2016年1月12日、USIO Design Projectから、沖縄県石垣島を訪れた人を対象にした石垣島でできる体験や観光スポットをみつけるための新しい観光ガイド「ISHIGAKI NOW」が公開されました。
USIO Design Projectとは、沖縄県石垣市観光文化課が主催する、石垣島の魅力をデザインの力で再発見していくプロジェクトで、これまで世界中から400人以上のクリエイターが参加してきました。ロフトワークは2013年のプロジェクト立ち上げ当初から支援し、第1弾「#01 名産品をリデザインする」(2013)、第2弾「#02 旅をリデザインする」(2014)と活動を続けています。
そしてこのたび「#03 物語を編みなおす」をテーマに、石垣島の新しい観光ガイド「ISHIGAKI NOW」がスタートしました。

「ISHIGAKI NOW」について

「ISHIGAKI NOW」は、石垣島でできる「体験」にフォーカスした新しい観光ガイドです。これまでのUSIO Design Projectでの活動を通して再発見してきた「石垣島らしさ」「石垣島ならではの体験」を、これまでコラボレーションをしてきたクリエイターだけではなく、石垣島の方はもちろん、島外から訪れる観光客の方、そして年間25万人以上が訪れる台湾人観光客にもより知ってもらうために生まれました。
Webサイトは、すべての記事が中国語(繁体)に対応し、サイトを訪れた時間帯に合わせたコンテンツが表示されることで、その時間帯でのおすすめの体験を知ることができるように構成されています。

特徴

2013年より続く「USIO Design Project」を通じて見えてきた、石垣島の隠れざる魅力の数々。石垣島ではどんな「体験」ができるのか、どう「体験」するともっと楽しめるのか。
石垣島は既に観光地として知名度が高いため、これまでの観光ガイドとは異なる切り口から、「今石垣島にいる人」「体験」をベースにした石垣島の魅力を伝えることに注力しています。
コンテンツは写真を中心に400字程度にまとめ、石垣島を訪れた人が実際に旅をしながら気軽に見てもらえるように構成しています。

石垣島は、沖縄本島から400km離れているのに対し、台湾からは270kmと非常に近い場所に位置しています。増加する台湾からの団体ツアー観光客に向けて、個人旅行でこそ楽しめる「石垣島らしい体験」を知ってほしい。その思いから「ISHIGAKI NOW」はすべて中国語(繁体)に対応しています。

また、石垣島と石垣島の訪問者が繋がり続ける接点のひとつとして、Instagramを運用しています。#ishigakinowのハッシュタグをつけた投稿を島民や観光客にも呼びかけ、すでに800件以上の写真が投稿されました。石垣市観光文化課職員が運用するISHIGAKI NOW公式アカウント@ishigaki_nowより、石垣島の暮らしの1シーンや、地元ならではのコンテンツを伝えていきます。

https://www.instagram.com/ishigaki_now/
アカウント:@ishigaki_now、ハッシュタグ:#ishigakinow

今後の展望

「ISHIGAKI NOW」のリーフレットを制作し、実際に石垣島の訪問者と「ISHIGAKI NOW」の接点を増やすことを計画しています。ホテルの客室内や、レンタカーの受付など、旅の発着点となる場所での配布を予定しています。

プロジェクトチーム

エディトリアル&クリエイティブディレクション:ルーカス B.B(PAPERSKY編集部 from 東京)
編集:高瀬 尚也(PAPERSKY編集部 from 東京)
撮影:山平 敦史(from 東京)
ライティング:松島 由布子(モモト編集部 from 石垣島)
Webディレクション:北川 ふくみ(Gear8 from 北海道)
ロゴデザイン:本田 篤司(Sekilala from 大阪)
プロジェクトマネジメント&アートディレクション:寺井 翔茉(loftwork from 東京)

ロフトワークについて

ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。

株式会社ロフトワーク 広報:pr@loftwork.com

Keywords

Next Contents

昨年度滞在制作作品が多数の映画祭で入賞。
延岡発、縦型ショートムービーに特化した映像祭の第2回を開催!