EVENT トーク+ミニワーク

「デジタル共創社会」に向けたNECの実践から考える
"プルリバース"多元世界での未来を構想する

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Date
2024-12-12 (Thu)
15:00-18:30(オンライン参加の場合は17:00まで)
Place
YouTube orロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10) MAP
Capacity
会場参加:30人/オンライン参加:100名
fee
無料

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About

今年2月刊行の話題書『多元世界に向けたデザイン』。プルリバース=多元社会という考え方はこれからトランジションに取り組むにあたり、何を考え学び、どう活動するとよいかのヒントを与えてくれます。イベントでは監訳者の1人、神崎隼人さんからの理論的視点と、NECとのデザインリサーチ×システム思考による未来価値創造プロジェクトでの実践事例を元にご紹介します。

プルリバース(多元社会)とは

正義・正解は1つと信じて従うのではなく、正義や正解を自分たちで創る共同体各々が互いに協力しあい共存する多元世界。他律から自律へ。中央集権ではなく各々個性をもつ自律分散型の地域社会を目指すことや、DAO(分散型自律組織)やティール組織、参加型デザインなどの考え方も、この概念を足すと発想が広がる。
ユニバース(uni-verse、1つの世界)に対し、「多くの」を意味する接頭語pluri-に置き換えたプルリバース(pluri-verse、多元世界)。

多元世界に向けたデザイン
その理論と実践の2パートでご紹介

今回のイベントは、プルリバースという視点を軸に、私たちはこれからトランジションに取り組むにあたって、何を考え、何を学び、どんな活動をしていけばよいかのヒントを、大きく2つのパートに分けて提供します。

プルリバースを自分ごと化する

前半のパートでは、大阪大学附属図書館研究開発室の特任研究員であり、『多元世界に向けたデザイン』の監訳者のひとりでもある神崎隼人さんが登壇。プルリバースとは何か、人類学の視点を交えてこの世界のトランジションを考えるためのヒントになる事例を紹介。また、これから私たちがプルリバースの視点で世界を見ることができるようになるためにはどんなことを学べばよいかをお話ししていただきます。

NEC×ロフトワーク「プロジェクトNaked2事例紹介」

後半では、NECとロフトワークで実施した「Naked2:未来価値研究」プロジェクトを紹介します。政治思想史、「ケアの倫理」をはじめとするフェミニズム理論、人類学(主に民主主義をテーマに扱ったもの)、北欧の都市計画、社会的連帯経済、イタリアのスローフード運動に代表される食と農と地域との関係などの多数の書籍を含めたデスクトップリサーチや、地域共創に取り組む有識者へのインタビュー、さらには独自の市民共創による地域活性の取り組みを行なっている群馬県前橋市と島根県雲南市でのフィールドワークを通じたインプットをもとに、システム思考による問題構造の可視化と問題解決に向けた新たな社会構造の検討による「デジタル共創社会」というトランジションの可能性を検討したプロジェクトについてお話します。

2つのパートで構成されたトークセッションのあと、リアル会場で参加された方はゲスト登壇者も交えたミニワークの時間や交流会の時間も用意しています。

こんな人におすすめ

  • 環境・社会課題解決のための取り組みをされている/準備している企業や自治体の方
  • トランジションに向けた組織を超えた取り組みについて構想中の方
  • 組織内でインパクト創出に向けた取り組みをミッションとして持っていて悩まれている方

Speaker

神崎 隼人

大阪大学附属図書館研究開発室, 特任研究員

神崎 隼人

現在、大阪大学附属図書館研究開発室特任研究員(常勤)。人類学、ラテンアメリカ地域研究。南米ペルーのアマゾニアをフィールドとして、運河開発計画をめぐる問題を事例に先住民の人々の運動における「宇宙観」や人間以外の存在者の重要性、人々の運動と科学的知識の関係性、オンライン上の環境保護ネットワークとの関係性について研究。また、附属図書館では研究データ管理人材育成の環境構築やオープンサイエンスの推進の業務に、特にエスノグラフィの観点から従事。大阪大学フォーサイト㈱のEthnography Lab Schoolで社会人向けエスノグラフィ講座の講師も務める。

詳細を見る 現在、大阪大学附属図書館研究開発室特任研究員(常勤)。人類学、ラテンアメリカ地域研究。南米ペルーのアマゾニアをフィールドとして、運河開発計画をめぐる問題を事例に先住民の人々の運動における「宇宙観」や人間以外の存在者の重要性、人々の運動と科学的知識の関係性、オンライン上の環境保護ネットワークとの関係性について研究。また、附属図書館では研究データ管理人材育成の環境構築やオープンサイエンスの推進の業務に、特にエスノグラフィの観点から従事。大阪大学フォーサイト㈱のEthnography Lab Schoolで社会人向けエスノグラフィ講座の講師も務める。
篠原 雅人

日本電気株式会社, デジタル・ガバメント推進統括部 サービス開発グループ ディレクター

篠原 雅人

NECにて社会課題起点および技術起点の新事業創出プロジェクトのマネジメント、全社事業開発プロセスの策定、デジタルガバメント実現に向けた事業戦略策定及び新規ソリューション開発チームを統括。2022年3月武蔵野美術大学造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース修了(造形構想学修士)。

詳細を見る NECにて社会課題起点および技術起点の新事業創出プロジェクトのマネジメント、全社事業開発プロセスの策定、デジタルガバメント実現に向けた事業戦略策定及び新規ソリューション開発チームを統括。2022年3月武蔵野美術大学造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース修了(造形構想学修士)。
棚橋 弘季

株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー

棚橋 弘季

芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。

詳細を見る 芝浦工業大学卒業後、マーケティングリサーチの仕事を経て、1999年頃よりWeb制作の仕事に携わるように。2004年からは株式会社ミツエーリンクスにてWeb戦略立案や人間中心設計によるコンサルティング業務に従事。2008年からは仕事の対象をWebからプロダクト/サービスへとシフトし、株式会社イードにてユーザーリサーチやインタラクションデザインに関するコンサルティングを経て、2009年株式会社コプロシステムにてクライアント企業のための新規商品/サービス開発支援業務や社内イノベーター育成のための教育プログラムの提供などを行う。2013年にロフトワーク入社。サービスデザインの領域を中心に、クライアントのビジネス活動にイノベーションを実現するための支援業務を担当する。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。個人ブログ「DESIGN IT! w/LOVE」は2005年から継続中。
小池 陽香

株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター

小池 陽香

エラスムス・ムンドゥス共同修士課程 “Euroculture”プログラム/大阪大学大学院文学研究科修士課程アート・メディア論講座修了後、NGOにて日欧協働文化プロジェクトへの助成金事業・交流促進支援に従事。後方支援にとどまらない関わり方を模索したいと考えロフトワークに入社。領域を横断する学際的研究の学びや経験を活かしてウェブサイト制作、SFプロトタイピング、リサーチプロジェクトや冊子制作等、多様なプロジェクトに携わる。また、アート・プロジェクトへのプロジェクト・マネジメント導入や伴走支援、人材育成にも取り組むNINE LLP. メンバーとしても活動中。母語は関西弁。

詳細を見る エラスムス・ムンドゥス共同修士課程 “Euroculture”プログラム/大阪大学大学院文学研究科修士課程アート・メディア論講座修了後、NGOにて日欧協働文化プロジェクトへの助成金事業・交流促進支援に従事。後方支援にとどまらない関わり方を模索したいと考えロフトワークに入社。領域を横断する学際的研究の学びや経験を活かしてウェブサイト制作、SFプロトタイピング、リサーチプロジェクトや冊子制作等、多様なプロジェクトに携わる。また、アート・プロジェクトへのプロジェクト・マネジメント導入や伴走支援、人材育成にも取り組むNINE LLP. メンバーとしても活動中。母語は関西弁。

Program

14:45-15:00
開場 / 受付
15:00-15:15
イントロダクション
– タイムライン紹介
– 登壇者紹介
– 企画趣旨紹介
15:15-15:35

ゲストトーク1:プルリバースを自分ごと化する
– 神崎 隼人(大阪大学附属図書館研究開発室/特任研究員)

15:35-15:50
クロストーク1
– 神崎 隼人×棚橋 弘季(株式会社ロフトワーク/イノベーションメーカー)
15:50-16:15
ゲストトーク2:NEC×ロフトワーク「プロジェクトNaked2事例紹介」
– 篠原 雅人(日本電気株式会社 デジタル・ガバメント推進統括部 サービス開発グループ/ディレクター)
– 小池 陽香(株式会社ロフトワーク/クリエイティブディレクター)
16:15-16:40
クロストーク2
– 神崎 隼人、篠原 雅人、棚橋 弘季、小池 陽香
16:40-16:50
質疑応答
16:50-17:00
オンライン向けクロージング
17:00-17:10
休憩
17:10-17:40
リアルでの参加者と登壇者とのディスカッション(ミニワーク)
17:40-18:30
交流会(軽食つき)

Outline

開催日
2024年12月12日(木)
トークセッション:15:00-17:00
ミニワーク+交流会:17:00-18:30(会場参加のみ)
開催方法

リアル会場(トーク+ミニワーク+ネットワーキング)
オンライン配信(トークのみ)

会場
リアル会場
ロフトワーク渋谷オフィス10階(COOOP10)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピア10F

オンライン会場:
YouTube Live

参加費
無料
定員
リアル会場:30人、オンライン会場:100名
主 催
株式会社ロフトワーク
ご注意
・申込締切:12月6日(金) 12:00
・リアル会場での参加は申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日Loftwork.comに掲載する場合があります。
・プログラムやドリンクの内容は、予告なく変更される場合があります。

ACCESS

地図を見る
ロフトワーク渋谷

〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア10階

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