美術を学び、アーティスト、キュレーター、インストーラーとして北海道と京都で主に活動。並行して印刷工、額縁・掛軸の職人、百貨店の店舗運営、建築コンサル、空間プランニング業を経て、美大で教員となり企画プロデュース、UX/UIデザイン分野を主に担当。
事業の幅広さ、革新性、多くのユニークな社員に興味を持ち、ロフトワークに入社。アート分野のプロジェクトを得意とし、Web制作、空間設計、制度設計など幅広く担当。プロジェクトでは「ひとりの飛び抜けた発想や熱量」と「チームによる多くの視点から広げていく可能性」のどちらも両立していける形での進行を心がけている。趣味は手紙を書くこと、石拾い、ベレー帽の収集。
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現代美術を学び、アーティスト、キュレーター、インストーラーとして北海道と京都で主に活動。並行して印刷工、額縁・掛軸の職人、百貨店の店舗運営、建築コンサル、空間プランニング業を経て、美大で教員となり企画プロデュース、UX/UIデザイン分野を主に担当。事業の幅広さ、革新性、多くのユニークな社員に興味を持ち、ロフトワークに入社。アート分野のプロジェクトを得意とし、Web制作、空間設計、制度設計など幅広く担当。プロジェクトでは「ひとりの飛び抜けた発想や熱量」と「チームによる多くの視点から広げていく可能性」のどちらも両立していける形での進行を心がけている。趣味は手紙を書くこと、石拾い、ベレー帽の収集。
FabCafe, FabCafe クリエイティブディレクター
武田 真梨子
筑波大学生命環境科学研究科修士課程修了。ミジンコの遺伝子解析や土壌微生物の単離など、小さな生物の生命メカニズムを研究した後、高校理科教諭を経て研究所職員として生物を指標とした研究に従事。研究活動を通して50年、100年後の地球環境と持続的な開発に関心を持つようになり科学館に転職。技術革新にまつわる”問”や、研究機関と市民との対話を目的とした企画運営を実施。アート、テクノロジー、デザインの融合促進を目指し、2018年ロフトワークに入社。夏と海と解剖観察が好き。
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筑波大学生命環境科学研究科修士課程修了。ミジンコの遺伝子解析や土壌微生物の単離など、小さな生物の生命メカニズムを研究した後、高校理科教諭を経て研究所職員として生物を指標とした研究に従事。研究活動を通して50年、100年後の地球環境と持続的な開発に関心を持つようになり科学館に転職。技術革新にまつわる”問”や、研究機関と市民との対話を目的とした企画運営を実施。アート、テクノロジー、デザインの融合促進を目指し、2018年ロフトワークに入社。夏と海と解剖観察が好き。一度のお申込みで、全日程の視聴URLをお知らせします。