サステナビリティに取り組む人々のための小休止の場を、デジタルアーカイブ化

ロフトワークは、株式会社三井住友フィナンシャルグループが運営する、環境・社会課題解決に取り組むコミュニティ「GREEN×GLOBE Partners」(以下GGP)の企画運営に2020年より携わってきました。

2023年7月に、GGPの3周年を記念し、三井住友銀行 ライジングスクエアで「ちきゅうのみちくさ展」を開催しました。本イベントは、展示とトークセッションで構成され、持続可能な社会の実現に向けて取り組むプレイヤーたちが、サステナビリティを普段とは少し異なる角度から捉え、向き合い方を再構築し、ポジティブに捉え直せる体験を提供することを目指しました。会場には、7組のアーティストや活動家による、私たちに普段とは違う角度で社会や地球環境を捉えるきっかけを与えてくれる作品を7点展示。SDGsに代表される、「ゴール」に向けて日々チャレンジし一直線に奔走する中で、ともすれば見失ってしまう課題の本質や個人の感情を改めて見つめ直し考える、サステナビリティの寄り道のようなひとときを生み出しました。

会期中は、GGPのパートナーをはじめ、たくさんの方々にご来場いただきましたが、本イベントをより多くの方に持続的に届けるために、展示作品をバーチャル体験できるアーカイブサイトを開設しました。オンライン上でアート作品やプロジェクトを鑑賞し、展示会場を巡っているような体験をしていただくことができます。サステナビリティに取り組む全ての方々が、みちくさのように立ち返る場所として、ぜひご覧いただければと思います。

GREEN×GLOBE Partners 3周年記念 ちきゅうのみちくさ展 寄り道して考えるサステナビリティ

みちくさをしたことはありますか?
いつもと違う道を通ったり、わざと遠回りしたり、少し立ち止まったり。目的地に向かう途中でのみちくさは知らない景色を見せてくれたり、思いもよらぬ発見を与えてくれたりしたはずです。本企画は、サステナビリティについてみちくさしながら考える展覧会です。

ちきゅうのみちくさ展 ステートメントより

>>【PROJECT】サステナビリティの難しさを、クリエイティブな見かたで解きほぐす

アーカイブサイトの見どころ

  • 展覧会の3Dバーチャルツアー
  • サステナビリティやみちくさにまつわるアイデアのヒント
  • 展示会場の什器にまつわる取り組み
  • トークセッションのアーカイブ映像(多様なステークホルダーと交わした、これからのビジネスのあり方)

GREEN×GLOBE Partners(GGP)について

株式会社三井住友フィナンシャルグループが運営する、環境・社会課題解決をテーマに活動するコミュニティです。GGPの活動目的は、幅広い企業に向けて環境・社会課題に関する意識醸成を図ること。そして、志を共にする仲間が集い、学び合うことで課題解決に向けた新たなアクションが、このコミュニティ内から創発することを目指しています。

Staff Credit
クライアント:株式会社三井住友フィナンシャルグループ
プロデュース:棚橋 弘季、福田 悠起

アーカイブサイト制作:
プロジェクトマネージャー/クリエイティブディレクション:安永 葉月
情報設計/クリエイティブディレクション:東郷 りん、奥田 蓉子
設計・構築ディレクション:長野 彩乃
デザイン:株式会社ニコットラボ
コーディング実装:坂田 一馬(Good rings)

企画展示:
プロジェクトマネジメント:奥田 蓉子
クリエイティブディレクション:山田 麗音、東郷 りん、谷 嘉偉、安永 葉月(以上、ロフトワーク)
会場構成・什器デザイン:寺田 英史(tamari architects)
什器デザイン・什器制作:門井 慈子(株式会社飛騨の森でクマは踊る)
什器製作・施工:株式会社 昭栄美術
アートディレクション・グラフィックデザイン:黒丸 健一(homesickdesign)
キュレーション・ライティング:寺内 玲、松岡 大雅(studio TRUE)
参加アーティスト:東 樫、岩崎 広大、Kanna Momose + Kohei Ito、キュンチョメ、長谷川 愛、宮田 明日鹿
撮影:大竹 央祐

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Layout ディレクターの野島稔喜が、
静岡文化芸術大学のゲスト講師を務めます