15周年を迎えました!
キーナンバーで読む、今のロフトワーク
2015年2月17日、ロフトワークは設立15年を迎えました。
クライアント、クリエイター、コラボレーター、サポーター、そしてメンバー。「クリエイティブの流通」をミッションに掲げて2000年に誕生して以来、たくさんの方と支え合い、この日を迎えることができました。ロフトワークを支えてくれいているすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
15年間の振り返りとして、数字を切り口にロフトワークを改めてご紹介します! 意外と知らないトピックや取り組みがあるかもしれませんよ。
3.8万人のクリエイティブ・ネットワーク
ロフトワークの歴史はクリエイターポータル「loftwork.com」の開設からはじまりました。 「クリエイティブを流通させる事で、クリエイターも企業も社会もハッピーになれるのでは?」と考え、 2000年2月に”loftwork.com” をオープン、同時に株式会社ロフトワークを設立しました。1LDKの神泉のアパートに2人、NYに残った2人の計4人でのスタートでした。
現在「loftwork.com」は登録クリエイター約22,000人、2010年にスタートした学びのプラットフォーム「OpenCU」は登録メンバー約7,000人、2012年にオープンしたデジタルものづくりカフェ「FabCafe」のファン数は約9,000人に成長しました。
コミュニティを育み、そこから一緒に新しいプロジェクトを生んでいく。ロフトワークのエンジンであるクリエイティブ・ネットワークは、創業時から今日まで広がり続けています。
年間327回のイベント・ワークショップ・ハッカソン
「イベントをたくさんやっている会社ですよね?」と言われることも多いロフトワーク。2014年の開催実績を振り返ると、ビジネスセミナーは43回、OpenCUの講座/ワークショップは70回、FabCafeのイベントは240回も開催していました。
ワークショップは2010年頃から、ハッカソンやメイカソンは2011年頃から、聴講するだけではない、参加型イベントにも早くから力をいれてきました。
私たちは、多様な人の化学反応から生まれるクリエイティブの力を信じています。だから、人がリアルに集まるオープンな場づくりを大事に活動しています。
オープンから3年、世界中に拡がるFabCafeネットワーク
そしていまやロフトワークよりも知名度が上なのでは!? という声もあるのが、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」。来店者数は、グローバルで合計17万人以上、Facebookのファン数は23118件、イベント開催数は407件。
人が集い、人が出会い、人が繋がるカフェという空間にレーザーカッターや3Dプリンター等のデジタル工作機械を設置したユニークなカフェ、FabCafe。誰でもカジュアルに参加できるものづくりへのエントランス的な役割を担いながら、コンセプトとミッションを共有するグローバルなクリエイティブコミュニティとして成長してきました。
2012年3月に東京で最初のFabCafeが誕生して以来、FabCafeのコンセプトに共感するクリエイターと共に世界各国に拡がっていきました。現在は、東京に加え、台湾・台北(2013年5月〜)、スペイン・バルセロナ(2014年1月〜)、スペイン・シッチェス(2014年8月〜)、タイ・バンコク(2015年1月〜)と世界に5つのFabCafeがあります。 さらにニューヨークとシンガポールで設立の準備が進められていますよ!
年間530件のプロジェクト
しかし! ロフトワークはイベントやカフェだけの会社ではありません。ロフトワークは、クリエイティブ・エージェンシーです。リアルな場やオンラインコミュニティでつながった人々と共に、企業や官公庁、自治体、大学などのクライアントの課題をクリエイティブで解決するプロジェクトを年間530件(2014年)手がけました。
プロジェクト件数として圧倒的に多いのはWebのクリエイティブ制作(60%)。ソーシャルゲーム等のイラスト素材制作(16%)、次に制作したWebサイトやクリエイティブの保守(9%)、印刷物や映像制作も手がけています(2%)。
そしてひとくくりにできない「その他」(9%)。 ひとつの製品やツールだけではビジネスが完結しない時代を迎え「体験のデザイン」に関する相談も増えています。KOIL(三井不動産)のような空間のプロジェクトや、USIO Design Project(石垣市)のような地域を舞台にした恊働型プロジェクト、日本を代表するメーカーのオープンイノベーションを支援するOPC Hack&Make Project(オリンパス)など新しい取り組みも始まっています。それぞれ、Webやプロダクト、イベント、コミュニティ支援まで、あらゆるクリエイティブに横断的に取り組んでいます。
それを92人のメンバーで支えてます!
設立から15年。どんどん多様化する事業やプロジェクトは、総勢92人のメンバーで支えています(2015年2月現在)。国内のオフィスは、東京と京都の2拠点。この1月には、初の海外拠点であるロフトワーク台湾も設立されました!
クリエイティブディレクターは47人。実は社員数の約半分はクリエイティブディレクターです。テクニカルディレクターは6人、プロデューサーは7人、マーケティングは5人、オウンドメディア・PRチームは5人、コーポレートは5人、FabCafeは5人。そしてマネジメントの諏訪、林、矢橋の3人と多様な役割のメンバーが連携して働いています。
でも・・・わたしたちだけではダメなんです!
All we need is Serendipity!
ロフトワークは、創業当初から、オープンの力とコミュニティの力を信じてきました。たった100人弱の組織でこんなにたくさんのことに挑戦できているのは、数百名、いや数千名の方々とコラボレーションできてきたから。
クライアントも、クリエイターも、コラボレーターも、ひとつのチームとしてプロジェクトに取り組む。これからもわたしたちと一緒にワクワクする未来に向けて進んでくださったら幸せです。これからもどうか、ロフトワークをよろしくお願いいたします。
“All we need is Serendipity!”(セレンディピティを大切に)
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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