審査員に深澤直人、谷尻誠、吉田愛、柴田隆寛らが参加 「街なかをピースにするデザイン」にチャレンジ

ロフトワークが広島県とともに行なっている「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021」は、県内事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクトです。

プロジェクトでは、2021年4月12日(月)より、参加事業者のお題に対し、共に新たなものづくりに挑戦するデザインパートナーを募集します。

プロジェクトのテーマは「街なかをピースにするデザイン」。原爆の投下により、壊滅的な状況から復興を成し遂げた平和拠点として世界中から認知される広島県は、これからも平和に貢献していく使命があると考えています。広島デザインについて考えていくうえでも「平和」というキーワードは不可欠な要素「piece(ピース)」ととらえ、テーマの中心に「Peace(平和)」を据え、世界に発信できる街なかの空間や設置物等の開発に挑みます。

審査員長にデザイナーの深澤直人氏、審査員には建築家の谷尻誠氏と吉田愛氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE)、編集者の柴田隆寛氏が参加しています。

エントリー詳細は、ロフトワークの運営する共創プラットフォームAWRDよりご確認いただけます。

募集概要

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021 は、「街なかをピースにするデザイン」をテーマに、広島県の事業者が主体的に「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で空間や設置物等の開発に挑戦するプロジェクトです。

デザインパートナー募集テーマ「街なかをピースにするデザイン」

■応募資格
2021年9 月までプロジェクトに参加できること。
※原則本プロジェクトへの参加を途中で辞退することはできません。
本プロジェクトに関して事業者との協業の意志があること。

○個人またはグループは問わない
○年齢・性別・国籍は問わない
○学生、会社員、自営業などステータスは問わない

■提出物
1. アイデアシート
2. ポートフォリオまたは実績のわかる資料
3. 応募フォーム入力情報
※応募にはAWRD のユーザー登録(無料)が必要です。
提出物を用意の上、応募フォームより応募してください。

■応募費用
無料

募集要項などのエントリー詳細は以下よりご確認ください。
URL:https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021

■ スケジュール(予定)
※スケジュールは変更になる可能性があります。

デザインパートナー募集:2021年4月12日(月)~ 5月30日(日)
事業者プレゼンテーション(オンライン):2021年4月22日(木)17:00~19:00(事業者×クリエイター)
審査結果:2021年6月14日(月)
合同ワークショップ:2021年6月22日(火)〜 6月23日(水)の2日間(会場:イノベーション・ハブ・ひろしまCamps)
開発・実装期間:2021年6月中旬~8月下旬
発表・報告会:2021年8月下旬~9月上旬頃を予定

主催:広島県 運営:ロフトワーク パートナー:AWRD

参加事業者紹介

「街なかをピースにするデザイン」に挑戦する、7事業者を紹介します。

1. カミハチキテル-HEART OF HIROSHIMA-

お題: 空きスペースを活用する商業空間のデザイン

ピースにしたい対象物: 商店街のぽっかり空いた壁面を変身させる店舗什器

2. 株式会社コンパス

お題: 蚤の市を象徴するテントのリデザイン

ピースにしたい対象物: 屋外イベントで使用可能なモバイルテント

3. 株式会社スマートコムシティひろしま

お題: 広島を元気にするデジタルサイネージのデザイン

ピースにしたい対象物: 広島中心部にある最大18 台のデジタルサイネージ

4. 株式会社ダイクレ

お題: 人が立ち止まりたくなる水辺のデザイン

ピースにしたい対象物: 橋や川沿い、海沿いに設置される人用の横断防止柵

5. 株式会社ディーネット

お題: 多目的防水ボックスのデザイン

ピースにしたい対象物: 豪雨等災害時の浸水被害を抑える防水ボックス

6. 広島電鉄株式会社

お題: 親子で一緒に楽しめる多目的遊具のデザイン

ピースにしたい対象物: 芝生広場に設置する、使い方がひとつに限らない遊具

7. RiverDo! 基町川辺コンソーシアム

お題: 川を眺める時間のデザイン

ピースにしたい対象物: 街なかを流れる川をただ眺める、そんな時間に寄り添えるようなチェア

事業者プレゼンテーションイベント

事業者とクリエイターが集うイベントをオンラインで開催します。事業者側からお題の紹介と本プロジェクトへの想いを直接語ってもらうことで、クリエイターのインスピレーションやモチベーションにつなげます。また「広島のデザインとは何か」について考える場でもあります

■日程:4月22日(木)17:00〜19:00
■申し込みはこちら: https://meetup-hdc2021.peatix.com/

 

審査委員長 深澤直人氏からのメッセージ

ピースという言葉から「平和」をイメージする人は多いと思います。広島から発せられるピースとなればなおさら平和や反戦といったイメージが強いかもしれません。しかし今回のデザインのテーマは「『街なか』をピースにするデザイン」ですからむしろ「デザインで住みやすく美しい街を作りましょうよ」という広島県からのメッセージにも聞こえてきます。
デザインという言葉も昨今では曖昧でポジティブな捉えられ方だけではなくネガティブに捉える人も少なくありません。自然の中にデザインされた人工物が置かれたりすると「何もしないでそのままがいいのに」とデザインされたものに眉をひそめる人も少なくありません。
この、広島の試みに賛同し参加していただく事業者やデザイナーの皆さんには、まずデザインありきからスタートせず、いい街にとって何が必要で何が不要なものか、から考えていただければよいのではないでしょうか。この街で営まれる生活の中で何が魅力的なモノ・ゴトで、何に人は違和感を感じているかを考えることからはじめてほしいと願っています。
「街なか」を考える上で大切なことが二つあると思います。一つは各々が創造したもの(建物や公共物を含む)双方がコンフリクト(対立)を起こしてしまうこと。よかれと思って作ったもの同士が対立して全体の調和を乱してしまうということです。もう一つは街や社会はインティグレート(統合)されたものでなければならないということです。全体(環境)から生活の部分を考える謙虚な姿勢が必要となります。「街なかの平和」にとって何が最適解かを導き出すことが今回のプロジェクトの鍵だと思います。人は美しい方に向かって歩んでいく感性を持った動物だと思います。無意識に感じている幸せとは何かを自覚してこのプロジェクトに取り組んでほしいと思います。

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