ロフトワークでは毎年、メンバーの挑戦と可能性を称える社内アワード「UNLOCK AWARD」を実施しています。

2026年は、各事業部リーダーから推薦された15名の候補者の中から6名を選出しました。今年のテーマは「THE UNLOCKER」。既存の枠組みや、「ここまで」という見えない限界を越え、新しいビジネスや表現のステージを切り拓いた人、あるいは、それを支援し、周囲の可能性をひらいた人。そんな姿勢を体現したメンバーを称えました。

「UNLOCK AWARD」について

ロフトワークが掲げるメッセージのひとつに、「Unlock Potential」があります。人・組織・地域・社会に眠る可能性をひらくこと。そして、「Creativity within all」 すべての人のうちにある創造性を信じること。

私たちは、プロジェクトを通して関わる人々のクリエイティビティをひらいていくことを生業にしています。だからこそ、自分たち自身もまた、日々Unlockされ続ける存在でありたい。UNLOCK AWARDは、その姿勢を内側から育てるための取り組みでもあります。

寄せられた推薦コメントで共通していたのは、自発的に・自ら・勝手にという言葉が繰り返し登場したことです。誰かに頼まれたからではなく、面白いと思ったから、必要だと思ったから…… ひと手間を惜しまず、未知にも踏み込む。

そしてもうひとつ共通していたのは、楽しそうにやっていることでした。プロジェクトを推進する中で、苦しい局面がないわけではありません。だけれど、遊ぶように試し、学びを共有し、周囲を巻き込んでいく。その姿勢が、「この人がいなければできなかった」というクライアントの言葉や「精神的支柱」というチームからの評価につながっていました。

UNLOCK AWARDは、大きな成果だけを評価する賞ではありません。頼まれごとを超えて動くその積み重ねが、結果として境界を越え可能性をひらいていく。その姿勢を称えるアワードです。

授賞式会場

授賞式は京都と渋谷を繋いで実施

副賞のトロフィー

副賞のトロフィーは、2年前に同賞を受賞した室諭志が制作。「トロフィーのイメージはなんにでもなれる可能性の卵。卵とはとても言えない大先輩にも贈呈させていただきましたが… 笑。どうせなら、自社らしいものを、ということでFabCafeの設備をフル活用してオリジナルトロフィーを制作しました! by 室」

受賞者

受賞者には、「会いたい人に会いにいく」「憧れの人と何かやる」「作ってみたかったものを作る」ための費用が支給されます

受賞者紹介

高橋 ナオヤ

高橋 ナオヤ(クリエイティブディレクター)

ブランディングデザイン会社でグラフィックデザイナーとして経験を積んだ後、ロフトワークにジョイン。グラフィックやWEBデザインといったコミュニケーションツールの開発から、アプリケーションのUXUI設計とデザイン監修、企業ブランディング、地域文化プロジェクトまで幅広く手がける。生活における当たり前を創造することを目指し、デザインの力で社会に新たな価値を生み出し続けている。大阪出身。

Profile
山﨑 萌果

山﨑 萌果(クリエイティブディレクター)

大阪府出身。幼い頃から教員を志し、教育を学ぶため大学では1年間フィンランドに留学。卒業後は島根県益田市の地域教育ベンチャーで、教育魅力化コーディネーターとして探究学習の授業設計や中高生向けサードプレイスの運営に従事。
好奇心を大切に、自らもプロセスの中に飛び込み、周囲を巻き込みながら共につくる「ジェネレーター」としての在り方を、教育の枠を越えて実践したいと考え、2023年ロフトワークに入社。多様なプレイヤーを巻き込んだイベントの企画運営、研修プログラムのワークショップデザインやファシリテーションが得意。
社会教育士・米国PMI®認定CAPM®保有。
趣味は自炊。時折、花屋。

Profile
片平 圭

片平 圭(MTRL クリエイティブディレクター)

美術大学でファッションデザインを学んだ後、アパレルのコレクションブランドで企画生産管理、店舗運営に従事。
その後、素材やものづくりの新たな可能性を探求するためロフトワーク/MTRLに入社。
製造業や素材メーカーの新規事業開発やブランディングの支援、共創コミュニティの企画運営、またXRなどの先端技術に関するコンテンツ制作やアワード運営など様々なプロジェクトに携わる。2023年度より株式会社博展と共に、資源循環に課題を持つ素材や未利用資源を題材に、デザインのアプローチで「素材起点のものづくり」を推進する素材大喜利集団「CURARI-ZA(くらり座)」を立ち上げる。

Profile
小川 敦子

小川 敦子(アートディレクター)

ロフトワーク京都 アートディレクター。1978年生まれ。百貨店勤務を経て、生活雑貨メーカーにて企画・広報業務に従事。総合不動産会社にて広報部門の立ち上げに参画。デザインと経営を結びつける総合ディレクションを行う。その後、フリーランスのアートディレクターとして、医療機関など様々な事業領域のブランディングディレクションを手掛ける。そこにしかない世界観をクライアントと共に創り出し、女性目線で調和させることをモットーにしている。2020年ロフトワーク入社。コンセプトメイキング、組織デザイン、コーポレート・ブランディング、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)、都市戦略デザイン設計を主な得意領域とし、経産省中部経済産業局、大垣共立銀行との共同プロジェクト「東海サーキュラープロジェクト」(2021-2022)、「椙山女学園大学リブランディング設計」(2022)、文化と経済の好循環を創出する京都市都市戦略2050年都市構想案提唱(2023-2024)等。現在は、共にある社会の在り方を描くロフトワーク自社プロジェクトAruSocietyのプロジェクト設計、アートディレクションを主に担当し、京都、大阪、東京の3都市を接続する都市コモンズを醸成中。

Profile
野島 稔喜

野島 稔喜(Layout ディレクター)

株式会社ロフトワーク Layout ディレクター。静岡県浜松市出身。静岡文化芸術大学大学院デザイン研究科修了。大学院時代は、中心市街地の公共空間における人々のアクティビティ創出のデザイン活動や、山口情報芸術センター[YCAM]でインターンとして「食」のワークショップ空間のオープンと運営に携わった。修了後、建築設計事務所や研究者との実践的なプロジェクトを経てロフトワークに入社。場作りのプロジェクトやミュージアム運営を経て、現在は、ComoNeの運営統括として、日々ワクワクする企みを形にしている。

Profile
国広 信哉

国広 信哉(シニアディレクター / なはれ)

美術展やVIのグラフィックデザインを7年間手掛けたのち、2011年ロフトワーク入社。ロフトワーク京都ブランチの立ち上げに従事。企業や省庁の新サービスの顧客開発や、新技術の用途開発などの機会領域を社会に問いながら探っていくプロジェクトが得意。主な担当に、高齢社会の機会領域を探る基礎調査「Transformation」、オンライン融資サービス「ALTOA」顧客開発、成安造形大学特別授業「デザインdeath」など。米国PMI®認定PMP®。趣味は山のぼり、辺境音楽収集、野外録音。大阪大学人間科学研究科博士前期課程に在籍しながら、デザインと人類学の周縁を研究中。

Profile

なぜ、評価軸を毎年変えるのか?

UNLOCK AWARDは、毎年テーマが変わります。固定された評価軸を設ければ、「これを目指そう」と明確にできます。けれど私たちはあえて、少しずつ軸を変えています。それは、組織が放っておくと同質化していくからです。チームが大きな挑戦をするためには、異なる得意や特性を持つ人が、それぞれの方向に突き抜けていることが重要です。

脱同質性への挑戦。それこそが、個と組織のクリエイティビティをUnlockする鍵だと考えています。今年のテーマ「THE UNLOCKER」は、境界を越え、自ら動き、周囲の可能性までひらいていく姿勢への光でした。

代表の諏訪は、受賞者のひとりについてこう語りました。

ロフトワークは今年で26歳。人間の歳で考えても、社会にでて数年で、ちょっと大人になった気がしてしまう。でも、だからといってわかった気になって挑戦を止めるような組織にはなりたくない。だから、みんなも臆せずチャレンジしてみてほしい。なにか困ったら、僕たちも全力で応援するし、助けに行くから。

来年、どんな可能性がひらけるのでしょうか?
いまはまだ想像はできませんが、それこそが、可能性です。私たちは、仲間のクリエイティビティを信じ、そして社会の可能性をひらき続けます。

懇親会

フードは、KINOKO SOCIAL CLUBさんによるもの。地域で出るコーヒーかすからキノコを栽培・収穫し、料理して味わう

ハンバーガーなどをワンプレートで載せる

キノコのプルドマッシュバーガー、マッシュシェイク、キノコ探究スープ、キノコのフリット、フライドポテト(マッシュルーム マジカル ソルト添え)...... まさにキノコづくし!


キノコの栽培キット

自宅でできるキノコ栽培キット。畑がなくても、都市に住んでいる誰もが生産者になれる

京都で提供されたサンドイッチ

京都では、オフィス近くの“飲めるパン屋”this is ormary storeさんのビッグサイズのフォカッチャサンドを用意。中に隠れた「フェーブ」が当たると、スペシャルプレゼントがもらえる

コラム

副賞のトロフィーの写真

ロフトワークの社内表彰制度である「UNLOCK AWARD(アンロック アワード)」の発表会を終えました。本記事では、ロフトワークの社内アワードを取り上げ、私たちの挑戦や、大切にしている組織のあり方について紹介します。

>>社内表彰『UNLOCK AWARD』を終えて

執筆・編集:岩沢エリ/宮崎真衣(ロフトワーク)