渋谷に誕生する「問い」を起点とした共創施設
『SHIBUYA QWS』11月1日オープン
ロフトワークが3年にわたってプロジェクトに参画してきた「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」が、本日2019年11月1日オープンしました。「SHIBUYA QWS」は、「渋谷から世界に問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに、渋谷ならではの多様なバックグラウンドや活動領域の人たちが混じり合うことで、“社会価値に繋がる種“を生み出すことを目指した共創施設です。ロフトワークは「SHIBUYA QWS」立ち上げのパートナーとして、プロジェクト進行のサポート、空間設計、プログラム設計、コミュニケーション設計を担当。開業後は、「SHIBUYA QWS」のコミュニティ運営にも参画します。
「問い」を起点とした共創施設「SHIBUYA QWS」誕生
渋谷では「100年に一度」と言われる再開発プロジェクトが進行中。その新ランドマークとして開業前から多くの注目を集めてきた「渋谷スクランブルスクエア第I期(東棟)」が本日11月1日に開業します。渋谷エリア最高峰約230m、地上47階建てで、展望施設、オフィス、産業交流施設、商業施設により構成される大規模複合施設です。
その「渋谷スクランブルスクエア(東棟)」の15階に誕生するのが「SHIBUYA QWS」です。QWS=”Questions With Sensibility”「問いの感性」。何かを生み出す種となる”問い”に注目した共創施設です。
「SHIBUYA QWS」コンセプトは、渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点。多様なバックグラウンドを持つ人たちが交差・交流し、そして彼らの[問い]を交差させることで、社会価値につながる種をうみだすことを目指します。
SHIBUYA QWSの公式サイトはこちら
渋谷から世界へ。スクランブルなプロジェクトを実現
ロフトワークは、「SHIBUYA QWS」立ち上げのパートナーとしてプロジェクト進行のサポートをしてきました。また「SHIBUYA QWS」の目指す姿の実現に向け、空間全体の設計・デザイン、コミュニケーショデザインのディレクション、コミュニティ運営計画、「SHIBUYA QWS」で実施されるプログラムのマネジメントを担当しています。
「SHIBUYA QWS」は、「コミュニティ」「空間」「プログラム」の3つの軸で価値を提供していきます。
コミュニティコンセプトは「Scramble Society」
「SHIBUYA QWS」が目指すのは、渋谷でしか実現できない“多様性を受け入れあうコミュニティ”の創造。コミュニティコンセプトを「Scramble Society」とし、コミュニティを形成していきます。
渋谷区が「違いを力に変える街」というコンセプトを掲げているように、多様性を受け入れ、力に変えてきたのが渋谷という街です。カオスで、未完成で、エネルギーがある。そんな渋谷だからこそ形成できるコミュ二ティを「SHIBUYA QWS」に作っていきます。企業人や学生、フリーランス、経営者など様々なバックグラウンドをもつ人々が肩書や立場を超えて集まり、刺激を与えあいながら、それぞれの課題を磨き上げ、自発的・創発的にいろんなアイデアが生まれる発想の場を目指しています。
共創と支援を促進する「多様でフレキシブルな空間」
「SHIBUYA QWS」の空間は、新しい価値創造に取り組む場「PROJECT BASE」 、交流や対話を促進する上質空間「SALON」、 200名規模のイベントが開催できる「SCRAMBLE HALL」など多様な要素で構成。ここで生まれるプロジェクトや内外の多様な人々の交差点「CROSS PARK」や「SHARE KITCHEN」によって共創や支援が発生するように設計しています。
価値創造を加速させるQWS独自のプログラム「QWS Program」
「QWS Program」は、大学をはじめとするさまざまな領域のパートナーと連携し、価値創造を加速させるSHIBUYA QWSオリジナルのプログラムです。プログラムでは、「出会う」「磨く」「放つ」の3つのフェーズに分けて提供を行い、それぞれの問いを掛け合わせることで、かつてない化学反応を次々と起こし、領域横断的な価値を生み出します。
「QWS Program」紹介
・QWS チャレンジ
「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を推進するプログラムです。3ヶ月毎に公募を行い、採択されたチームは渋谷駅直結のプロジェクトスペースが3ヶ月間無料で利用可能。自らの感性に基づいた自発的な[問い]を持ち、多様なプレイヤーを巻き込みながら進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。未完成歓迎です。[問い]を起点にプロジェクトを立ち上げたい人。プロジェクトチームの活動拠点を探している人。多様な人々が集まる渋谷で、プロジェクトの更なる可能性を試したい人。などに、オススメのプログラムです。 https://shibuya-qws.com/program/qwschallenge
・QWSアカデミア
大学と連携した「問い」と出会うためのプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う研究者やプレイヤーがいます。「QWSアカデミア」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。 https://shibuya-qws.com/program/academia
・クエスチョンカンファレンス
多様なバックグラウンドの登壇者が集い、多様な「問い」を混ぜ合わせながら未来の可能性を探るトークカンファレンスです。 https://shibuya-qws.com/program/question-conference
そのほか様々なプログラムを展開します。「QWS Program」全体のサイトもぜひご覧ください。
価値創造を加速させるQWS独自のプログラム「QWS Program」
SHIBUYA QWSコミュニケーションツール
SHIBUYA QWSの活動を知り、共感を生むコミュニケーションを目指して、24個のコミュニケーションツールを制作しました。施設概要から、ステッカー、クリアファイルなど様々なツールを展開。SHIBUYA QWSを訪れた際には、ぜひ手に取ってみてください。
SHIBUYA QWS空間設計の裏側を大公開!11/7イベント開催
どうしたら「問い」、そして社会価値に繋がる未来の種を生み出す施設ができるのか・・・
「SHIBUYA QWS」で行われる様々な活動をイメージしながら、何度も議論を重ね、どこにもない唯一無二の空間づくりを進めてきた今回のプロジェクト。空間設計担当の大野友資氏(DOMINO ARCHITECTS)、メインビジュアル・サインデザイン担当の岡本健氏(岡本健デザイン事務所)、空間ディレクション担当の松井創(ロフトワーク)を迎え、トークセッションでその秘密を紐解きます。
11/7開催|解体新所 #07 ―まだ名前のない場を科学する―
日時:2019/11/7(木)19:00-21:00(18:30開場)
会場:SHIBUYA QWS内 CROSS PARK
東京都渋谷区渋谷2-24-12
渋谷スクランブルスクエア15F ※渋谷駅直結・直上
会費:無料
登壇者:
DOMINO ARCHITECTS代表、建築家 大野 友資氏
岡本健事務所代表、グラフィックデザイナー 岡本 健氏
ロフトワーク, Layout Unit CLO(Chief Layout Officer)松井 創
このイベント以外にも11月1日(金)から11月12日(火)までは、オープニングイベントとして、「Open QWS(オープンキューズ)」を実施しています。通常は、会員の方のみが利用できる施設ですが、OPEN QWS期間中は、会員でない方も来場できます。連日多様なジャンルのイベントを行い、「SHIBUYA QWS」が目指す世界や、関わるコミュニティなどを知っていただける期間です。ぜひ、この機会にSHIBUYA QWSを体験ください。
▶︎OPEN QWSイベント一覧:https://shibuya-qws.com/event/open-qws
プロジェクトチーム
・プロジェクトオーナー
渋谷スクランブルスクエア株式会社 https://www.shibuya-scramble-square.com/about/
(東急株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、東京地下鉄株式会社の共同事業体)
・プロデュース/プロジェクトマネジメント/クリエイティブディレクション
株式会社ロフトワーク
・空間設計
DOMINO ARCHITECTS + 山本基揮建築設計
DOMINO ARCHITECTS http://www.dominoarchitects.com/
山本基揮建築設計 http://moyarchitects.com
・メインビジュアル・サインデザイン
岡本健デザイン事務所 https://www.okamotoken.jp/
・空間写真
三嶋 一路 http://mishima.art/
・コピーライティング
ホワイトノート株式会社
・WEBサイトデザイン
株式会社パノラマ https://pnrm.co.jp/
・コンセプトムービー制作
株式会社ナナメ https://nanameinc.jp/
・コミュニケータースタッフユニフォーム制作
シタテル株式会社 https://sitateru.co.jp/
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