ロフトワークのソリューション
未来を創造する大学へ
大学変革支援プログラム
人口減少時代にも必要とされる、未来を創造する大学へ変革するために。私たちはこれまで100以上もの大学に向けて、パーパス策定やCI/VI構築、リブランディング戦略策定と実装、新校舎や新学科立ち上げ支援、コミュニケーション戦略からWebリニューアルやコミュニケーションツール制作まで、様々なアプローチでご支援してまいりました。これまでの実績を活かし、あなたの大学変革を共に実現する外部パートナーとして伴走します。
ABOUT
いま必要なのは従来路線のイメージアップではなく、 本質的な価値の再定義
今日の大学は、これまでにない複雑な課題に直面しています。少子化による志願者数の緩やかな減少傾向は、多くの大学にとって無視できない現実となっています。同時に、急速に変化する社会のニーズに応える教育内容の更新や、研究成果の効果的な社会還元も求められています。さらに、グローバル化の進展は、国際的な競争力の強化を必要不可欠なものにしています。
これらの課題に対し、多くの大学では広報活動の強化やブランディングの刷新に取り組んでいます。確かに、大学の魅力を効果的に伝えることは重要です。しかし、表面的なイメージアップだけでは、今日の複雑な状況に十分に対応できないのではないか、という懸念も生まれています。
大学の本質的な価値を再定義し、教育、研究、そして運営のあり方そのものを見直す時期に来ているのかもしれません。イメージ刷新目的のリブランディングを超えた、大学全体の変革を考える必要性が、徐々に認識され始めています。
ロフトワークの大学変革支援プログラム
私たちの「大学変革支援プログラム」は、単なるイメージアップではなく、大学の本質的な変革を実現する包括的なアプローチを提供します。
- 長期的視点
中長期的な伴走型支援で持続可能な変革を実現 - 多様な連携
学内外のステークホルダーとの協力体制構築を支援 - 本質的変革
大学の機能と価値の再定義による競争力強化
Program
伴走プログラム例
たとえば、以下のような支援アプローチをご提案しています。
未来志向の戦略立案と組織づくり
大学の理想的な未来像を共に描き、それを実現するためのビジョンを策定します。人類学的アプローチから、創立から現在にいたるまでの大学が積み上げてきた価値を再考し、未来に向けた価値を再定義し、イノベーションを促進する組織文化の醸成と、変革を推進する体制づくりを支援。大学全体の変革マインドを高め、未来に向けた適応力を高めていきます。
教育プログラムと学習環境の刷新
社会ニーズに応える学際的プログラムの開発を支援し、学生の創造性と問題解決能力を育むカリキュラムを設計。対面とオンラインを効果的に組み合わせた学習環境を構築し、他大学との連携も促進。魅力的な教育プログラムを実現します。
研究活動の活性化と社会貢献の強化
産学官連携の仕組みづくりを通じて、研究成果の社会実装を加速。戦略的な情報発信を強化し、研究ネットワークの拡大も支援します。これにより、大学の研究力と社会的価値を向上させます。
統合的なブランド戦略とステークホルダーとの関係強化
大学の強みを活かした独自のブランドストーリーを構築し、他大学との差別化を図ります。学生、卒業生、企業、地域社会など、多様なステークホルダーとの関係強化戦略を立案。様々なチャネルを活用した効果的な広報活動を展開し、大学の総合的な価値を高めます。
Support Cases
私たちは大学の特性や課題に応じて、教育プログラムの刷新、ブランディングの再構築、産学連携の促進、国際的なネットワークの活用など、多角的なアプローチで大学の変革を支援しています。

立命館大学
創発性人材育成のための新たな学習プログラム開発
学園ビジョンを体現する学びの具現化を目指し、「QULTIVA(カルティバ)」という課題解決型学習プログラムを開発しました。先行事例やインタビューを通じて理想の学生像を定義し、これからの時代を生き抜くためのマインドとスキル習得を支援するプログラムを構築。大学の理念と社会のニーズを結びつける新たな教育アプローチを実現しました。

椙山女学園大学
100年続く教育理念の再構築とリブランディング
創立から100年以上の歴史を持つ椙山女学園大学と共に、変化する社会における女子大学の意義を再定義しました。「人間になろう」という教育理念を現代的に解釈し直し、大学の強みと社会のニーズを結びつけるブランディング方針を策定。歴史ある大学の価値を未来に継承しつつ、新たな魅力を創出する取り組みを支援しました。

京都大学
産学官連携を促進する情報プラットフォームの構築
京都大学の産学連携を担う京大オリジナル社と共に、産学連携プラットフォーム「Philo-」(フィロ)を立ち上げました。技術と人文学の視点を融合させ、企業と大学の多様な分野をつなぐ新しい協働の場を創出。大学の研究成果を社会に還元し、イノベーションを促進する仕組みづくりを支援しました。
あなたの大学の特性に合わせたプログラム提案
似ていることはあれど、全く同じ状況・課題をもつ大学はありません。私たちは、各大学の独自の課題、強み、目標に合わせてプログラムをカスタマイズし、ご提案しています。たとえば、以下のように重視する傾向によっても変わってきます。
- 研究重視型大学:研究力強化と産学連携の促進に重点を置いたプログラム
- 教育重視型大学:特色ある教育プログラムの開発と革新的な学習環境の整備に注力
- 地域貢献型大学:地域社会との連携強化と特色ある学部開発を中心とした支援
これらは代表的な例ですが、実際のプログラムはみなさんの大学の具体的なニーズや目標に基づいて設計されます。あなたの大学に最適なアプローチについては、無料相談でもお話ししています。
Q&A
よくある質問
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- 教職員の理解と協力を得るのが難しいと考えていますが、どのようにサポートしていただけますか?
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教職員の理解と協力は変革の成功に不可欠です。私たちは、ワークショップやセミナーを通じて変革の必要性とビジョンを共有し、教職員の方々の意見も取り入れながらプログラムを進めます。また、変革の各段階で小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションの維持と協力体制の構築を支援します。
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- 短期的な成果は期待できますか?
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大学の本質的な変革には時間がかかりますが、広報戦略の改善やカリキュラムの部分的刷新など、比較的早期に効果が表れる施策も組み込みます。具体的な目標と時間軸は、個別の状況に応じて設定いたします。これにより、長期的な変革への動きを維持しつつ、短期的な成果も実現します。
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- 私たちの大学特有の課題や強みに、どのように対応していただけますか?
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各大学の歴史、特徴、そして直面している固有の課題を深く理解することから私たちのプログラムは始まります。貴学の強みを最大限に活かし、課題に的確に対応する変革プランを共に作り上げていきます。画一的なアプローチではなく、貴学の独自性を尊重し、それを新たな価値創造の源泉として活用します。
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- 大規模なプロジェクトの経験が少ないのですが、スムーズに進められるでしょうか?
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多くの大学様が同様の懸念をお持ちですが、ご安心ください。私たちのプログラムは、貴学の担当者様と私たちのチームが協力して進めていくことを前提としています。貴学についての深い理解をお持ちの担当者様と、私たちの変革支援の経験やノウハウを組み合わせることで、効果的にプロジェクトを進めることができます。また、プロジェクトの各段階で必要なサポートを提供し、定期的な進捗確認と調整を行うことで、円滑な実施をサポートいたします。
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- なぜ外部の支援が必要なのでしょうか?
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大学を取り巻く環境が変化する中、内部の視点だけでは見落としがちな課題や機会があります。私たちは多数の大学との協働経験を活かし、客観的な視点と革新的なアプローチを提供します。これにより、より効果的な変革を実現できます。