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Weの時代の経済考
〜米国・消費アクティビズムとタンザニアのアングラ経済〜

Finished イベント終了

Date
2021-04-16 (Fri)
Time
第1部:10:30-12:30
第2部:21:00-22:00
Place
Capacity
100名
fee
無料

Finished

About

「コモンズを民主化する」Vol.2
アメリカのZ世代と香港在住のタンザニア人たちのあいだでポスト資本主義が共鳴する

全世界が新自由主義経済下の規制なきグローバル資本主義の渦に巻き込まれて30年あまり。その間、気候変動や経済格差、人種やジェンダーの差別や移民の問題など、さまざまな問題が深刻化しつづけています。さらに昨年からのパンデミックの影響により、これまで隠れていた問題までもが一気に表面化しました。

そんな問題山積みの社会において、一見まったく無関係な2つの地域の、まったく異なる層の人びとのあいだで、「わたしたちの」「自分たちの」というキーワードで括ることができるようなポスト資本主義的な活動がひそかに共鳴しているのを見つけました。

ひとつは、NY在住の佐久間裕美子さんが『Weの市民革命』で綴った、アメリカで若いZ世代を中心にした消費アクティビズムの動き。そこでは「わたし」よりも「わたしたち」を優先しはじめた人びとの様子が語られています。彼らは「環境問題の深刻さを無視して、これまで通りに利益優先主義で社会を運営し続け」る大人や企業に対し、「消費は投票」という考えに基づいて消費活動や労働ボイコットなどの活動を通じて意思表明を行っているのです。

もうひとつは、文化人類学者の小川さやかさんが『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』で描きだした、香港という西洋と東洋にまたがるグローバル都市に暮らすタンザニア人たちが、母国とのあいだで、中古車や中古家電などのインフォーマルな貿易で生計を立てるさま。FacebookやWhatsAppなど、ありもののインターネットサービスを駆使した”TRUST”という架空のプラットフォーム上で彼らが繰り広げるのは、私たちが知っているのとはだいぶ違うシェアリングエコノミー、クラウドファンディング的な”We”な経済活動です。

今回のイベントでは、このお2人をゲストスピーカーに迎え、経済状況や生活環境が全く異なるアメリカとタンザニアという2つの地域で、実は「自治」「民主主義」「共助」といったキーワードでつながっている2つの経済活動=市民生活を並べてみることで、これからの社会における市民のあり方、企業のあり方を考察していこうと思います。

コモンズを民主化する ヨーロッパの公共サービスはなぜ再公営化されたのか?

vol1では「ヨーロッパの公共サービスはなぜ再公営化されたのか?」というタイトルで、公共財のアクセシビリティ、ユーザビリティを民主的な視点から捉えたとき、どのような持続可能社会をリデザインできるのかをゲストと議論しました。

ZoomとClubhouseの2部構成

イベントはZoomを使った午前中のパートと、Clubhouseを使った夜のパートの2部構成で行います。

第1部:Zoomウェビナー(登壇者によるプレゼン+登壇者全員によるパネルディスカッション)
第2部:Clubhouse(プログラムを決めないカジュアルなディスカッション)

※第1部のみの参加も可能です

Program

第1部(Zoom):10:30-12:30

10:30-10:50
Opening / introduction 20min
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
10:50-11:10
Session1:20 min
「Weの時代の武器としての”消費アクティビズム”」
文筆家 佐久間裕美子
11:10-11:30
Session2:20 min
「香港で暮らすタンザニア人たちの”開かれた互酬性”」
立命館大学先端総合学術研究科教授 文化人類学者 小川さやか
11:30-12:20
パネルディスカッション 50min
文筆家 佐久間裕美子
立命館大学先端総合学術研究科教授 文化人類学者 小川さやか
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
12:20-12:30
Closing 10min
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季

第2部(Clubhouse):21:00-22:00

プログラムを決めないカジュアルなディスカッションです。
Clubhouseのルームはこちらになります。
カレンダーへの登録またはイベントのフォローをおすすめします。

Speaker

佐久間 裕美子

文筆家

佐久間 裕美子

1996年に渡米し、1998年からニューヨーク在住。出版社、通信社などを経て2003年に独立。カルチャー、ファッション、政治、社会問題など幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に「Weの市民革命」(朝日出版社)、「真面目にマリファナの話をしよう」(文藝春秋)、「My Little New York Times」(Numabooks)、「ピンヒールははかない」(幻冬舎)、「ヒップな生活革命」(朝日出版社)、「テロリストの息子」(朝日出版社)。慶應義塾大学卒業、イェール大学修士課程修了。

小川 さやか

立命館大学, 先端総合学術研究科教授 文化人類学者

小川 さやか

1978年、愛知県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士一貫制課程指導認定退学。博士(地域研究)。タンザニアの路上商人の商慣行や香港のアングラ経済の研究を続けている。主著に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年)で第33回サントリー学芸賞受賞。『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年)で第8回河合隼雄学芸賞および第51回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。その他『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)など。

棚橋 弘季

株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー

棚橋 弘季

芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。

2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。

2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。

Outline

開催日

4月16日(金)

  • 第1部(Zoom):10:30-12:30
  • 第2部(Clubhouse):21:00-22:00
参加費
無料
定員
100名
対象
  • 自主性、積極性をもって、環境・社会課題に取り組んでいきたいと思っている方
  • 企業のなかでサステナビリティを考えるには、どうしたらいいんだろうと思っている方
  • 「自治」、「コモンズ」、「民主主義」、「共助」などのキーワードに興味を持っている方
主催
株式会社ロフトワーク

ご注意

  • イベントにお申し込みいただいた方には、開催前日までにZoomウェビナーのURLをご登録いただいたメールアドレス宛にお送りします。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります。
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • 第2部のご参加にはClubhouseのアカウントが必要になります。
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