大阪城東部地区セッション Vol.2
環境と市民をつなげるタイの最新事例
ゲスト: カラヤ・コヴィドビシット(FabCafe Bangkok 共同創業者)
Finished イベント終了
- Date
-
2024-07-29 (Mon)
15:00-18:00
- Place
- 旧UR西日本支社(旧森之宮庁舎)
- Capacity
- 15
- fee
- 無料
Finished
About
大阪城東部地区のまちづくりにヒントを得るシリーズ第2弾
現在、大阪城の麓、大阪城東部地区(JR/大阪メトロ森ノ宮駅周辺)において、2028年春のまちびらきを目処にまちづくりの検討が進んでいます。大阪公立大学森之宮キャンパス開設や新駅開業もひかえ、地域や大学と共に進める街づくりが目指されています。そうした中、この地区にUR賃貸住宅と旧支社建物を所有するUR都市機構では、旧支社建物の1階部分を活用し、UR賃貸住宅や地域の“あたらしい関係性”から“あたらしい価値”を創出する取組をはじめようとしています。
2024年7月29日(月)、伽藍堂となったままのUR旧支社建物にて、都市と自然の関わり方やその方法について、海外の事例や視点を学び、情報交換する場とすべく、都市デザインにおける先進的な取り組みをされているゲストをお招きして、インプットセッションを開催します。(昨年12月に開催したフィールドワークにつづく2回目のセッションです)
都市環境と市民をつなぐタイの事例を紹介
今回のゲストは、FabCafe Bangkokの共同創業者であり代表のカラヤ・コヴィドビシットさん。彼女は、ものづくりとテクノロジーによって、自然と人が新たな接点を持つためのクリエイティブな活動を、多方面に展開しています。
都市のインフラや環境など、大きなイシューに向き合う際、これからは、限られた専門知識を持つ技術者や研究者、事業者だけではなく、市民が主体者として関わる可能性がさまざまな場所で探索されています。カラヤさんは、テクノロジーを用いて、押し付けがましくなく、環境と市民を繋ぐクリエイティブなアプローチを得意としています。彼女の活動のベースにある思想や手法を学ぶことで、大阪城東部地区における再開発において、どのように都市環境とそこにかかわる人々の関わり方をデザインしていくか考える機会としたいと思います。当日は、カラヤさんが手がけた過去のプロジェクトを紹介いただきながら、大阪城東部地区での活動のヒントを得る機会としたいと思います。
こんな方におすすめ
- 都市における人と自然の関係について模索されている方
- 大阪城東部地区エリアの活動に興味のある方
紹介事例(予定)
水をめぐるプロジェクト
- メコン川流域で女性の活躍機会醸成を目指したプロジェクト
- 植物を用いた浄水システムプロジェクト
- 元タバコ工場を生物多様性をテーマにしたホテルと森に生まれ返させているKaomai Estateのプロジェクトの一貫として、敷地内で生態学的な仕組みを活用しながら水を循環させるシステムを作ろうとしています。伝統的なタイの技術と、最新の技術を組み合わせながら調査・シミュレーションしている現在進行形のプロセスやねらいについて紹介いただきます
クリエイティブ x テックで市民と環境課題を繋げる事例
- Waste Surfer(廃材をスケートボードやミニ四駆に作り替えるプロジェクト)
- REGENERATIVE FUTURE(森林火災に向き合う市民参加型プロジェクト)
- Endangered Species Lab(絶滅危惧に瀕した動物を学ぶ機会をXRの技術を用いて市民に開く活動)
Program
- 15:00
-
イントロダクション、ゲスト紹介JR/大阪メトロ森ノ宮駅 旧UR西日本支社(旧森之宮庁舎)に集合
- 15:00-15:15
-
イントロダクション
- 15:15-15:25
-
UR旧森之宮庁舎活用プロジェクトについて
- 15:25-16:15
-
インプットセッション
カラヤ・コヴィドビシット FabCafe Bangkok 共同創業者) - 16:15-17:00
-
ディスカッション、交流
大阪城東部地区で取り組めそうな活動や視点についてテーマを分けてディスカッション
- 17:15-18:00
-
交流会・名刺交換
- 18:00
- クロージング
Information
- 開催日
- 2024年7月29日(月)15:00-18:00 JST
- 参加費
- 無料
- 定員
- 15名(抽選)
- 会場
-
旧UR西日本支社(旧森之宮庁舎)
〒536-0025 大阪府大阪市城東区森之宮1丁目6−85(地図) - 主催
-
UR都市機構、SPCS(株式会社ロフトワーク)
- ご注意
-
- カラヤさんは英語でお話しされます。質疑応答セッションについては逐次通訳を実施し、プレゼンテーションのパートについては自動翻訳テキストの表示を行いますが、トークのすべてはカバーできないことをご了承ください
- 参加者の皆さんの写真やプログラムの内容は後日loftwork.com/FabCafe Kyotoのウェブサイトに掲載する場合があります
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
- 応募者多数の場合は抽選になる場合があります。
SPCS|自然のアンコントローラビリティをを探究するコミュニティ
SPCS(スピーシーズ)は、プロトタイピングしながら、生態系のメカニズムを探究し、自然をコントロールしないデザインや、人間以外の種との創造的な共創関係を探究するコミュニティです。
自然科学、デザイン、アート、エンジニアリング、文化などが複合的に混ざり合った活動を領域横断で取り組むことで、技術や知識を開き、価値観や手法をアップデートすべく、活動しています。
SPCSが目指していることは、「自然をコントロールしないデザイン」の探究によって、人と自然の創造的な共創関係を創造することです。
>> 活動コンセプト/過去の活動
Guest
FabCafe Bangkok , Founder
Kalaya Kovidisith
2014年からFabCafe Bangkokの共同創設者であり、2004年からはThammasat大学建築計画学部の講師を務める。FabCafeのネットワークを使って、様々なステークホルダーで構成された学際的なチームを集めて、新しいソリューションを見つけることを得意としており、MITにおいて建築学とデザイン・計算学の修士号を取得。
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2014年からFabCafe Bangkokの共同創設者であり、2004年からはThammasat大学建築計画学部の講師を務める。FabCafeのネットワークを使って、様々なステークホルダーで構成された学際的なチームを集めて、新しいソリューションを見つけることを得意としており、MITにおいて建築学とデザイン・計算学の修士号を取得。Organizing team
株式会社ロフトワーク, マーケティング/ SPCS
浦野 奈美
大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。
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大学卒業後ロフトワークに入社。渋谷オフィスにてビジネスイベントの企画運営や日本企業と海外大学の産学連携のコミュニティ運営を担当。2020年にはFabCafe Kyotoのレジデンスプログラム「COUNTERPOINT」の立ち上げと運営に従事。また、FabCafeのグローバルネットワークの活動の言語化や他拠点連携の土壌醸成にも奔走中。2022年からは、自然のアンコントローラビリティを探究するコミュニティ「SPCS」の立ち上げと企画運営を担当。大学で学んだ社会保障やデンマークのフォルケホイスコーレ、イスラエルのキブツでの生活、そして、かつて料理家の森本桃世さんと共催していた発酵部活などが原体験となって、場の中にカオスをつくることに興味がある。株式会社ロフトワーク, プロデューサー / FabCafe Osaka 準備室
小島 和人(ハモ)
アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。
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アート作品を作らないアーティスト「ハモニズム(作家名)」。通称「ハモさん」 建築施工管理、デザイナー、プランナー、アーティストという経歴をたどり、多様なものから着想を得て繋げることで先入観を取り除き、変化するためのプロジェクト設計を得意とする。 デザイン経営、サーキュラーデザイン、新規事業支援など幅広くプロデュースを手掛けるが、共通して「なにか新しいことをしたい」時に駆り出されるプロデューサー。口癖は「人の欲望と向き合う」。都市で暮らす事にこだわり、夏場は大阪市内の河川で40cmを超える黒鯛を数十匹釣り上げる。株式会社ロフトワーク, FabCafe Global / BioClub
ジーナ・グーズビー
アメリカ合衆国出身。ペンシルバニア州のスワスモア大学で日本言語学部とコンピューター工学部を卒業。在学時は同志社大学に留学し、在日コリアンについて研究。コロナ禍の2年間、LGBTQ+や少数民族を軸とした書籍を扱うサブスクリプションビジネスを起業。ゆえんのメンバーとして資源・知識循環の改善を支援し、地域の魅力を世界に見せることに奮闘している。プログラミングを通じて夢をWebページなどで再現することが好き。