EVENT オンライン開催

コモンズを民主化する
ヨーロッパの公共サービスはなぜ再公営化されたのか?

Finished イベント終了

Date
2021-02-05 (Fri)
Time
17:30-19:05
Place
Capacity
200名
fee
無料

Finished

About

市民視点での民主的な活動が持続可能な社会をつくる

民主主義の危機が叫ばれるようになったのはいつ頃からでしょうか。このパンデミックの社会でその声はより大きくなっているようにも感じます。
しかし、その一方、アメリカではミレニアルやジェネレーションZなどの若い世代が、持続的な社会の実現には相反するような活動を進めようとする企業に対して、商品やサービスの利用のボイコットを通じて声を発する消費アクティビズムという形で社会の流れを変えている様子も見受けられます。そうした新たな形の民意の表現は、選挙で投票することだけが民主主義ではないことを教えてくれます。
またヨーロッパでは、水や電気、鉄道や学校給食などの公共サービスを、自治体が民間企業による委託する形で運営するのをやめて、再び公営での運営にし、市民も積極的にその運営に参加できるように切り替えていく事例が多く見られるようになっています。こうした再公営化の事例では、市民が民主的にサービスのあり方に関与できるようになったことで、民間運営の時代には生じていた料金の高騰による貧困層がサービスにアクセスしづらい問題や、気候変動や環境破壊につながる活動の改善が停滞するという問題が解決されています。
こうした新しい民主主義的な活動は、今後のサステナブルな社会の実現にむけてのひとつのキーとなってきています。

ヨーロッパでの公共サービスの再公営化の事例と、日本での次の時代のコモンズを模索する実験の事例から、サステナブルな社会を実現するヒントを探る

本イベントでは、オランダ・アムステルダムを拠点とするシンクタンク・トランスナショナル研究所に所属し、ヨーロッパ各地で進む公共サービスの再公営化の調査やアドボカシー活動に力を入れている岸本聡子氏と、岩手県遠野市や新潟県三条市、福島県南相馬市など、日本各地の地域を舞台に次世代のための時代に合った形の「未来のコモンズ」のあり方を模索する実験を展開するNext Commons Lab代表 林 篤志氏をお招きして、ヨーロッパと日本それぞれの活動事例を紹介していただきます。
公共財=コモンズへのアクセシビリティ、ユーザビリティを民主的な視点から捉え直したとき、どのような形で持続可能な社会をリデザインできる可能性が生まれるのかという観点から議論を深めることで、サステナブルな社会を実現するヒントを探っていきます。

アフターセッション開催。セッション終了後、登壇者とディスカッションしませんか?

本イベント終了後、イベントテーマの理解を深めるトーク部屋(Zoom Meeting)をご用意します。参加者の皆さんが抱える課題感や今回のテーマに対する考えなどを、登壇者を交えてディスカッションするための時間が20分ございます。イベント聴講だけでは聞けないような個別の考えをさらに深める機会としてご活用ください。

Program

17:30-17:40
Opening / introduction
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋弘季
ロフトワーク クリエイティブディレクター 武田 真梨子
17:40-18:00
Session1 「欧州の水道再公営化運動が生んだ、新たな民主主義から学び」
トランスナショナル研究所(TNI)研究員 岸本聡子
18:00-18:20
Session2 「コモンズの価値を再構築し、次の世代につなげる」
株式会社Next Commons Lab 代表取締役 林 篤志
18:20-19:00
パネルディスカッション
トランスナショナル研究所(TNI)研究員 岸本 聡子
株式会社Next Commons Lab 代表取締役 林 篤志
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 武田 真梨子
19:00-19:05
Closing
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 武田 真梨子
19:05-19:10
休憩
19:10-19:30
After Session
ゲストと参加者による、個別のディスカッション
※ Zoom Meetingに切り換えて開催
※参加希望者各限定5名。人数が多い場合は抽選をさせていただく場合がございます。

Speaker

岸本 聡子

トランスナショナル研究所(TNI), 研究員

岸本 聡子

1974年生まれ。アムステルダムを本拠地とする、市民運動のための政策シンクタンクNGO「トランスナショナル研究所」に2003年より所属。新自由主義や市場原理主義に対抗する運動の支援し、人と地域を守る公共政策や公共サービスのリサーチを行う。著書に『水道、再び公営化!欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』など。
トランスナショナル研究所(TNI)https://www.tni.org/en

林 篤志

株式会社Next Commons Lab, 代表取締役

林 篤志

1985年生まれ。ポスト資本主義社会を具現化するための社会OS「Next Commons Lab」をつくる。自治体・企業・起業家など多様なセクターと協業しながら、新たな社会システムの構築を目指す。日本財団 特別ソーシャルイノベーターに選出(2016)。Forbes Japan ローカル・イノベーター・アワード 地方を変えるキーマン55人に選出(2017)
Next Commons Lab http://nextcommonslab.jp/

棚橋 弘季

株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー

棚橋 弘季

芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。

2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。

2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。

武田 真梨子

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター

武田 真梨子

筑波大学生命環境科学研究科修士課程修了。ミジンコの遺伝子解析や土壌微生物の単離など、小さな生物の生命メカニズムを研究した後、高校理科教諭を経て研究所職員として生物を指標とした研究に従事。研究活動を通して50年、100年後の地球環境と持続的な開発に関心を持つようになり科学館に転職。技術革新にまつわる”問”や、研究機関と市民との対話を目的とした企画運営を実施。アート、テクノロジー、デザインの融合促進を目指し、2018年ロフトワークに入社。夏と海と解剖観察が好き。

Outline

開催日
2021年2月5日(金)17:30-19:05、アフターセッション 19:10-19:30
定員
200名 (アフターセッションは10名限定)
参加費
無料
配信
Zoom
主催
株式会社ロフトワーク

ご注意

  • Zoomでのウェビナー参加またはYoutubeの視聴が必要となります。ご参加の際は事前に参加または視聴可能かご確認をお願いします。
  • After Sessionは申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
  • イベント申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
  • 参加、視聴URLはイベント日前日にご連絡いたします。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comに掲載する場合があります。
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
Finished

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