【西日本初】映画上映会「ミルクの中のイワナ」
イワナから見えてくる人間と自然の駆け引き
Finished イベント終了
- Date
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2023-10-14 (Sat)
昼の部|13:00-14:30、夜の部|16:00-19:00
- Capacity
- 40名
- fee
- 昼の部 (13:00-14:30):1500円、夜の部 (16:00-19:00):2000円
Finished
About
イワナを通して自然と人間の関わりを炙り出すドキュメンタリー
「ミルクの中のイワナ」は、イワナに関わるさまざまな背景の人々を捉えることで、経済や環境保全のジレンマを炙り出すドキュメンタリー映画です。映像作家の坂本麻人さんによって2023年に制作され、各方面で話題のこの作品を、この度、西日本で初上映します。
本作品では、イワナという定点を見つめることで、漠然とした「生物多様性保全」という言葉が、経済・社会・文化の各アングルから具体的な課題や事象として炙り出されています。また、大の釣りファンでもある坂本さん。彼が愛してやまない川や魚の美しい映像の数々を味わえるだけでなく、釣りを始めとした自然レジャーという文化と自然との関わりについて可能性を投げかけており、環境保全に関わらない人にこそ観ていただきたい作品です。
上映会の夜の部では、トークイベントを開催。監督・脚本・編集・プロデュースを務めた坂本麻人さんと、九州大学でポスト人間中心のデザインを研究している稲村徳州さんが登壇。稲村さんは、ニュージーランド政府が人格権を与えたワンガヌイ川の研究や、持続可能な実験施設Satsuma Future Commons、福岡市内の河川活用プロジェクトなど、行政と市民、研究者がどう自然と関わるのか実践と研究に取り組まれています。イベントでは、登壇者のおふたりや他の参加者のみなさんと感想をシェアしあいながら、都市と自然、ビジネスと環境保全をどう繋いでいくのか、ざっくばらんに対話する場となれば幸いです。
「種を守るとはどういうことか?」
地球上で最も多様な脊椎動物であるイワナ。
彼らを追う中で見えてきたのは、この国が抱えてきた、古くて新しい問題だった――
深山幽谷に息づく魚・イワナ。その生態はいまだに謎が多く、神秘の魚としてこれまで多くの人々を魅了してきた。そんなイワナを取り巻く生態系が、いま危機に直面している。養殖や放流、人工ダムや堰堤といった人間の行ってきた活動と自然をめぐる様々なジレンマと苦難。SDGsが声高に叫ばれる昨今、テクノロジーと自然環境保全、科学と文化、地域と共に「自然のコモンズ」とは何かを探るサイエンスドキュメンタリー。
こんな方におすすめ
- アウトドア企業や観光業に携わる方
- 地域観光と環境保全に課題を持つ行政担当者
- 市民科学やオープンサイエンスの可能性を探る研究者
- 漁業や林業など、環境資源に携わりながら新しい循環経済の形を模索している方
- 釣りやアウトドアが好きな都市生活者
映画「ミルクの中のイワナ」
2023年 / 日本 / 66分 / ドキュメンタリー / 日本語字幕
英題:A TROUT IN THE MILK
公式ホームページ https://trout-inthemilk.com/
Instagram instagram.com/a_trout_in_the_milk/
キャスト (出演順)
中村智幸 (国立研究開発法人水産技術研究所 副部長)
森田健太郎 (東京大学大気海洋研究所 教授)
芳山 拓 (神奈川県水産技術センター 技師)
佐藤 拓哉 (京都大学生態研究センター 准教授)
徳田 幸憲 (高原川漁業協同組合 参事)
菊地 勇 (役内・雄物川漁業協同組合 代表理事組合長)
西村 成弘 (株式会社フィッシュパス 代表取締役)
戸門 秀雄 (郷土料理ともん)
戸門 剛 (郷土料理ともん)
山中 裕樹 (龍谷大学先端理工学部 准教授)
佐藤 成史 (ライター、フォトグラファー)
宮沢 和史 (音楽家)
スタッフ
監督:坂本 麻人
プロデューサー:坂本麻人 , 武田 俊
撮影:田中 和也 , 山口 雄太郎 , 藤川 歩来
音楽:DAISUKE TANABE & YOSI HORIKAWA
脚本・編集:坂本 麻人
企画:一般社団法人 Whole Universe
制作:THE LIGHT SOURCE
協力:株式会社FISHPASS , 週刊つりニュース , 矢口プロダクション
受賞
水産庁推薦作品
ハンガリー・ブタペスト ブラックハット映画祭 ベストドキュメンタリー受賞
ギリシャ・アテネ 国際マンスリーアート映画祭 ベストドキュメンタリー受賞
カナダ・トロント インディペンデント映画祭 ベストインターナショナルドキュメンタリー
受賞
アメリカ・ニューヨーク ワイルドライフコンサベイション映画祭 入選
アメリカ・バージアニア州 グローバルフィルム アンド ミュージックフェスティバル 入選
アメリカ・アイオワ州デモイン インタロバン映画祭 ベストドキュメンタリー受賞
バングラデッシュ・ダッカ シネメイキング国際映画祭 入選
Speaker
坂本 麻人
大阪生まれ。東京在住。ドキュメンタリー映像作家。岩手県・遠野市を舞台に死生観を題材にした映像作品『DIALOGUE WITH ANIMA』を監督。またカルチュラル・スタディーズツアー「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」の総合演出、プロデューサーとして活動。その他に、研究プロジェクトJST / ERATO x HITE『脳AI融合プロジェクトxHITE』の映像作品を制作。またバイオアーティスト 長谷川 愛の映像作品『Shared Baby』(森美術館「未来と芸術」展 出品)や市原えつこ『未来 SUSHI 研究者は語る』(森美術館「六本木クロッシング2022」展 出品)などの監督・監修を担当。2023年公開の ドキュメンタリー映画『A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ』の監督・プロデューサーとして活動。過去には、矢口高雄作品『釣りキチ三平』とルアービルダーによるコラボレーション企画のプロデューサーとしても活動していた。映像プロダクション THE LIGHT SOURCE 主宰、一般社団法人 Whole Universe の理事。
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大阪生まれ。東京在住。ドキュメンタリー映像作家。岩手県・遠野市を舞台に死生観を題材にした映像作品『DIALOGUE WITH ANIMA』を監督。またカルチュラル・スタディーズツアー「遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)」の総合演出、プロデューサーとして活動。その他に、研究プロジェクトJST / ERATO x HITE『脳AI融合プロジェクトxHITE』の映像作品を制作。またバイオアーティスト 長谷川 愛の映像作品『Shared Baby』(森美術館「未来と芸術」展 出品)や市原えつこ『未来 SUSHI 研究者は語る』(森美術館「六本木クロッシング2022」展 出品)などの監督・監修を担当。2023年公開の ドキュメンタリー映画『A TROUT IN THE MILK / ミルクの中のイワナ』の監督・プロデューサーとして活動。過去には、矢口高雄作品『釣りキチ三平』とルアービルダーによるコラボレーション企画のプロデューサーとしても活動していた。映像プロダクション THE LIGHT SOURCE 主宰、一般社団法人 Whole Universe の理事。九州大学, 大学院芸術工学研究院 助教
稲村 徳州
2012年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院大学スクールオブデザイン、インペリアル・カレッジ・ロンドン工学部イノベーションデザインエンジニアリング科・修士。オークランド大学バイオエンジニアリングインスティテュートを経て、2017年より現職。芸術工学研究院ではSDGsデザインユニット構成員、バイオ・フードラボ立ち上げメンバーなどとして活動。専門は、デザインエンジニアリング。最近は特にポスト人間中心のデザインを探る研究に注力している。
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2012年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院大学スクールオブデザイン、インペリアル・カレッジ・ロンドン工学部イノベーションデザインエンジニアリング科・修士。オークランド大学バイオエンジニアリングインスティテュートを経て、2017年より現職。芸術工学研究院ではSDGsデザインユニット構成員、バイオ・フードラボ立ち上げメンバーなどとして活動。専門は、デザインエンジニアリング。最近は特にポスト人間中心のデザインを探る研究に注力している。株式会社ロフトワーク, マーケティング/ SPCS
浦野 奈美
大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。
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大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。Program
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昼の部 (13:00-14:30)
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夜の部 (16:00-19:00)
- 13:00-13:15
- イントロダクション
- 13:15-14:20
- 映画上映(65min)
- 14:20-14:30
- クロージング
- 16:00-16:15
- イントロダクション
- 16:15-17:20
- 映画上映(65min)
- 17:20-18:20
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ゲスト
- 坂本麻人さん(監督・脚本・編集・プロデュース)
- 稲村徳州さん(九州大学大学院芸術工学研究院 助教)
- 18:20-19:00
- 交流会
Outline
- 日時
- 10月14日(土)13:00-14:30|昼の部
10月14日(土)16:00-19:00|夜の部 - 会場
- FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
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■電車でのアクセス
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
■バスでのアクセス
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分 - 定員
- 40名
- 参加費
- 昼の部 (13:00-14:30):1500円
夜の部 (16:00-19:00):2000円
小中学生:昼の部 ¥500, 夜の部 ¥1,000
高校〜学生:昼の部 ¥1000, 夜の部 ¥1,500
※ 昼夜の部いずれもワンドリンク付
※ 未就学児童同伴可 - 主催
- SPCS(株式会社ロフトワーク)
ACCESS
FabCafe Kyoto (MTRL KYOTO)
〒600-8119 京都府京都市下京区本塩竈町554
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
昼夜の部いずれもワンドリンク付/未就学児童同伴可/小中学生:昼の部 ¥500, 夜の部 ¥1,000/高校〜学生:昼の部 ¥1000, 夜の部 ¥1,500