ロフトワークは、計測機器レンタルサービスの業界トップランナーである株式会社ソーキ(以下、ソーキ)のマーケティング戦略パートナーとしてリブランディングプロジェクトをスタート。ソーキは、2014年に現社長へ事業承継。先代が培ってきた実績を活かしながら、価値提供に向け変革を進めてきました。今まで以上に選ばれる強いブランドを目指し、自らの存在意義やこれまで築き上げてきた資産を見つめ直し、コミュニケーションデザインの再設計を進めています。

ロフトワークは、FabCafeやMTRLを通して、ものづくり企業のコミュニティの形成、価値創造のサポートをしています。この活動がきっかけとなり今回のプロジェクトがうまれました。

本プロジェクトの第一弾として、ロフトワークはコーポレートブランディングをサポートしました。。ソーキらしさと社会に対して目指すべき姿を整理し、タグライン、ステートメントを策定、それを体現するロゴマークも新たに制作。今後、ブランディングサイトや企業案内パンフレット等も順次リリース予定です。

何を受け継ぎ、どう未来を描くのか

先代が立ち上げ、業態そのものをつくりあげながら、業界のトップを走り続けてきた測量機器卸レンタル会社のソーキ。現社長が代表に就任して6年、受け継いだ事業の良い部分を生かしつつ、企業の財務体制や組織などの土台となる部分の改善を進めてきました。

設立から30年を越え、改めて企業のあり方を見つめ直したときに「社外からの印象も、社員自身のマインドも、一歩先の未来に進めたい」社長のその思いを受け、その方向性を探り、社内外に示していく言葉やビジュアルをつくるべく、このリブランディングプロジェクトが始まりました。

社内から変化を生み出すため、経営層、現場社員約25名へのインタビューおよび全社員対象のアンケートを行い、改めて大切にしていきたい資産とこれからの挑戦の指針を定めました。

新タグライン『「はかる」の未来を創起する』

はかるのプロであり、リーディングカンパニーだから言えること。創造の起点を担う会社として、はかるの未来そのものを創り出す起点になるという決意を込めたタグラインとステートメントを作成。

 

ソーキを形成する個のチカラを表現しつつ、伝統を承継したロゴマーク

応用が効くロゴマークを作ること、今後のありたい姿を伝えることを目指しロゴマークのアップデートを行いました。ロゴデザインは「はかる、つながる、ひろげる」をテーマにデザインしています。

「新生ソーキ」を伝えるブランディングサイト、近日公開

2020年6月中に、ブランディングサイトが公開予定。6月1日現在ティザーサイトが公開中です。

URL:https://sooki.co.jp/philosophy/

クライアントからのメッセージ

まさに「ジャストフィット」なタグライン・ロゴになったと思います。実は、もっと尖った、急進的な提案をされるのではと思っていました。しかし、今回もらった提案は、ソーキのこれまでの歴史にも現状にも寄り添った、非常に直球でありながら、企業の温かみも表現した出来栄えとなりました。
社名の原型である「創紀」をふまえて、創造の起点となる「創起」するソーキへ。社内に対しても社外に対しても、「新生ソーキ」をつくるという意志を表現し、かつこれからの時代に合うアップデートになりました。
ソーキのイメージを変えていくことのできる言葉とロゴデザインになったと思います。 (株式会社ソーキ 代表取締役社長 都志直博)

新CI構築という弊社の歴史的にも重要なプロジェクトを、ロフトワークさまの素晴らしいチームメンバーの皆さまと一緒に推進できたことに深く喜びを感じております。
このコロナ禍の環境下にも関わらず、まるでソーキの一員のように心近く寄り添い、プロジェクトをファシリテートしていただきました。社員の絶大な支持を獲得したCIを創り上げることができたのは、上村さまはじめ皆さまのおかげです。感謝申し上げます。
“社会に新しい価値を生み出すために、クリエイティブなマインドで状況を創造的に捉え、デザインの力で解決する” というロフトワークさまの理念の通り、わたしたちの未来を創起してくださいました。
“「はかる」の未来を創起する” この言葉を拠り所とし、社員一同日々邁進してまいります。
(株式会社ソーキ 営業本部マーケティング部 部長 双木 万梨子)

Project Team

プロデュース/ディレクション:Loftwork inc.
アートディレクション / VIデザイン:阿久津 望
コピーライティング / 戦略設計:宗像 誠也(White Note Inc.
VIアニメーション:野中 聡紀
撮影:黒羽政士

Keywords

Next Contents

「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」内関連イベントに
Layout シニアディレクター宮本明里とバイスMTRLマネージャー長島絵未が登壇