天野氏の事務所にて
天野氏の事務所にて

5月21日、ロフトワーク代表取締役の諏訪光洋がアーティスト天野喜孝氏へインタビューを行いました。「FINAL FANTASY」シリーズのイラストで有名な天野氏ですが、2008年、2009年連続でアートフェア「101TOKYO」に海外のギャラリーから出展。出展された作品に惹かれた諏訪が芸術家として創作を行う天野氏に興味を持ったことがきっかけとなり、今回のインタビューが実現しました。

黒で統一された、天野氏の事務所の一室でインタビューは行われました。温度を感じさせない黒い内装や家具とは対照的に、天野氏は自身は穏やかな雰囲気の方で、同時に指についたままの絵の具が天野氏の謙虚さや創作に対する高い意識を物語っているように思われました。

インタビューでは天野氏のコンテンポラリーアートに対する想い。そして、仕事としての創作と自由な創作について、天野氏が日頃から感じていることが語られていきました。
天野氏の言葉は、現在1万2000人が登録するクリエイターネットワークを運営する、ロフトワークにとって、一人のクリエイターの生き方を表すとても魅力的なものでした。

インタビューの内容は、ロフトワークが運営するクリエイターポータル「loftwork.com(ロフトワークドットコム)」に特集「「諏訪×天野氏対談:ファインアートに挑むジャパンカルチャーの巨匠」として掲載されています。

アトリエで旅行時のデッサンを紹介する天野氏
アトリエで旅行時のデッサンを紹介する天野氏

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(以下、本文より抜粋)

諏訪 ロフトワークに登録しているクリエイターさんも、イラストをやりながら、ウェブ関連のこともやったり、デザインもやったり、3つぐらいの仕事をしていたりします。どうやって自分がフォーカスする部分というか、強みというか、「これをやりたいんだ!」っていうところをつくっていけばいいのでしょうか?

天野 絵描きに関していうと「すべて絵」だから、絵に照準を合わせれば大丈夫と思うんです。メディアは変わります。新しいメディアが出てくる一方で、なくなってしまうメディアもある。だからメディアはあまり信用しないようにして(笑)、あくまで絵描きを目指してやっていけばいいと思うんです。

ロフトワークについて

ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。

株式会社ロフトワーク 広報:pr@loftwork.com

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