こんにちは、渡部です。過去2回紹介したロフトワークの社員研修合宿in台湾。4回目の合宿参加でしたが、今年はとにかくあつかった(いろいろな意味で)。 今日はそんなロフトワーク社員研修合宿の裏側をご紹介。3回続いた合宿レポートも最終回です!

すべてロフトワーカーでプロデュース&オーガナイズしています

合宿委員の定例MTGの様子

ロフトワークの社員合宿は宿泊場所、ロジスティクス、美味しいごはん、現地でのアクティビティなどすべてスタッフ自身でプロデュース、オーガナイズしています。旅行代理店が売っているようなツアーを、企画から運営までぜんぶこなしいちゃうんです。いやー、しんどい素晴らしい!

合宿もひとつのプロジェクト!まずは実行委員会を結成します。

コンセプト、目的、ゴール設定など委員会で話し合い合宿プランを練ります

毎年合宿の時期が近づくと「実行委員会」が組織されます。PM(プロジェクトマネージャー)を立て、予算を組み、ひとつのプロジェクトとして準備を進めます。今回渡部はPMに任命され、シニアディレクター寺井さんにサポートしてもらいながら(ケツをひっ叩かれながら)、奔走しました。色々勉強になりました。みなさまたくさんご迷惑をおかけしました。この話は、ちょっと、どこか、また別のところで…。

4月ごろ、合宿委員会を結成してすぐに「今年は何をする?」「そもそも何のためにやる?」「現地でのプログラムはどうする?」など、時間をたっぷりかけてディスカッションしていきました。

ちなみに今年の合宿委員は以下8名。ほとんど女性、ロフトワークは女性強しです。

なにが大変?なにがユニーク?ロフトワークの合宿

ロフトワークの合宿がユニークだと思うポイントのひとつが、約1ヶ月前から合宿のためのチームを編成し、滞在先のリサーチ、プランニング、プレゼンテーションの準備する点です。この形式は、私が初めて参加した京都烏丸合宿のときからありました。合宿の事前準備はもはや業務の一環。忙しい通常業務の合間で、必死に準備をしていきます。

そして、渡部が参加した過去4回の合宿の中でいちばんユニークだったのが、初の海外合宿ということ!80人での海外旅行、いったい何が待ち構えているのか、正直まったくイメージができなかったのです。

ここで突然ですが、架空の会社A社の台湾社員旅行とロフトワークの台湾合宿を比較してみます。

すべてロフトワーカーでプロデュース&オーガナイズしているんです!!(2回目)

台湾メンバーにめちゃくちゃ助けられました!

全部自分たちでやってるぞ!と豪語しといてなんですが、やはり現地の人たちの協力なくして今回の合宿はなかったです。現地協力メンバーにすごーーーーーく助けられました。

FabCafe TaipeiのCo-Founderで、自身は建築家であり、実業家でもあるTim WongUSIO Design Projectでも台北チームとして台湾と日本の繋ぎ役で加わっていたりもします。彼にはFabCafeの場所を提供してもらい、美味しいドリンクもいただき、さらには2日目のプレゼンに呼ぶゲストとの調整を助けてもらったり、親身にサポートしてもらいました。

loftwork Taipei(年内に設立予定)のメンバーBen Chiuさん。BenはTaiwan Designers’ Weekのオーガナイザーであり、TEDxTaipeiのオーガナイザーでもあります。とても顔が広く、合宿中もたくさんのデザイナーを紹介してくれました。またホテル探しやバスの予約からゲストへの声掛けなど幅広くサポートしてもらいました。2日目にプレゼンをした場所-中山創意基地を貸してくれたのもBenです!最後には素敵なパーティーも開いてくれて、本当にお世話になりました。

なんでぜんぶ自分たちでやるの?

毎年行っている社員研修合宿の肝は、滞在地での体験にあります。東京でたくさんリサーチして生み出した仮説を、現地に行って検証し、あらためてブラッシュアップすることに意義があると考えています。

昨年は多摩の間伐材について、森に行き学びました。一昨年は小豆島の人々と触れ合い、島を巡り、その体験をプレゼンにフィードバックしました。

なので、現地で「なにを体験するか」「なにを学ぶか」をじっくり考えて「ロフトワークの合宿」にする必要があるのです。○○ツアーにただ乗っかるだけではだめなのです(旅行代理店で売られているツアーをDisっているわけではないので悪しからず…)。

めっちゃ大変だったけど…!3年目にしてようやく、合宿の大切さを学びました。

次の合宿委員へメッセージ&海外旅行Tips

来年の合宿はどこに行くんでしょうね。またどこかに新しくできるFabCafeに行けるんでしょうか?ワクワクしますね!

ここからは、つぎの合宿委員に向けてのメッセージ(というか今回大変だったこと)と、きっと役に立つ海外団体旅行お役立ち情報です。

パスポートの更新/取得リマインドは早めに、そして嫌がられるくらいたくさんしよう!

たくさんの落とし穴が潜んでいます。特に気をつけたいのがパスポートの「残存有効期間」です。国ごとに規定は違うようですが、台湾は入国時3ヶ月以上の有効期間が必要でした。さらに気をつけたいのが外国籍スタッフがいる場合です。国籍によって有効期間の規定も変わってくるので注意です。いや本当に。(参照:合宿レポート

LCC(格安航空便)は安いけどちょっと注意!

社員全員(もちろんマネジメント3人も)の航空券は格安航空便バニラエアで買いました。安くて団体旅行にはとっても良い気がします!航空券代だけでいえば、1人往復券3万円弱(!)。へたすれば国内よりも安いですね。
※ただし、発着時間が深夜になるので体力精神力共に大幅に削られること間違いなしです。また、格安航空便のチケットは団体での申込ができないことが多いので注意!扱っている代理店を探してちょっと余分にお金を払い確保してもらうか、1枚1枚地道に買うかです…。

いろいろな情報管理にはGoogle Driveが便利!

Google様に足を向けて寝れません。予算管理や、社員のパスポート情報管理、部屋割り、バス座席表、日程表などなど、あらゆる情報をGoogle Spreadsheetで管理していました。めちゃくちゃ便利ですよ!

必ず作ろう、旅のしおり

旅行に欠かせないアイテムといえばしおり。行程表、地図など、現地に着いてから必要な情報を入れておくとよいです。特にお金の使い方・換え方、公共交通機関の乗り方、緊急連絡先などはあるととっても便利!

英語と現地の言葉が話せるパートナーを見つけておこう

今回、現地でチャーターしたバス運転手に英語が全く通じず、大変な思いをしました。身振り手振りで乗り切りましたが、なんとかなりそうで結構困るポイントです。現地の言葉と英語が話せるパートナーを見つけておきましょう!

最後にTim,Benに教えてもらった台湾素敵スポットを紹介

最後に、今回泊まったホテルやみんなで食べた小龍包など、TimとBenに教えてもらった素敵な場所をご紹介。

泊まったところ

  • 佳佳・士林珮柏 PAPER SUN apartment
    →渡部は泊まらなかんですが、綺麗でクリエイティブなデザイナーズホテルでした。市内からもタクシーですぐなのでおすすめ!
  • les suites grandee
    →Benがオススメしてくれたホテル。朝食がすごく美味しかった!あと部屋付のバスルームがめちゃくちゃムーディーでした。

台北市内で行ったところ

  • 華山創意文化園区
    →ショップ、カフェ、映画館などが集まる複合施設。古い建物と新しい文化が入り混じる不思議空間でした。FabCafe Taipeiもここにあります。
  • 松山文化創意園区
    →元々は戦時中に日本が建設したタバコ工場を、展示スペースやミュージアムにリノベーションした施設です。
    敷地内には台湾デザインセンターが運営する美術館があり、企画展もやっています。スタッフに聞けば丁寧に解説してくれるのですごく楽しいですよ!
  • 中山創意基地
    →忠泰建設という台湾の建設会社が運営しているオフィスと展示・ワーキングスペースがある施設。
    台北市内の喧騒の中に突如として現れるクリエイティブスペースは新鮮でした。
  • 鼎泰豊
    →1日目の夜にみんなでいった美味しい小龍包がいただけるお店。
    とても混雑していて予約を取るのも難しいんですが、合宿委員関口さんが奇跡的にブッキング。
    お土産のラー油もおすすめです!

みんな本当におつかれさまでした!

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昨年度滞在制作作品が多数の映画祭で入賞。
延岡発、縦型ショートムービーに特化した映像祭の第2回を開催!