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東レ Ultrasuede®と考える
ーバイオフィリア・マテリアルの現在地

Finished イベント終了

人間中心主義的な環境問題への解決策として、またWell-beingに向けたソリューションとして「バイオフィリア」という考え方への関心が高まっています。
自然を取り入れWell-beingを実現させるアプローチとして、本イベントでは「バイオフィリア・マテリアル」と題し、デザイン・色彩・クリエイティブの観点から、素材が人々の感性や創造性に与える可能性について語り、バイオフィリア・マテリアルが創造する未来を描いていきます。

Date
2022-07-20 (Wed) -
2022-07-28 (Thu)
Time
13:00〜14:40
Place
Zoom
Capacity
各回 100名
fee
無料

Finished

人間中心主義的な環境問題への解決策として、またWell-beingに向けたソリューションとして「バイオフィリア」という考え方への関心が高まっています。
自然を取り入れWell-beingを実現させるアプローチとして、本イベントでは「バイオフィリア・マテリアル」と題し、デザイン・色彩・クリエイティブの観点から、素材が人々の感性や創造性に与える可能性について語り、バイオフィリア・マテリアルが創造する未来を描いていきます。

About

空間から幸福をもたらす、これからの素材のありかたとは?

1984年アメリカの生物学者Edward O. Wilsonによって「バイオフィリア仮説」が提唱されました。
バイオフィリアとは、「バイオ=生命・生き物・自然」と「フィリア=愛好・趣味」を合わせた造語であり、人間は進化過程での依存関係や個々人の充足感から心理的な側面だけではなく、遺伝子的に自然とのつながりを求めているという考え方です。

私たちが幸福を感じる空間に必要な要素とは、どのような要素から構成されるのでしょうか。これまで、世界のさまざまな場面で自然環境が与える幸福度や創造性の影響について検証が進められています。その検証結果から、日光や植物などの自然の要素を取り込んだ環境で働いている人々はその要素の少ない人々に比べ、ストレスレベルの低減や創造性が高まるといった報告がされています。

バイオフィリアの観点から、素材(マテリアル)の可能性を探る

自然を取り入れた空間デザイン(バイオフィリックデザイン)におけるさまざまな知見によって、人々の幸福感を向上させるための手段として、建築環境における自然のつながりの重要性が徐々に明らかとなってきました。

そこで今回イベントでは、「バイオフィリア・マテリアル」と題し、私たちの身の回りや空間の中に自然を取り入れる手段として、「素材」に注目し、色・形彩・質感などのデザインとWell-beingの可能性について深堀していきます。

Vol.1 7/20(Wed)

Vol.1では、色や素材の観点からDIC Asia Color Trend Book編集長の周昕さん、建築や素材を活かした空間デザインの観点からDDAA/DDAA LAB代表の元木大輔さんをゲストとしてお迎えします。

Vol.2 7/28(Thu)

Vol.2では、色や素材の魅力を効果的に引き出すデザインの観点からSTUDIO BYCOLOR Inc.代表の秋山かおりさん、環境に適した材質を活かした建築の観点から名古屋工業大学大学院建築・デザイン分野 教授/株式会社LIFULL ArchiTech 代表の北川啓介さんをゲストとしてお迎えします。

こんな方におすすめ

  • 素材を通して新しい価値やビジネスを考えたい、材料メーカー・加工技術メーカーの方
  • ゲストの活動・実践から、新しいサービスや価値のヒントを見つけたい方
  • 「バイオフィリア」「バイオフィリア・マテリアル」の今後の展開に関心のある方

Speaker

周 昕

DIC Asia Color Trend Book, 編集長

周 昕

中国上海市出身。米国、中国、日本を拠点に、グローバルブランドのデザイン提案の実績を持つ。2001年より中国・アジア市場向けCMFディレクションを数多く手がけ、上海金澤工藝館アートディレクターも務める。カラー&素材の研究を基にした色彩関連書籍の編著書、連載、講演など多数。ミラノサローネを継続的に視察し、グローバルトレンドの潮流を捉えつつ、中国と日本を中心にしたアジア各国のブランドやクリエイターを数多く取材し、アジア独自のクリエイティビティを取り上げ世界に発信している。

詳細を見る 中国上海市出身。米国、中国、日本を拠点に、グローバルブランドのデザイン提案の実績を持つ。2001年より中国・アジア市場向けCMFディレクションを数多く手がけ、上海金澤工藝館アートディレクターも務める。カラー&素材の研究を基にした色彩関連書籍の編著書、連載、講演など多数。ミラノサローネを継続的に視察し、グローバルトレンドの潮流を捉えつつ、中国と日本を中心にしたアジア各国のブランドやクリエイターを数多く取材し、アジア独自のクリエイティビティを取り上げ世界に発信している。
元木 大輔

DDAA / DDAA LAB , 代表,建築家

元木 大輔

2010年様々な分野で活動している建築・デザイン事務所DDAA設立。2019年、Mistletoeと共に、実験的なデザインとリサーチのための組織DDAA LAB設立。2021年第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館参加。著書に「工夫の連続:ストレンジDIYマニュアル」(晶文社)、「Hackability of the Stool スツールの改変可能性」(建築の建築)がある。2020年より東京藝術大学非常勤講師も務める。受賞歴多数。

詳細を見る 2010年様々な分野で活動している建築・デザイン事務所DDAA設立。2019年、Mistletoeと共に、実験的なデザインとリサーチのための組織DDAA LAB設立。2021年第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館参加。著書に「工夫の連続:ストレンジDIYマニュアル」(晶文社)、「Hackability of the Stool スツールの改変可能性」(建築の建築)がある。2020年より東京藝術大学非常勤講師も務める。受賞歴多数。
北川 啓介

名古屋工業大学大学院,建築・デザイン分野 教授, 株式会社LIFULL ArchiTech 代表取締役社長

北川 啓介

ニューヨークのReiser+Umemoto建築設計事務所にて建築設計に従事。その後、2001年名古屋工業大学大学院工学研究科社会開発工学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。同大学助手、講師、准教授を経て、2018年から同大学院教授。約20年の国内外での建築設計や建築教育の経験を経て、知財をもとにした未来志向の建築や都市を考案し、実用化した上での事業化を推進。2017年米国プリンストン大学客員研究員。建築構造物領域のプロフェッショナルであり、インスタントハウス技術の考案者。2019年から株式会社LIFULL ArchiTech代表取締役社長。科学技術分野の文部科学大臣表彰等受賞。

詳細を見る ニューヨークのReiser+Umemoto建築設計事務所にて建築設計に従事。その後、2001年名古屋工業大学大学院工学研究科社会開発工学専攻博士後期課程修了、博士(工学)。同大学助手、講師、准教授を経て、2018年から同大学院教授。約20年の国内外での建築設計や建築教育の経験を経て、知財をもとにした未来志向の建築や都市を考案し、実用化した上での事業化を推進。2017年米国プリンストン大学客員研究員。建築構造物領域のプロフェッショナルであり、インスタントハウス技術の考案者。2019年から株式会社LIFULL ArchiTech代表取締役社長。科学技術分野の文部科学大臣表彰等受賞。
秋山 かおり

STUDIO BYCOLOR Inc., 代表

秋山 かおり

2002年千葉大学工学部デザイン工学科を卒業後、オフィス家具メーカーのイトーキに勤務。オランダのデザイン事務所STUDIO Samira Boon で経験を積んだ後、2013年、色や素材の持つ力を効果的に活用するクリエイションを生み出すデザイン事務所STUDIO BYCOLOR を設立。 iF Design(ドイツ)、German Design Award(ドイツ)、DESIGNPLUS賞(ドイツ)、Design Intelligence Award T op100(中国)、DFAアジアデザイン賞(香港)、グッドデザイン賞受賞、富山プロダクトデザイン賞入選のほか、ミラノサローネやアンビエンテなど国内外の展示会に出展。2018年からは素材を切り口に日本のクリエイティビティを世界に発信する香港でのデザイン展「MATERIAL IN TIME 」のプロデュースを手掛ける。千葉大学工学部デザイン学科非常勤講師法政大学デザイン工学部システムデザイン学科兼任講師、グッドデザイン賞審査員、富山デザインコンペティション審査員を務める。

詳細を見る 2002年千葉大学工学部デザイン工学科を卒業後、オフィス家具メーカーのイトーキに勤務。オランダのデザイン事務所STUDIO Samira Boon で経験を積んだ後、2013年、色や素材の持つ力を効果的に活用するクリエイションを生み出すデザイン事務所STUDIO BYCOLOR を設立。 iF Design(ドイツ)、German Design Award(ドイツ)、DESIGNPLUS賞(ドイツ)、Design Intelligence Award T op100(中国)、DFAアジアデザイン賞(香港)、グッドデザイン賞受賞、富山プロダクトデザイン賞入選のほか、ミラノサローネやアンビエンテなど国内外の展示会に出展。2018年からは素材を切り口に日本のクリエイティビティを世界に発信する香港でのデザイン展「MATERIAL IN TIME 」のプロデュースを手掛ける。千葉大学工学部デザイン学科非常勤講師法政大学デザイン工学部システムデザイン学科兼任講師、グッドデザイン賞審査員、富山デザインコンペティション審査員を務める。
塚本 陽人

東レ株式会社, ウルトラスエード事業部 ウルトラスエード課,担当課長

塚本 陽人

1982年茨城県生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒。2005年に東レに入社以降Ultrasuede®の企画開発・マーケティングに従事。
Premiere Vision ParisでPV Awardsを受賞した銀面調人工皮革Ultrasuede® nuの開発も手掛け、ファッション、インテリア、自動車など様々な業界で、素材が生み出すクリエイションの可能性を追求している。

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Premiere Vision ParisでPV Awardsを受賞した銀面調人工皮革Ultrasuede® nuの開発も手掛け、ファッション、インテリア、自動車など様々な業界で、素材が生み出すクリエイションの可能性を追求している。
武田 真梨子

FabCafe, FabCafe クリエイティブディレクター

武田 真梨子

筑波大学生命環境科学研究科修士課程修了。ミジンコの遺伝子解析や土壌微生物の単離など、小さな生物の生命メカニズムを研究した後、高校理科教諭を経て研究所職員として生物を指標とした研究に従事。研究活動を通して50年、100年後の地球環境と持続的な開発に関心を持つようになり科学館に転職。技術革新にまつわる”問”や、研究機関と市民との対話を目的とした企画運営を実施。アート、テクノロジー、デザインの融合促進を目指し、2018年ロフトワークに入社。夏と海と解剖観察が好き。

詳細を見る 筑波大学生命環境科学研究科修士課程修了。ミジンコの遺伝子解析や土壌微生物の単離など、小さな生物の生命メカニズムを研究した後、高校理科教諭を経て研究所職員として生物を指標とした研究に従事。研究活動を通して50年、100年後の地球環境と持続的な開発に関心を持つようになり科学館に転職。技術革新にまつわる”問”や、研究機関と市民との対話を目的とした企画運営を実施。アート、テクノロジー、デザインの融合促進を目指し、2018年ロフトワークに入社。夏と海と解剖観察が好き。
居石 有未

FabCafe Nagoya, プロデューサー

居石 有未

美術系大学で絵画を専攻。大学院卒業後、名古屋造形大学 入試・広報センターにて4年勤務。高校生向けのイベント企画運営や講師などを務める傍ら、百貨店やギャラリーなどで作家やアートイベンターとして常識に囚われない活動を続ける。作品コンセプトは、ニュートラルの表現。
2016年 筑波大学 「新進芸術家育成交流作品展 FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 」、2018年 みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム「みのかも annual2018」、2018-2020年 名古屋三越「絵画の波動-クラウンレヴォリューション-」などに出品。

詳細を見る 美術系大学で絵画を専攻。大学院卒業後、名古屋造形大学 入試・広報センターにて4年勤務。高校生向けのイベント企画運営や講師などを務める傍ら、百貨店やギャラリーなどで作家やアートイベンターとして常識に囚われない活動を続ける。作品コンセプトは、ニュートラルの表現。
2016年 筑波大学 「新進芸術家育成交流作品展 FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 」、2018年 みのかも文化の森 美濃加茂市民ミュージアム「みのかも annual2018」、2018-2020年 名古屋三越「絵画の波動-クラウンレヴォリューション-」などに出品。

Program

13:00-13:05

オープニング

13:05-13:15

東レ Ultrasuede®について

13:15-13:35
ゲストの事例紹介1
13:35-13:55
ゲストの事例紹介2
13:55-14:25
クロストーク
14:25-14:35
FabCafe MTRL / FabCafe について
14:35-14:40
クロージング

Outline

日時
  • 7月20日(水) 13:00〜14:40
  • 7月28日(木) 13:00〜14:40

※本イベントの申込フォームから両日のイベント申込が可能です

配信
Zoomウェビナー
参加費
無料
定員
各回 100人
主催
東レ株式会社 / FabCafe
ご注意
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • イベントの様子は、ZoomとYoutube Liveにて生中継、レコーディングおよびアーカイブ配信されます。
  • 当日の配信URLは申込いただいたメールアドレス宛に前日までにご連絡いたします。
  • お申し込み締切は定員を鑑みて予告なく実施する可能性があります。
  • 参加者の方からオンラインイベントの進行を妨げるような行為があった場合は、イベントから退出いただく可能性があります。

Ultrasuede® | TORAY について

Ultrasuede®は、ジャパン・クオリティの最先端素材として技術革新を繰り返しながら進化してきた高感度・高機能素材です。

やわらかな風合いと手ざわり、高度な品質は、お客様のユーザー体験をアップグレードする機能性素材として世界中から確かな信頼を得ています。

また、ポリマー・リサイクルシステムの導入、植物由来ポリマーへの移行など環境負荷低減と共に、産学連携活動などの社会活動も積極的に行っています。責任ある製品づくりを通じて人々の豊かな暮らしに貢献、持続可能な社会の実現を目指しています。

Ultrasuede®は、未来の「美しき可能性」に向けて進化する素材です。
https://www.ultrasuede.jp/

Ultrasuede®のVision

素材の進化で、まだ見ぬクリエイションを共に。
社会をより豊かに、美しく。

私たちが大切にしている価値観

  • 東レの代表ブランドとして。
  • 豊かな社会を次世代へ。
  • ジャパンクオリティで世界を繋ぐ。
  • 技術革新で、無限の広がりへ。
  • お客様と価値を高め合う。

▶私たちが大切にしている「5つ価値観」を、著名なクリエイターの声を通してひも解く
「Beyond the Material」プロジェクト動画を公開中。
https://www.ultrasuede.jp/features/

※本イベントの申込フォームから両日のイベント申込が可能です

Finished

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