EVENT トーク

既存技術から価値を生む新規事業のつくり方
デザイン経営パーラー in 名古屋

Finished イベント終了

Date
2024-06-28 (Fri)
14:00-16:00
Place
FabCafe Nagoya MAP
Capacity
30名
fee
2,000円 

Finished

About

自社技術の転用で、人々を感動させるには?
デザインを活かし価値創出を手繰り寄せた手法を解説

企業のビジネスに効くデザインのアプローチを探り、その実践知をひらくトーク&交流イベント「デザイン経営パーラー」を、FabCafe Nagoya(名古屋市・久屋大通)にて開催。朝日新聞グループの朝日インタラクティブ株式会社が運営する中小企業向けWEBメディア「ツギノジダイ」との共催になります。

本イベントでは、東海エリアでデザイン経営に取り組んできた経営者をゲストに、デザインの力を活かした事業づくりや組織変革の事例を紹介。トークと解説を通して、リアルな経験談と実践的な経営×デザインのメソッドをご紹介します。

前回、東京開催回では、フルハートジャパン2代目社長の國廣愛彦さんが登壇。下町ボブスレーやI-OTAなどによる町工場同士の共創について、熱く語りました(写真:植原みさと)

製造・加工の技術を活かして新たな事業を展開
変化の時代に成長を続ける、2社の実践を紐解く

今回のテーマは「既存技術から、感動を生みだす」。

新たなプロダクトや事業の開発といった「未来に向けた価値創出」に向けて、自社の既存技術をリフレーミングした、東海エリアの製造・加工事業者2社の事例を紹介します。

プロダクトアウトに向けて乗り越えたハードルは何だったのか。価値浸透や海外市場への展開に向け、効果的だったアプローチは何だったのか。各社の挑戦の道筋とその成果を掘り下げます。

Case.1 イノベーションと組織変革を両立する、経営×デザインの実践

株式会社中村製作所 (三重県四日市市)

精密部品加工業を営む、中村製作所。「空気以外なんでも削ります」をキャッチフレーズに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のH3ロケットをはじめ、潜水艦や飛行機用の部品などを手がけています。

同社は、印鑑や無水鍋といった自社技術をリフレーミングしたtoCプロダクトの開発をきっかけに、価値提案型のプロダクト開発やオープンファクトリー運営などを推進。デザインを生かした組織変革とイノベーションを同時に進めていくことで、新事業を飛躍的に成長させてきました。

本イベントでは、同社代表の山添卓也氏に、これらの変革をどのようなプロセスで推進していったのか、実践のハードルとその乗り越え方を具体的なエピソードを交えながらお話しいただきます。

>>best pot |MOLATURA

Case.2 既存事業の価値を転換したプロダクトを世界市場へつなぐ

横山興業株式会社(愛知県豊田市)

自動車産業で盛んな愛知県豊田市に工場を構え、部品メーカーとしての技術を培ってきた横山興業。熟練の職人による独自の研磨技術を背景に、2013年にバーテンダー向けのカクテルツールを中心としたファクトリーブランド「BIRDY.」を立ち上げました。

主力商品であるステンレス製のカクテルシェーカーをはじめとするバー向けの商品は、高額ながらも国内外で高く評価され累計2万個を売り上げるヒットシリーズとなっています。

今回は、ブランドの立ち上げとプロデュースを手がけた、同社 取締役 商品企画部長 横山哲也さんに、既存技術から新しい価値を引き出し、世界に浸透させたプロセスを伺います。

>>BIRDY|横山興業株式会社

経営とデザインについて、ざっくばらんに語る「談話室」

地域の経営者や実務担当者、デザイン人材といった人々が垣根をこえて、ざっくばらんに視点・意見を交換できる「談話室」のような場と機会をつくりたい。デザイン経営パーラーは、地域産業の未来を担う次世代プレーヤー同士の学び合いと交流を生み出し、日本の価値創出サイクルを刺激していきます。

こんな方におすすめ:

  • 自社の技術や資産を活かして、未来に続く事業を創出したい。
  • イノベーションが生まれる、創造的な組織づくりのヒントを得たい。
  • 自社プロダクトを海外市場に向けて展開するための実践知を得たい。
  • デザイン経営のより具体的なアプローチと効果を知りたい。
  • 先鋭的な経営手法を実践している経営者と意見交換をしたい。

Program

14:00-14:10
イントロダクション
スピーカー:FabCafe Nagoya 代表取締役 矢橋 知宏
14:10-14:30
ケーススタディ1「組織変革とイノベーションを両立する経営×デザインの実践」
スピーカー:株式会社中村製作所 山添 卓也
14:30-14:50
ケーススタディ2「既存事業の価値を転換したプロダクトを世界市場へつなぐ」
スピーカー:横山興業株式会社 横山 哲也
14:50-15:30
クロストーク:既存技術から価値を編み出し、経営を未来につなげるには?
スピーカー:山添 卓也、横山 哲也、ツギノジダイ 広部 憲太郎
モデレーター:株式会社ロフトワーク 二本栁 友彦
15:30-16:00
クロージング〜交流会

Outline

開催日
2024年6月28日14:00-16:00
定 員
30名
参加費
2,000円
対 象
  • 新規事業の開発、組織の変革、業務の変革にデザインを取り入れたい企業のリーダー
  • 中堅・中小企業の経営層および経営幹部の方
  • 組織変革やデザインマインドを育成する責務を担うデザイン人材
主 催
ゆえん(株式会社ロフトワーク)/ツギノジダイ
協 力 
FabCafe Nagoya / 株式会社OKB総研
ご注意
  • 申込締切:6月26日(水)10:00
  • プログラムは、予告なく変更される場合があります。
  • 参加者の皆さんの写真や議論の内容は、後日Loftwork.comに掲載する場合があります。
  • 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。

ACCESS

FabCafe Nagoya

Speaker

山添 卓也

株式会社中村製作所, 代表取締役社長 

山添 卓也

大学卒業後の2000年4月に家業である㈱中村製作所に入社。6月より主要取引先である大手工作機械メーカーに研修に行き、加工技術と座学を4ヶ月間学び父親の病気もあり再び㈱中村製作所に戻る。
翌年の2001年12月に父親が死去。社長就任月が近年の中で一番最低な売上からのスタート。リーマンショックでは売上の90%がダウンを経験し、その教訓から自社でコントロールできる仕事として自社ブランドMOLATURAを立ち上げ、チタン製印鑑samura-inや萬古焼の土鍋bestpotを企画製造販売。2023年から四日市ファクトリーカフェや中村製作所オープンファクトリーを運営開始。

詳細を見る 大学卒業後の2000年4月に家業である㈱中村製作所に入社。6月より主要取引先である大手工作機械メーカーに研修に行き、加工技術と座学を4ヶ月間学び父親の病気もあり再び㈱中村製作所に戻る。
翌年の2001年12月に父親が死去。社長就任月が近年の中で一番最低な売上からのスタート。リーマンショックでは売上の90%がダウンを経験し、その教訓から自社でコントロールできる仕事として自社ブランドMOLATURAを立ち上げ、チタン製印鑑samura-inや萬古焼の土鍋bestpotを企画製造販売。2023年から四日市ファクトリーカフェや中村製作所オープンファクトリーを運営開始。
横山 哲也

横山興業株式会社, 取締役 商品企画部長

横山 哲也

BIRDY. 開発責任者。1981年生まれ、愛知県豊田市出身。早稲田大学第一文学部学部卒。ウェブデザイナーを経て、2011年に家業の横山興業株式会社へ入社。2017年に現職に就任。2013年にバーツールブランド「BIRDY.」を創立。2019年には「世界が尊敬する日本人100人」(Newsweek日本版)に選ばれている。

詳細を見る BIRDY. 開発責任者。1981年生まれ、愛知県豊田市出身。早稲田大学第一文学部学部卒。ウェブデザイナーを経て、2011年に家業の横山興業株式会社へ入社。2017年に現職に就任。2013年にバーツールブランド「BIRDY.」を創立。2019年には「世界が尊敬する日本人100人」(Newsweek日本版)に選ばれている。
広部 憲太郎

朝日インタラクティブ株式会社, ツギノジダイ 副編集長

広部 憲太郎

北海道函館市出身。朝日新聞記者として、スポーツ部、社会部、地方勤務などを経て、2020年5月から中小企業向けメディア「ツギノジダイ」の立ち上げに関わる。現在は副編集長として、デザイン経営に関するコンテンツ、経営者インタビューの企画・編集などを担当している。ツギノジダイの運営移管に伴い、2023年4月から朝日インタラクティブに出向。

詳細を見る 北海道函館市出身。朝日新聞記者として、スポーツ部、社会部、地方勤務などを経て、2020年5月から中小企業向けメディア「ツギノジダイ」の立ち上げに関わる。現在は副編集長として、デザイン経営に関するコンテンツ、経営者インタビューの企画・編集などを担当している。ツギノジダイの運営移管に伴い、2023年4月から朝日インタラクティブに出向。
二本栁 友彦

株式会社ロフトワーク, ゆえんユニットリーダー

二本栁 友彦

1977年大阪府岸和田生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科卒。大学在学中から様々なアートイベントの運営に携わり、建築設計事務所勤務を経てIID世田谷ものづくり学校を運営する株式会社ものづくり学校に入社。企画ディレクション、企画室長・広報を担当。姉妹校「隠岐の島ものづくり学校」「三条ものづくり学校」の立ち上げにも関わる。2014年にロフトワークに入社。「経済産業省 JAPANブランドプロデュース支援事業 MORE THAN プロジェクト(2014-2016)」のプロデュース・ディレクションをはじめ、「SUWAデザインプロジェクト」「Hokkaido to Go」「ふるさとデザインアカデミー ichi」「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」などを手がけている。官公庁や自治体のプロジェクトを中心に、場所を問わず、クリエイティブコラボレーションを軸に展開している。

詳細を見る 1977年大阪府岸和田生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科卒。大学在学中から様々なアートイベントの運営に携わり、建築設計事務所勤務を経てIID世田谷ものづくり学校を運営する株式会社ものづくり学校に入社。企画ディレクション、企画室長・広報を担当。姉妹校「隠岐の島ものづくり学校」「三条ものづくり学校」の立ち上げにも関わる。2014年にロフトワークに入社。「経済産業省 JAPANブランドプロデュース支援事業 MORE THAN プロジェクト(2014-2016)」のプロデュース・ディレクションをはじめ、「SUWAデザインプロジェクト」「Hokkaido to Go」「ふるさとデザインアカデミー ichi」「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ」などを手がけている。官公庁や自治体のプロジェクトを中心に、場所を問わず、クリエイティブコラボレーションを軸に展開している。
岩崎 諒子

株式会社ロフトワーク, ゆえん マーケティング/編集

岩崎 諒子

2006年入社。現AWRDの前身であるクリエイターコミュニティLoftwork.comで、企画・編集・コミュニティ運営を担当。「1万人のクリエイターミーツPASS THE BATON」や「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」など、クリエイターと地域や企業との共創プロジェクトの設計・運営を手掛けた。2019年にマーケティングDivに異動し、組織体制変更に伴うリーダーインタビューシリーズ「Loftwork is...」をはじめ、マーケティングとブランディングを横断するさまざまなコンテンツの企画・編集に携わる。2024年から、地域共創専門ユニット ゆえんのマーケティングを担当。企業編集担当者のためのミートアップ「カイシャの編集会議」企画運営。二児の母。

詳細を見る 2006年入社。現AWRDの前身であるクリエイターコミュニティLoftwork.comで、企画・編集・コミュニティ運営を担当。「1万人のクリエイターミーツPASS THE BATON」や「Roooots 名産品リデザインプロジェクト」など、クリエイターと地域や企業との共創プロジェクトの設計・運営を手掛けた。2019年にマーケティングDivに異動し、組織体制変更に伴うリーダーインタビューシリーズ「Loftwork is...」をはじめ、マーケティングとブランディングを横断するさまざまなコンテンツの企画・編集に携わる。2024年から、地域共創専門ユニット ゆえんのマーケティングを担当。企業編集担当者のためのミートアップ「カイシャの編集会議」企画運営。二児の母。

申込締切:6月26日(水)10:00

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