Q0トークイベント Vol.6
「継承される地域が、環境も再生できる未来」
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いま注目すべき課題やテーマについて有識者をゲストに招き、未来に向けた具体的なアクションを考える「Q0トークイベント」。2024年度最終回となるVol.6は、「継承される地域が、環境も再生できる未来」をテーマに開催します。
生物多様性をはじめとする地域環境は、適度な人間のかかわりがある方が豊かになるといわれています。しかしながら、地方では人口減少とともに野山の手入れが行き届かなくなり、その「環境への適度な人間のかかわり」が持続できなくなってきています。一方、都市では、豊かな環境の副産物を「食」や「レジャー」などで享受し、多くのエネルギーを消費しながら生活を営んでいるともいえます。
今回のトークイベントでは、「環境」に対するさまざまな取り組みを実践するゲストとのトークを通じて、Q0が取り組む「継承される地域」のデザインと、環境と共生する社会のデザインとをどのように両立できるか、そして地方・都市・地球をとりまく社会課題にどのようにアプローチできるかを考えます。
第1部「環境共生デザインの現在地」
人と自然が共生する社会のデザインに取り組む専門家の皆さんから、それぞれの活動についてご紹介いただきます。ゲストは、土づくりや環境づくりを通じて“いのちの循環”をデザインする、パーマカルチャーデザイナーの四井真治さん、クルックフィールズなどの環境共生型プロジェクトに建築家として関わる藤原徹平さん、建築・都市の計画・設計を通じた社会環境デザインに取り組む日建設計の奥森清喜です。モデレーターは、美学者の伊藤亜紗さんが務めます。
第2部「環境の可視化・数値化の現在地」
第2部では、「環境の可視化・数値化の現在地」をテーマに議論を行います。ゲストは、「水と森は、ひとつ」をテーマに、日本初の成果連動型の資金循環の仕組みの構築を通じて、公共の立場から水と森の課題に取り組む土佐町役場の尾崎康隆さん、窒素の循環と土地の利用の関係に着目し、水の測定を通じて土中環境の見える化に取り組む太田直樹さんです。モデレーターは、Q0代表の林千晶が務めます。
Program
- 17:00-17:10
- ご挨拶
大松 敦(株式会社日建設計 代表取締役社長) - 17:10-18:30
- トークイベント第1部「環境共生デザインの現在地」
・四井 真治(パーマカルチャーデザイナー、株式会社ソイルデザイン 代表)
・藤原 徹平(建築家、株式会社フジワラテッペイアーキテクツラボ 主宰)
・奥森 清喜(株式会社Q0 取締役、株式会社日建設計 取締役常務執行役員 都市・社会基盤部門統括)
・伊藤 亜紗(美学者) - 18:40-19:35
- トークイベント第2部「環境の可視化・数値化の現在地」
・尾崎 康隆(一般財団法人もりとみず基金 事務局長、高知県土佐町役場 SDGs推進室長)
・太田 直樹(株式会社New Stories 代表取締役)
・林 千晶(株式会社Q0 代表取締役社長)
登壇者・モデレーター
株式会社日建設計 代表取締役社長
大松 敦
1983年、東京大学建築学科を経て、日建設計に入社。数多くの都市開発プロジェクトに参画し、マスタープランからプロジェクトマネジメントまでを一貫する新しいプロフェッションを構築。「東京ミッドタウン六本木(2007)及び日比谷(2018)」、「東京駅八重洲口開発」(2013)、「渋谷ヒカリエ」(2012)を含む「渋谷駅周辺再開発」など、東京の大規模TODプロジェクトを多く担当している。2021年より現職。一級建築士、日本建築学会会員。
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1983年、東京大学建築学科を経て、日建設計に入社。数多くの都市開発プロジェクトに参画し、マスタープランからプロジェクトマネジメントまでを一貫する新しいプロフェッションを構築。「東京ミッドタウン六本木(2007)及び日比谷(2018)」、「東京駅八重洲口開発」(2013)、「渋谷ヒカリエ」(2012)を含む「渋谷駅周辺再開発」など、東京の大規模TODプロジェクトを多く担当している。2021年より現職。一級建築士、日本建築学会会員。パーマカルチャーデザイナー / 株式会社ソイルデザイン 代表
四井 真治
信州⼤学農学部森林科学科・緑化⼯学修⼠課程修了。緑化会社、有機肥料会社勤務を経て独⽴。2005年、愛知万博でパーマカルチャーデザインと施⼯指導を手がけ、プロとしての活動を開始。2007年から⼭梨県北杜市へ移住し、家族と共に⽣活実験を15年以上続ける。
現在はパーマカルチャーセンタージャパン講師、東北芸術工科大学非常勤講師、環境省「つなげよう、支えよう森里川海アンバサダー」プロジェクトメンバーを務めるほか、クルックフィールズ(千葉県木更津市)のデザイン・監修も手がける。著書に『地球再生型生活記』(アノニマ・スタジオ)『地球のくらしの絵本』シリーズ(農⽂協)。
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信州⼤学農学部森林科学科・緑化⼯学修⼠課程修了。緑化会社、有機肥料会社勤務を経て独⽴。2005年、愛知万博でパーマカルチャーデザインと施⼯指導を手がけ、プロとしての活動を開始。2007年から⼭梨県北杜市へ移住し、家族と共に⽣活実験を15年以上続ける。現在はパーマカルチャーセンタージャパン講師、東北芸術工科大学非常勤講師、環境省「つなげよう、支えよう森里川海アンバサダー」プロジェクトメンバーを務めるほか、クルックフィールズ(千葉県木更津市)のデザイン・監修も手がける。著書に『地球再生型生活記』(アノニマ・スタジオ)『地球のくらしの絵本』シリーズ(農⽂協)。
建築家 / 株式会社フジワラテッペイアーキテクツラボ 主宰
藤原 徹平
横浜市生まれ。高度経済成長期の乱開発に疑問を感じて、建築を志す。横浜国立大学にて建築学、都市計画、映画批評を学ぶ。大学院卒業後、隈研吾建築都市設計事務所にて国内外100以上のプロジェクトをパートナー・設計室長として経験。2012年より横浜国立大学大学院准教授、建築家、教育者、研究者、まちづくり実践者、アートプロジェクトプロデューサーとして、学領域や分野を横断した多くの実践を行っている。横浜国立大学大学院Y-GSA准教授。一般社団法人ドリフターズインターナショナル理事。
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横浜市生まれ。高度経済成長期の乱開発に疑問を感じて、建築を志す。横浜国立大学にて建築学、都市計画、映画批評を学ぶ。大学院卒業後、隈研吾建築都市設計事務所にて国内外100以上のプロジェクトをパートナー・設計室長として経験。2012年より横浜国立大学大学院准教授、建築家、教育者、研究者、まちづくり実践者、アートプロジェクトプロデューサーとして、学領域や分野を横断した多くの実践を行っている。横浜国立大学大学院Y-GSA准教授。一般社団法人ドリフターズインターナショナル理事。株式会社Q0 取締役 / 株式会社日建設計 取締役常務執行役員 都市・社会基盤部門統括
奥森 清喜
1992年、東京工業大学大学院総合理工学研究科を修了後、日建設計に入社。以来、国内外の都市マスタープラン、都市開発プロジェクトを数多く経験している。最近では、東京駅(東京駅八重洲口開発 グランルーフ)、渋谷駅、新宿駅、品川駅などに代表される駅まち一体型開発(Transit Oriented Development : TOD)に携わり、中国、ロシアなど多くの海外TODプロジェクトを経験している。日本土木学会デザイン賞、日本不動産学会著作賞他。一級建築士、技術士(都市及び地方計画)、日本建築学会会員、日本建築家協会会員。
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1992年、東京工業大学大学院総合理工学研究科を修了後、日建設計に入社。以来、国内外の都市マスタープラン、都市開発プロジェクトを数多く経験している。最近では、東京駅(東京駅八重洲口開発 グランルーフ)、渋谷駅、新宿駅、品川駅などに代表される駅まち一体型開発(Transit Oriented Development : TOD)に携わり、中国、ロシアなど多くの海外TODプロジェクトを経験している。日本土木学会デザイン賞、日本不動産学会著作賞他。一級建築士、技術士(都市及び地方計画)、日本建築学会会員、日本建築家協会会員。美学者
伊藤 亜紗
東京科学大学未来社会創成研究院、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)など。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞受賞。
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東京科学大学未来社会創成研究院、リベラルアーツ研究教育院教授。MIT客員研究員(2019)。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)など。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞受賞。一般財団法人もりとみず基金 事務局長 / 高知県土佐町役場 SDGs推進室長
尾崎 康隆
高知県高知市出身。都内民間企業勤務を経て、高知県庁に入庁。主に地域振興、企画、起業促進等を担当。より手触りのあるフィールドを求め、2019年に土佐町役場に転職。企画部及びSDGs推進を担当し、2021年より新設のSDGS推進室長。水源地としての立地や森林と水の関係に着目し、都市と山村の共生を目指す。2024年、香川県高松市及び高知県嶺北地域による「一般財団法人もりとみず基金」の事務局長に就任。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在学中。
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高知県高知市出身。都内民間企業勤務を経て、高知県庁に入庁。主に地域振興、企画、起業促進等を担当。より手触りのあるフィールドを求め、2019年に土佐町役場に転職。企画部及びSDGs推進を担当し、2021年より新設のSDGS推進室長。水源地としての立地や森林と水の関係に着目し、都市と山村の共生を目指す。2024年、香川県高松市及び高知県嶺北地域による「一般財団法人もりとみず基金」の事務局長に就任。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程在学中。株式会社New Stories 代表取締役
太田 直樹
挑戦する地方都市を「生きたラボ」として捉え、行政、企業、大学、ソーシャルビジネスを越境し、未来をプロトタイピングすることを企画・運営。2015年1月から2017年8月まで、総務大臣補佐官として地方の活性化やIoT、AIの社会実装に関する政策立案と実行に従事。2014年まではボストン・コンサルティング・グループの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。シビックテックを推進するCode for Japan理事としても活動し、国内外のイノベーション人材とつながりを持つ。
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挑戦する地方都市を「生きたラボ」として捉え、行政、企業、大学、ソーシャルビジネスを越境し、未来をプロトタイピングすることを企画・運営。2015年1月から2017年8月まで、総務大臣補佐官として地方の活性化やIoT、AIの社会実装に関する政策立案と実行に従事。2014年まではボストン・コンサルティング・グループの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。シビックテックを推進するCode for Japan理事としても活動し、国内外のイノベーション人材とつながりを持つ。株式会社Q0 代表取締役社長
林 千晶
花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、株式会社Q0を設立。秋田・富山などの地域を拠点において、時代を代表するような「継承される地域」のデザインの創造を目指す。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」などを歴任。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」取締役会長も務める。
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花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、株式会社Q0を設立。秋田・富山などの地域を拠点において、時代を代表するような「継承される地域」のデザインの創造を目指す。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」などを歴任。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」取締役会長も務める。Outline
- 開催日
- 2024/12/6(金)17:00〜19:35
- 開催方法
- オンライン
- 主催
- 株式会社Q0(キューゼロ)
- 共催
- PYNT
- 参加費
- 無料
- 定員
- 100名程度
- 配信
- Zoomウェビナー
- 協力
- 株式会社ロフトワーク / 株式会社日建設計
- ご注意
- ※プログラムは予告なく変更される場合があります。
※イベントの様子は、Zoomにて生放送、レコーディングおよびアーカイブ配信されます。
※当日の配信URLは申込いただいたメールアドレス宛に前日までにご連絡いたします。
※お申し込み締め切りは定員を鑑みて予告なく実施する可能性があります。
※参加者の方からオンラインイベントの進行を妨げるような行為があった場合は、
イベントから退出していただく可能性があります。