こんにちは、PRの鈴木です。先日ニュースでもお伝えしたように、4/3(土)にパナソニック クリエイティブミュージアム 「AkeruE(アケルエ)」が東京・有明にあるパナソニックセンター東京内にオープンしました! ロフトワークはAkeruEの立ち上げパートナーとして、総合プロデュースを支援し、オープンした今は、施設運営・共育コミュニティ構築を担っています。

さっそくAkeruEを体験しに行ってきたので、フォトレポートで魅力と見所をお伝えします。

“クリエイティブ”ミュージアムってどんなところ?

国際展示場駅からすぐ、パナソニックセンター東京の2Fと3FにあるAkeruEは、「“ひらめき”をカタチにするミュージアム」がコンセプト。

ちょっと変わっているのが「クリエイティブ」と「ミュージアム」が合わさった、「クリエイティブ ミュージアム」と名付けられている点。知性を育む科学館の要素と、感性を育む美術館の要素を兼ね備え、つくることで学べる創作工房も設置。学びや体験を通じてクリエイティブな力を育むことができる場所になっているそう。

名前の「AkeruE」を逆から読んだ「Eureka(エウレカ)」は、古代ギリシアの数学者・発明者であるアルキメデスが風呂で浮力を発見をしたときに叫んだとされる「ひらめいた!」を意味する古代ギリシャ語。AkeruEという名前を聞いたとき、どこかでみたことあるような言葉だなと思ってましたが、この由来を聞き、思わずエウレカ!とニンマリしてしまいました。

また、AkeruEの企画・構想から担当したLayout Unit松井によると、「有明(ありあけ)= 夜明け、すなわち新しい時代が“明ける”という地につくりました、AkeruE(あけるえ) 」という、ダブルミーニングもあるようです(ちょっと早口言葉っぽいですね笑)。

それでは、さっそく中の様子をお伝えします!

会場を案内してくれたのは、初期からかかわり、今後もコミュニティ運営などを務めるLayout Unitの越本。
来場するともらえる「ひらめき手帖」は、自分たちが発見したことを書き込むもの。

生態系STEAM展示がお出迎え。レーザーカッターや3Dプリンターなど、最新テクノロジーが使えるエリアも。

まずはエントランスのある、2Fのフロアからご紹介。
2Fの真ん中にある「GAIA (ガイア)」のフロアは、人と自然の調和を学ぶ体感型展示空間で、地球・自然界のクリエイティビティを体験し学ぶエリアです。

目の前にドーンと現れた、地球のような丸い形の展示は、アクアポニックスという魚と植物を同じ環境で育てる農法の展示です。水産養殖と水耕栽培をかけあわせたもので、魚が住む水槽の汚れた水は微生物により分解され、その栄養を植物が吸収し、水槽にきれいになった水が戻るという循環が繰り返され、生態系のしくみを観察することができます。

邦高柚樹さんによるAquaponics。アクアポニックスは様々なものが繋がりあっている小さな地球そのもの。

そして、GAIAを抜けた奥にあるのが、3Dプリンターやレーザーカッターなど、デジタルファブリケーション機器が揃っている「TECHNITO(テクニート)」。ここでは、今後、プログラミングや電子工作などを組み合わせたものづくりができるワークショップなどが開催されるそう。

また、入り口横には、「CHAOS (カオス)」と名付けられた、クリエイターや訪れた人たちが交流できるエリアも。まだオープン前だったこの日は、スタッフたちがMTGをしたりブレストをしたりしているところでしたが、椅子として跳び箱が使われていたり、何気なくみた植木鉢が実はドラムだったり、空間にアップサイクルが取り入れられているのが印象的でした。

アートを体験し、サイエンスやテクノロジーを学び、自ら手を動かして、モノコトをつくる!

そしてメインの3Fへ。3Fには、「ASTRO (アストロ)」、「COSMOS (コスモス3F)」「PHOTON(フォトン)」という3つのフロアがあります。2Fから3Fにあがると、入り口に、突如大きな鏡のある円形の部屋が出現。ワクワクが一気に高まります。

視点を広げる工夫がたくさん! アートとテクノロジーなど異なるものが融合した作品が並ぶ「ASTRO(アストロ)」

まず足を踏み入れたのは、「アート」「テクノロジー」「エンジニアリング」「サイエンス」などなど、異なるジャンルを掛け合わせた作品が常設されているの「ASTRO(アストロ)」エリア。

それぞれのアート作品の近くには、その作品の動きやしくみを体験できるような“実験装置”が置いてあり、作品をみて面白いな、美しいなと感じて終わりではなく、「どうしてこうなっているんだろう?」という疑問を、実験装置を動かして、考えたり、答えを発見したりする体験デザインがされています。ふしぎに出会った後に、ああそうか!と発見できる体験は、子どもに限らず大人にとっても楽しいものです。

Twitterでも話題になっていた、児玉幸子/竹野美奈子さんによる作品「突き出す、流れる」。磁力に反応する液体(磁性流体)が、不思議な形をつくります。実際に動いている様子を目前にすると写真ではわからないゾワゾワを感じるので、ぜひ生でみてほしいです。

中山晃子さんによる「赤い緑、黄色い青」という作品。様々な色の光が当てられ、留まることなく変化し続ける不思議な絵画。作品の横にある”実験装置’をみてようやく、流転する美しい絵画に、昔理科で習った光の三原色が使われていることに気づきました。

展示エリアは特に順路が決められておらず、子どもたちが自由に興味の赴くままに作品を見て回れるのもポイント。ひとつの作品をみて、前の作品が気になったら戻ってもよし。子どもたちの思いつきや衝動を大切にする姿勢を感じました。

子どもたちの無限の想像力・創造力が発揮される「COSMOS(コスモス)」

続いてのフロアは、子どもたちが、テーマをもとに自分が考えたこと(ひらめき)を形に表現して遊ぶエリア、「COSMOS(コスモス)」。

エリアは作業場に囲まれていて、子どもたちは、テーマシートに書かれたひとつの問いをもとに、好きな素材を使って自分の作品をつくることができます。そして、できあがった作品をステージ上に並べると、他の人の作品との調和が生まれ、全体で1つの大きな作品になるという場所です。

並んだ作品をみてみると、むちゃくちゃクリテイティブティに富んでいてひとつひとつがチャーミング! 自由でカラフルな子どもたちの想像力が炸裂し、創造されてるさまを目撃しました。

また、子どもたちがつくった作品は、並べて終わり終わりではなく、天井に設置されたセンサーでスキャンされ、近い作品が光の線によってつながれたりします。子どもたちが人のアイデアと自分のひらめきの違いを比較したり、全体を見渡すことで、自分の考えたことを振り返ることができるのも、子どもたちの発見を促すデザインとなっています。

アイデアを発信する! 動画やアニメーション制作をつうじて、伝える・伝わる体験が得られる「PHOTON (フォトン)」

3つ目のフロアは、映像や写真、アニメーションを使って、考えたことを発信できる「PHOTON(フォトン)」。映像制作を通して、自らの発想や創作をストーリーとして組み立て、他の人にイメージを共有し、伝える・伝わるという体験を得ることができるエリアです。

他の2つのフロアでは、新しい発見に出会ったり、自分の想像をカタチにしたりしますが、このフロアでは伝えて繋がるというのが狙いだそう。

私も、実際にiPadでコマ撮りをして、物体を動かして超ショート・ショートフィルムを制作してみました。たった3分くらいのことだったけれど、これがとっても楽しかったです。ちょっとした思いつきを手軽にすぐつくることができ、今の子どもたちにとっては、動画やアニメなども普通のコミュニケーションの手段なのだと感じました。

利用された人たちが残した感想メモ。子どもも大人も動画制作を通じていろんな体験をした興奮が伝わってきます。

ひらめきは、発見だけではない。それは感動やワクワクへの入り口。

「ひらめきをカタチにする」というコンセプトのAkeruEで、さまざまな体験をしながら思ったのは、ひらめきって、新しい発見のことだけではなく、「ある対象をみたときに、どうワクワクできるか?」の考え方や手段、それを支える知識のことではないか、ということでした。

AkeruEから家に帰ってからも、何かひとつの事象をみたときに、様々な角度から考えてみようと思ったり、これは科学的に考えると……とか、これを映像にすると……? など、AkeruEで得た体験によって、じわじわと揺さぶりをかけられているところです。

大人の私でもそう感じるということは、きっと柔軟な子どもたちは、もっと大きく視野が広がるのではないかと思います。百聞は一見に如かず。ぜひ、ご家族やご友人と実際に体験してみてください。

鈴木 真理子

Author鈴木 真理子(Public Relations/広報)

大学卒業後、音楽誌や女性誌など5年間の雑誌編集を経て渡英。英国イーストアングリア大学で翻訳学修士を取得後、翻訳業界を経て、2012年よりロフトワークに所属。
FabCafe主催のグローバルアワード「YouFab Global Creative Awards」の立ち上げメンバーであり、2012-2018の6年間メインディレクターを務める。他にもFabCafeを中心に、多様な文化とクリエイティブが混ざり合うグローバルプロジェクトやイベントを担当。現在は、ロフトワークのコーポレートPRのほか、FabCafe TokyoのPRを担当している。
最近の日課は、「スタートレック」シリーズを必ず1話見ること。

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